前回、肺は天空の大気から気を体内に取りいれ気を充実させていることをお話しましたね。肺の行う呼吸によって人体は自然とつながっているのです。
このことは、気の医学である東洋医学においては、とても重要なことなのです。
そこで、今日は、この呼吸の気による“つながり”についてお話しますね。
なぜ、呼吸の気なのでしょうか?
そう、人体のはたらきには、意識的に動かすことができるものと 意識的に動かせないものがありますよね。意識的に動かせないものというのは、心臓の拍動や胃腸の筋肉など自律神経系のはたらきによるものですね。
それでは、呼吸はどうでしょうか?
意識して止めることも早くすることもできますよね。
ところが、「はい、吸って。はい吐いて、はい吸って…。」って意識しなくても、ちゃんと呼吸筋は肺や気道と連携して動いてくれています。
つまり、呼吸は、意識、無意識の両方において、はたらくものなんです。
さて、私たちは普段、無意識のうちにいろいろなことを処理してしまっています。
いま、こうしてパソコンに向かい、パソコンを操作しているときも、
「マウスを動かし…、右クリックをして…」
というように、一つ一つの動作において意識はしていないですよね。あたりまえと言えばあたりまえのことですが。
このように無意識に処理してしまっていると、そのことに気がつかないでいるわけです。
呼吸も普段は無意識に行われているので、息を吸ったり吐いたりは気がつかないですよね。
でも、その呼吸に意識を向けてみると、息を吸ったときにお腹が膨らみ、息を吐いたときにお腹がへこむことに気づきます。
じつは、この“気づく”ことが大切なんです。
このようにして呼吸に意識を向け、吸ったり、吐いたりしている呼吸のリズムと、自分の身体の膨らんだりへこんだりする変化を認識することを続けていると、心と体に一体感が生まれてきます。そして、これを続けていると感性が高まってきます。
これが、一つ目の呼吸の気による“つながり”です。
最初にも書きましたが、私たちは天空の大気を体内に取り入れて自然とつながっています。それは同時に、この地球上で呼吸をしている生き物すべてとつながっていることでもあるわけです。
二人以上でひとつのことをするとき、気持ちや微妙なタイミングが一致することを“阿吽(あうん)の呼吸”と言いますね。まさしく、これは呼吸があった状態、息がぴったりということですね。
つまり、気の合う人と、合わない人というのは、つまり息(呼吸)の合う人、合わない人ということなんです。
そのことを無意識的に処理してしまっていると、気の合う人=○、気の合わない人=×という判断で処理し、気の合わない人との関係をせばめてしまっているわけです。
でも、より多くの人との“つながり”を大切にして人生を豊かなものにしていきたいですよね。
そんなときは、相手の呼吸に合わせてあげることです。
初対面で、どう相手に話かけてよいのかわからないときにも、まず相手の呼吸に合わせます。そうすると、自然に安心感がうまれ、スムーズに会話することができるのです。
また、お友達の悩みを聞いてあげるときにも、相手の呼吸にまず合わせます。苦しそうな呼吸をしていたら、自分も同じような呼吸をすることからはじめます。
相手が、察しない程度にペースをあわせます。
意識で分からなくても、無意識はちゃんと反応しているんです。相手を大切に思う気持ちは、呼吸の気によって相手に無意識に安心感を伝えてくれるんですね。
これが二つ目の呼吸の気による“つながり”です。
このように呼吸は“心と体のつながり”、そして“人と人とのつながり”において気を交流させてくれるツールになるのです。
前回にも書きましたが、東洋医学でいう肺は皮膚とそれを覆う気の層も含んでいます。ですから、呼吸の気による「つながり」がよい人では気の層も充実しています。そして、その人は皮膚につやがあり、輝いてみえるのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/31(土) 20:45:34|
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それでは、今度は金星生まれの人の体質についてお話しますね。
金星というのは、七赤金星生まれと六白金星生まれになります。
結論から言うと、金星生まれも土星生まれと同じように、太りやすい体質ですから、やはり標準体重より少し多めぐらいがよいということになります。
七赤金星は、昭和5年・14年、23年・32年・41年・50年・平成5年・14年生まれです。
六白金星は、昭和6年・15年・24年・33年・42年・51年・平成6年・15年生まれです。
いずれも、2月4日から翌年2月3日までになりますので、元旦から2月3日までの生まれの人は前の年の人と同じですから、注意してくださいね。
さて、金星は人体では肺に通じているので、金星生まれの人では肺の体質をもっています。その肺は、呼吸器ですが、東洋医学では身体を覆う皮膚も含んでます。皮膚も皮膚呼吸をしてますからね。
肺は天空の大気から気を体内に取りいれるところです。
人体は肺の行う呼吸によって自然とつながっているのです。ですので、肺は人体中のすべての気を管理しているところというわけです。
前回もお話しましたが、人体は自然の一部であって、自然のリズムと一体化しています。地球の周りは大気で覆われていますよね。人体の表面を覆う皮膚も地球を覆う大気とみなして、肺の一部とみているわけです。
目を閉じて、皮膚に手を当ててみてください。手のひらに温かさを感じますよね。
そして、その皮膚に当てた手を少しずつ軽く浮かせてみてください。
1cm、3cm、5cm、7cm、10cmと少しずつ離していき、今度は再び7cm、5cm、3cm、1cmと少しずつ近づけていってみてください。
そうすると、皮膚の上に何か空気の層のようなものを感じませんか?
