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さて、
第24話で、手足の指と経絡との関係を紹介しました。
それで、今回は足の指と経絡との関係について考えてみたいと思います。
足の指をみると、親指は他の4本の指と比較にならないくらい大きいですね。
これは脾経と肝経という二つの経絡が巡っているためです。
脾経は膵臓に連絡する経絡で、消化器系統と関連し、肝経は肝臓と連絡する経絡で、筋運動器系統と関連しています。
脾は消化・吸収によって栄養を取りいれ、これを各組織・器官に運搬していきます。そして、肝は、脾で作られた栄養豊かな血液を受け取って、筋肉を動かします。
つまり、脾と肝の協力があってこそ、“動く”ことができるのですね。
その“動く”ときの第一歩が足の親指というわけです。
ですから、歩くときの重心は、足の裏の親指の付け根のところにくることになります。足の親指で、大地をしっかりと踏みしめるって感じです。
足の第2・3の指は胃経で胃に連絡し、第4の指は胆経で胆のうに連絡していますから、ここも脾とともに消化器系統に関連しています。
つまり、足の指をしっかりと使って歩くことで、消化・吸収して得たエネルギーを消費することになりますから、やはり歩くことはダイエットの基本と言えますね。
歩くときに大切なことは、先ほど書いたように、足の裏の親指の付け根のところに重心がくるということです。
ところが、私たち現代人は、靴をはいて歩くために重心がかかとのほうに、そして、足の外側のほうにかかっている人が少なくないのです。
そのことは、靴の裏をみてみるとよくわかりますよ。
靴のかかとのほうや、外側のほうが磨り減っている人は、歩くときに重心がそちらに傾いているということです。
かかとの内側は腎経という腎臓に連絡する経絡、外側は膀胱経という膀胱に連絡する経絡が巡っています。この腎経と膀胱経は表裏関係です。
これは難解かお話していますが、腎はスタミナを貯蔵しています。かかとに重心がかかった状態で歩くと、その衝撃により腎のスタミナが消耗されますので、体力が低下し、疲れやすくなるわけです。
それから、腎は骨を養い、関節液を管理していますので、腎のスタミナが消耗されると、骨が弱くなり、関節の動きが悪くなってしまいます。
ですから、かかとに重心がかかった歩き方では、膝や腰を痛める引き金にもなるというわけです。
それでは、そのことを確認してみましょう。
まず、つま先のほうで立ってみてください。
つま先のほうで立ったときに、膝の後ろ、腰のところが十分に伸びる感じを感じてくださいね。
それでは、今度は、つま先を挙げ、かかとで立ってみてください。
つま先のほうで立ったときと比べて、どうですか?
バランスをとろうと思うと膝が少し曲がり、腰も少し曲がった感じになりますね。
もし、膝や腰を伸ばそうと思うと、バランスをくずしてしまって不安定になりますね。
それでは、つま先のほうで立った状態で歩くのと、かかと立ちした状態で歩くのとでは、どちらが楽だと思いますか?
そうですね。
かかとに重心がかかった状態で歩くと、膝や腰に負担がかかる感じがおわかりいただけたかと思います。
長年にわたって身に付いているくせですから、すぐには難しいと思いますが、ときどき足の裏の親指の付け根あたりを意識しながら歩くと、少しずつ改善できると思います。
土や砂地の上をはだしで歩くとか、ゲタやぞうりをはくのも足の親指を使うので脾経と肝経の協力関係を強化するには最適ですね。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/29(日) 15:00:03|
- 鍼灸
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さて、前回は肩の力を抜くためには、手首の力を抜き、肘を下げてわきを閉め、胸を張ることだとお話しましたね。
それでも、肩の脹っている人がいますよね。
「私が、そうなんです。」
って声がたくさんの人から聞こえてきそうです。
そういう人では、手の三焦経という経絡が緊張しています。
三焦経という経絡は、薬指の爪の生えぎわから始まり、腕を通って肩、くびを巡っています。
腕の位置の前後関係は、手のひらを前にして気を付けをした状態で前後を定めます。
三焦経は薬指から手の甲を通り、手首の後ろの真ん中、腕の後ろの真ん中、二の腕の後ろを巡って肩の上に続いています。
肺経は肺に連絡する経絡、大腸経は大腸に連絡する経絡、そして三焦経は三焦に連絡する経絡です。
それでは、三焦って何でしょうか?