そう、私たちの身体は気の層に覆われているんです。
そして、この気の層によって私たちの体は守られているわけです。
もし、この気の層が壊されると、肺が傷つけられ、かぜを引くことになるわけです。
肺が気で充満していると、皮膚とともに気の層が充実するので、身体の外側が膨らみます。
これはちょうど、ゴム風船を膨らませるイメージですね。ゴム風船の中が肺で、風船のゴムが皮膚と考えてみてください。ゴム風船に空気が入ると、ゴム風船が膨らみ大きくなりますよね。
それで、金星生まれの肺の体質では、本来肺が充実する体質なので太めになるわけです。
それでは金星生まれの人の性格傾向は?
金星生まれの肺の体質の人は、考えてから行動するタイプです。
木星生まれの肝の体質の人が行動が先なのとは対照的ですね。
肺のはたらきが充実していると、物事の良し悪しの判断がしっかりとできます。つまり、良いものは取りいれ、良くないものは出すというのが呼吸です。
もし肺のはたらきが弱まると、呼吸が浅く短くなります。このとき、気分が悪いという状態ですね。
肺のはたらきが弱まると、良くないことばかりを受け止めてしまうので、マイナス感情が強くなり、愚痴が多くなります。
皮膚もつやと潤いを失い、ちょうどゴム風船がしぼんだように皮膚は張りがなくなってしまいます。
そして、皮膚を覆う気の層も薄く弱くなるので、実際の体重は減っていないのに見た目には、やせて見えるということになるわけです。
さらにたばこを吸う習慣のある人では、肺のはたらきが弱まると、たばこの本数が増えます。それは、愚痴を言う代わりに煙を吐くわけです。
たばこは肺のはたらきを弱めるとともに消化器である脾のはたらきも弱めます。そのため、金星生まれの肺の体質で、やせている人では、たばこの吸いすぎには注意ですね。
禁煙した人の中には、
「たばこを止めたら太った。」
という人がいますが、肺のはたらきが回復してよい気が入ります。そして、消化器である脾のはたらきも回復して食欲が増すからです。
もちろん、たばこはほどほどであれば、気分転換になるので、まったく止めてしまわなければならないということではないですからね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/30(金) 20:28:50|
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前回、木星生まれの女性で太っている人では、子宮内膜症や子宮筋腫などに悩まされている人が多いことをお話しましたね。
もちろん、木星体質でなくても、逆に言えば子宮内膜症や子宮筋腫などをかかえている人では、肝のはたらきに問題があるということです。
今日は、それについて、もう少しお話しますね。
女性は月経と言って、毎月一回子宮からの出血があります。
これは、卵巣や子宮などの周期的変化が月経をもたらすもので、これを月経周期といっていることはご存知のことと思います。
東洋医学では、人間は自然の一部であり、人間の身体のあらゆるはたらきは、自然のリズムによるものととらえているんです。
ですから、月経も、その名が示すとおり、月の満ち欠けのサイクルの影響によるものというわけです。
新月から月が少しずつ満ち始めます。これは、排卵があってから基礎体温が上がるのと同じです。身体の陽気は内にある腎に向かって注がれていきます。肝からは血が子宮に向かって送られていきます。
満月は月が太陽の光をいっぱいに受けて陽気が充満しているときです。女性の身体もエネルギーが充満し、子宮は肝からの血で満たされます。
妊娠していない場合では、子宮に充満した血は排出されます。これが月経です。
これは、古い血から新しい血に交換して次の妊娠の機会に備えようとするためです。つまり、妊娠には、子宮が新しい血で満たされていることが大切ということですね。
この月経に伴って、身体内部に充満した陽気、つまり熱も血とともに排出され、発散されるので、基礎体温は下がります。
これは、満月から月が欠け始めるときにあたります。そして、少しずつ月は欠けていき、新月を迎えて、再び月が満ち始めるとき排卵になります。 というように、月の満ち欠けのサイクルと同じようなリズムであるということで、実際の
月の満ち欠けと同じということではないですよ。
この月経周期をスムーズにしているのも肝のはたらきによるわけです。
ところが肝がストレスを受けると、ストレスの程度にもよりますが、血の流れが滞ったり、月経周期が乱れたりするわけです。。
若い人ではストレスにより肝のはたらきが支障をきたすと、まず気が滞ります。
気が滞ると、月経前には精神的にいらいらしたり、頭痛や、むくみ、お乳がはったような感じなどが現れます。毎月きまってこれらの症状が発症するものを、「月経前緊張症」あるいは「月経前症候群(PMS)」と言っています。
これは東洋医学的には、肝の気をスムーズにするはたらきがうまくいかなくなったために起こるものと理解できます。満月からなかなか月が欠けないので、エネルギーが充満して発散できないでいる状態です。
この場合、月経が始まってしまえば、血とともに充満したエネルギーも放出されるので、気分もすっきりします。症状もそれに伴って消失するわけです。
このような場合には、前回に紹介した合谷と三陰交へのお灸がよいですね。これらのツボを抑えてみると、跳びあがるような痛みがありますよ。
お灸は、
がお勧めです。
さらに肝のはたらきが悪化して血の流れに支障をきたすと、血は滞ります。
子宮では月経によって古い血から新しい血に交換しているのですが、月経のときに十分に古い血を排出できないでいると、子宮内膜症や子宮筋腫を引き起こします。
子宮内膜症という病気は、一言でいうと「子宮の内腔以外の場所にも子宮内膜が生育している病気」です。子宮内膜は本来自分の身体の中(=子宮の内腔)に存在するものですが、あるべき場所ではないところにもそれが認められるような病気である、ということです。
これは、月経において排出できなかった古い血が、子宮内腔以外の場所に移って停滞したものだと言えます。
、そして、これが月経周期に従って一部が剥がれて、出血や痛みを起こすことになるわけです。
子宮内膜症では妊娠しにくいのですが、それは古い血が停滞しているためです。そして、なんとか妊娠でき、出産すると、それに伴って起こる出血で、内膜症を引き起こしていた古い血も一緒に剥がれ落ちるので、「出産後には内膜症がなくなっていた」ということがよくあるわけです。
また、この古い血が子宮内膜に停滞して蓄積したものが子宮筋腫です。古い血がどんどん蓄積して塊を作ります。
もちろん、これらの病気では、婦人科で専門医による検査や治療が必要になります。そのうえで、それほど重症でなければ、鍼灸や漢方薬による治療も考慮していただけるとよいですね。
そこで、ここでは家庭でできる対処法として、はと麦をお勧めします。
薬局へいくと、はと麦を粉末にしたものやはと麦茶などが売られていますね。
また最近は雑穀米ブームで、その中にも含まれていますね。
はと麦の食べ方については、
が参考になります。
はと麦は、ほかの穀物に比べ、タンパク質を多く含み、アミノ酸のバランスもよく新陳代謝を増進させる効果があります。
はと麦は漢方の生薬名を「よく苡仁(ヨクイニン)」といい、体の中の水分や血液の代謝を促しますので、解毒させる効果があるんです。
さらに、胃腸を整え、腎臓の働きを促し、水分代謝をよくするので、尿の出がよくなり、むくみの解消にもなります。そして、常食すると肌がなめらかになり、シミ、ソバカス、肌荒れの改善にも効果があるので美容にも最適です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/29(木) 15:48:41|
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前回、木星生まれの肝の体質の人が太るのは、“ストレス太り”というお話をしましたね。
今日は、もう少し肝の体質についてお話しますね。
肝は身体が運動するとき、筋肉に血を送ります。つまり、筋肉は、肝から血を受け取って収縮し、そのため関節の曲げ伸ばしができるわけです。
関節の曲げ伸ばしがスムーズだと、気持ちものびのびとしますよね。朝目覚めたときに、伸びをするのも実は肝のはたらきによるんです。
このように肝は身体をスムーズに動かして血の巡りを助けます。身体を動かすことで陽気を発散し、その結果、情緒は安定することができるわけです。
ですので、木星生まれの肝の体質の人では、適度な運動によってストレスも発散されるというわけです。
それが、もし木星生まれの人がデスクワークばかりだと、それ自体がストレスになります。そのストレスを発散するためにどうするかというと、お酒の力を借りることになるわけです。
お酒もほどほどならよいのですが、肝のはたらきが弱って発散できないのをお酒の力を借りるのですから、飲む量が増えれば肝臓に負担になるのは当然ですね。
また肝は筋肉に血液を送るほか、目や爪、そして女性では子宮にも血液を送っています。そのため、もし肝のはたらきが弱まり、肝からの血の供給がうまくいかなくなると、目・筋肉・爪・子宮などに支障をきたすようになるわけです。
木星生まれの女性で太っている人では、肝から子宮への血の供給が滞っているため、月経以上、子宮内膜症・子宮筋腫などを抱えている人が多くいます。(このしくみについては次回にお話しますね。)
もちろん、木星生まれでなくても、肝のはたらきに支障をきたすと、これらの病気に悩まされることになります。
そして、このような人では肝からの血の供給は全身に及んでいるので、全身の血行が悪くなっています。つまり、お肌の血色が悪くなっていて、お化粧ののりも悪いんです。
このような人のお顔は、それを隠すために厚化粧になりがちです。(身の回りにいませんか?太目の体形で、厚化粧した短気で怒りっぽいおばちゃん。)
こういう人では、肝のはたらきを回復し、血行を改善してダイエットに努めることが大切です。
そこで、ここではまず肝のはたらきを回復するツボを紹介しますね。
足の親指と二番目の指の間を上がったところの太衝
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20taisho%20lr3%20taichong%20%20.html は肝のはたらきを高めます。
また、手の甲で親指と人差指の間を上がった骨の付け根にある合谷
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20gokoku%20li%204%20hegu%20.html は滞った気を発散してくれます。
そして、足の内くるぶしの上を上がったところの三陰交
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20saninko%20sp6%20sanyinjiao%20.html は滞った血を流して血液循環を改善してくれます。
いずれも、お灸がよいですね。お灸は、
がお勧めです。
それに、手足の指それぞれの爪の生え際を、親指と人差指で挟むようにしてぎゅっぎゅっと揉むのもよいですね。これが爪揉み療法です。
そして、普段心がけることは、適度な運動でストレスを発散することです。運動と言っても特別なことをする必要はないですよ。ウォーキングで十分です。
木星生まれの肝の体質の人では動くことが本来の体質ですから、ウォーキングがダイエットには最適というわけです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/28(水) 21:58:44|
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前の2回では、土星生まれの脾の体質についてお話しましたね。
この体質の人では太りやすいので、ダイエットでは標準体重を少し上まわるぐらいを目標にするのがよいですね。
それでは、他の体質は?
そこで、今回は四緑木星と三碧木星生まれの木星体質についてお話しますね。
四緑木星と三碧木星生まれの木星体質の人では、やせ型体質ですから、標準体重を下まわるぐらいがちょうどよいので、やせることが健康によい体質と言えます。
四緑木星生まれは、昭和8年・17年・26年・35年・44年・53年・62年・平成8年・17年生まれの人です。
三碧木星は、昭和9年・18年・27年・36年・45年・54年・63年・平成9年・18年生まれの人です。
これら木星生まれの人では肝の体質をもっています。
肝というのは、肝臓を中心として、交感神経・筋運動系統と理解していただくとよいと思います。
東洋医学では、このように臓器の名前は、ただ一個の臓器を指しているだけでなく、関連性をもった全体性の中でとらえています。
さて、東洋医学でいうところの肝は、行動力を発揮します。そのため身体では、よく動く筋肉とつながっているのです。
木星生まれの人では、考えるうより行動が先というタイプですね。
もし木星生まれの人で、「先を考えて、なかなか行動に移せない。」
という人がいたら、その人は肝のはたらきが弱っていると判断できますね。そして、そのとき行動できないことでイライラしたり、ちょっとしたことでつい怒ってしまったりします。
もちろん、これは他の体質の人でも肝のはたらきが弱るとそうなります。
肝が身体の筋肉を使って行動するには、脾の消化器系統で消化・吸収して作られた血を受け取ります。
これは、脾は土で肝は木ですから、木が土から養分を吸収して成長するのと同じです。そのため、土星生まれの脾の体質の人が栄養を貯蔵して太りやすいのに反して、木星生まれの肝の体質の人では、その脾から栄養を血として受け取り、それを筋肉に回して行動するので、やせ型になるのです。
もし肝のはたらきが弱まり行動力が低下すると、脾に貯蔵された栄養が消費されることが少なくなるため太ってきます。
その肝のはたらきを弱める大きな原因はストレスです。つまり、木星生まれの肝の体質の人が太るのは、“ストレス太り”というわけです。
この場合は、肝のはたらきを助けてストレスをうまく回避し、ダイエットに努めることが大切です。
この対策については、次回にお話したいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/27(火) 18:27:29|
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前回は、土星生まれの人は脾の体質で太りやすいことをお話しましたね。土星というのは、八白土星・五黄土星・二黒土星です。
八白土星は、昭和4年・13年・22年・31年・40年・49年・58年・平成4年・13年生まれの人です。
五黄土星は、昭和7年・16年・25年・34年・43年・52年・61年・平成7年・16年生まれの人です。
二黒土星は、昭和元年・10年・19年・28年・37年・46年・55年・平成元年・10年・19年生まれの人です。
これら土星生まれの脾の体質の人では甘い物を好みます。甘味は緩める性質があるので、余計に脾の太る体質に拍車をかけることになるわけです。
もちろん、土星生まれの人だけでなく、他の体質の人でも脾のはたらきが弱まると、甘いものを欲しがりますので、太りやすくなります。
この脾というのは、現代の医学では膵臓を中心とした消化器系統に相当します。
しかし、東洋医学では、消化器である脾のはたらきをひじょうに大きくとらえているんです。
それは、食べ物だけを消化するということではなくて、社会環境・生活家庭環境・職場環境・人間関係など、自分をとりまくあらゆる状況も受け入れ消化するということです。
同じ食べ物を食べるのでも、一人でさびしく食べるのと、気の合う仲間や好きな相手と一緒に楽しく食べるのとでは味は違いますよね。また、登山などされる人はわかりますが、カップラーメンでも、山の上で食べるととってもおいしいですよね。
これは、脾の消化するはたらきに関係していて、楽しい環境や幸せだと感じる状況では脾のはたらきが高まるのです。“しあわせ太り”という言葉もありますよね。
ですから、もし新しい職場や学校になかなか慣れないという人がいるとすれば、それは脾の消化するはたらきが弱いととらえることができるわけです。つまり、これも消化不良というわけです。
そして、程度にもよりますが、このとき、筋肉は硬くなり、表面の皮膚は脹りとつやを失いますので、やつれた感じ、もしくはふけた感じになります。
こういう場合は、脾のはたらきを高める必要があるわけです。
そこで、脾のはたらきを高めるのには、どういうツボがよいかを紹介しますね。
足の内側で、足の親指の先端とかかとの後ろの端を結んだ線の真ん中で押して痛いところにお灸をします。ここは
公孫 というツボです。
お灸は、
というのがありますので、これが使いやすいです。温和な熱感で灸痕は残りません。
皮膚に張りとつやが出てきたら、それが効果の出ている証拠です。
このように、美しさというのは内面を整えることで現れてくるものなんです。
また脾である消化器は、身体の真ん中に位置しています。つまり、真ん中でバランスをとっているんです。そのため、偏りなく何でも食べることが大切なんですよ。
実際の食べ物で偏食の多い人では、考え方にも偏りがでてくるものなんです。(思い当たりませんか?)
このような偏食が多い人でも脾のバランスが悪くなり、太ってきます。これが“偏食太り”です。
食べ物というのは、先ほども書きましたが、自分が受け入れる事柄すべてが食べ物ということです。本を読むにしても、音楽を聞くにしても、映画を見るにしてもそうです。偏食の多い人では、ジャンルも偏ります。
それを治すには偏りなく受け入れるということですから、嫌いな食べ物、苦手なジャンルにもトライして見ることもよいですね。
そうすると、苦手な人とも、うまくつき合えるようになれるかもしれませんよ。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/03/26(月) 16:23:52|
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こんにちは。佐伯です。
私は鍼灸師で、名古屋にある鍼灸の専門学校の講師として、主に東洋医学を担当しています。
そして、東洋医学にもとづいた鍼灸治療を行っています(
http://www3.ocn.ne.jp/~tenshind)。
昨年の夏には鍼灸師、鍼灸学校の学生さん向けに
『東洋医学の理法〜古典医学の基本体系〜』
(たにぐち書店))を出すことができました。
この本は、東洋医学概論の副教材として書き下ろしたものです。
しかし、もっと一般の人にも東洋医学について知ってもらいたいというのが私の願いです。
そこで、今回からこのブログで少しずつ東洋医学の立場から美容と健康に役立つお話をしていきたいと考えています。
まずは女性のやせ願望にお答えして、「やせる」ことについて考えてみたいと思います。
「やせる」は、漢字では、「痩せる」って書きますよね。つまり、ヤマイダレが付きますから、そもそも「やせる」というのは
病気なんです。
東洋医学では、病気の根本は肝・心・脾・肺・腎の五臓のいずれか、もしくはそれらの相互関係によって生じるものと
とらえています(これについては、改めて詳しく説明しますね)。
この「やせる」というのは、五臓のうちの脾の問題になります。
脾というのは、現代医学的には膵臓を中心とした消化器系統と理解してもらえばよいです。食べた物を消化し
栄養を吸収して身体各部に運び、皮下脂肪として貯蔵します。
この脾のはたらきが順調であれば、身体はふっくらと豊満になります。
これに反して、脾のはたらきに支障をきたすと、栄養の吸収や貯蔵がうまく行えないためにやせてきます。
でも、やせてて健康的な人もいますよね。それは何によるかというと、体質です。
体質は何によって決まるかというと、生まれた年の十干・十二支・九星です。
手元に暦があったら見てもらうと、今年は丁(ひのと)・亥(い)・二黒(じこく)土星と書いてあります
(これは2月4日から翌年2月3日までを指しています)。
みなさんの生まれた年にも必ずあります。そして、体質を判断するうえで、特に生まれた年の九星の
影響が強いのです。
九星というのは、九紫火星・八白土星・七赤金星・六白金星・五黄土星・四緑木星・三碧木星・
二黒土星・一白水星で、毎年この順番に巡っています。
このうち、八白土星・五黄土星・二黒土星の三つが土星ですので、このいずれかの生まれの人は
脾の体質をもっています。
脾の体質というのは、健康であれば脾、つまり消化器系統が丈夫だということですから太りやすい
体質です。言い方を変えれば、標準体重より少し多めぐらいがちょうどよい体質だとも言えます。
この体質の人がダイエットをして一時的にはやせたとしても、またすぐに戻ってしまいます。そのため、
土星である脾の体質の人では、太ったりやせたりと体重の変動が大きい人もいますね。
また、無理なダイエットをし続けて標準体重を下回ると、健康を害することになりかねないのです。
「えっ! 私は五黄土星だけど、やせてるよ」
という人がいるかもしれませんね。
その人は、消化器系統が弱いのです。「少し食べただけでお腹が脹ってしまう」、「食べたらすぐに下痢をする」、
「手足が冷えやすい」などの症状があると思います。
こういう人では、脾、つまり消化器を丈夫にする治療が必要です。
「それじゃ、他の体質は?」
という声が聞こえてきそうです。
それについては、次回以降にお話したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
1
- 2007/03/25(日) 22:52:10|
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