三焦というのは消化・吸収・排泄の一連のはたらきに関連していますが、とくに水分の九州と排泄に大きくかかわっています。
最近は、
「ドロドロ血にならないように、水分をたくさん摂りましょう。」
「水分を摂ると、血液サラサラ。」
と言われて、やたらと水分を摂っている人が少なくないですね。
もちろん、水分は大切です。
でも、摂った水分の量と排泄される水分の量のバランスが重要なのです。
水分を多く摂って、不必要な水分がきちんと排泄されないと、余分な水分が停滞してしまいます。つまり、水はけが悪いといった状態ですね。
この水はけに三焦経という経絡がかかわっているのです。
ですから、不必要な水分の排泄がうまくいかず、そのうえで水分を多く摂取すると、余分な水分は停滞してしまいます。
この状態が腕の後ろの真ん中を通る三焦経の緊張として現れ、肩まで脹っているのです。
ですから、このタイプの肩こりでは、三焦経にあるツボが効果的です。
肩こりのツボは、
第8話で紹介しました。
そのうち三焦経のツボは、
四涜(しとく)です。
この他に手首の真ん中から指三本ほど上に上がったところに、
外関(がいかん)というツボがあります。
これらのツボを指で押して緊張を緩めると、肩の脹りも緩んできます。
これは、停滞している水分の流れがよくなるからです。
それでは、そのことを確かめてみましょう。
まず、立位体前屈をしてみてください。
どうですか?指先は床につきますか?
手のひらが床につくぐらいだと問題がないので、確かめられませんが、体の硬い人は少なくないと思います。
水はけの悪い人では、体が硬くて指先が床につかないんですよ。
それでは今度は、吸い込んだ息をゆっくりと吐きながら、息を吐いている間、右の
外関(がいかん)というツボを左手の指で押さえてください。それが終わったら同じように吸い込んだ息をゆっくりと吐きながら手を反対にして、左の外感を右手の指で息を吐いている間押さえてください。
これを何回か繰り返してから、もう一度立位体前屈をしてみましょう。
指先は先ほどと比べてどうですか?
指先が床につきやすくなった人はツボ押しの効果が出ています。
あまり効果の出なかった人は、難解か繰り返してやってみてください。
吸い込んだ息を吐きながらツボ押しをするのは、気の流れをよくするためです。
水はけがよくなると、おしっこの量が増えますから、不必要な水分が排泄されることになります。
余分な水分が排泄されれば、それだけ体がしまってきます。
三焦経を緩めて体の柔軟性を回復するとともに、水太りから脱却しましょう。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/27(金) 19:29:31|
- 鍼灸
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前回、爪揉み療法について簡単に紹介しましたね。
この爪揉み療法は、東洋医学における経絡とツボを応用した方法ですが、新潟大学安保徹(あぼとおる)先生の自律神経免疫理論によって科学的な裏づけがされています。
安保(あぼ)先生の著書は数多くあり、この自律神経免疫理論にもとづいた病気の成り立ちや、治療法についてわかりやすく説明しています。
そのなかでもお勧めしたいのが、
です。
なぜお勧めかというと、この本のP97に私の書いたものが掲載されているからです。(これは手前味噌ですね。)
さて、前回にもお話しましたが、手足の爪の生えぎわにあるツボは経絡によって内臓に連絡しているということでしたね。
親指は肺経、人差指は大腸経という経絡がそれぞれ巡っています。つまり、これらの指は肺と大腸のはたらきとかんレンがあるということです。つまり、呼吸器系に問題がある人、下痢または便秘をしている人では、これらの指の動きや感覚に異常が現れたりします。
また反対に、これらの指の使い方が悪いと、気の流れが阻害され、これらの経絡に支障をきたします。そして、さらに肺や大腸にまで影響をあたえることもあるのです。
何かをするとき、よく「肩の力を抜いて」と言いますよね。
それじゃ、“肩の力を抜く”ってどういうことでしょうか?
肩の力を抜くということを考えると、よけい肩に力が入ってしまいませんか?
じつは、肩の力を抜くというのは、手首の力を抜き、肘を下げてわきを閉め、胸を張るということなんです。
いま、パソコンに向かっている人は、試しにキーボートに手両手を置いたまま、肘を横から少し上げてみてください。ちょうど、わきを開く感じです。
そうすると、肩の筋が張っていますよね。どちらかの手で反対の肩の上を触ってみるとよくわかります。
今度は、そこから肘を下げてわきを閉めてみてください。そして胸を張るようにします。
そうすると、肩の筋の緊張は緩むのがわかると思います。
これが肩の力を抜くということです。つまり、手首、肘、肩の関節がすべて関連していますが、それは手の指から始まる経絡の気の流れと関連しているというわけです。
例えば、パソコンを使うときや編み物をするとき、楽器を演奏するときなど、手先を使う場合、初心者では特に指先に力が入ってしまいます。
指先に力が入ると手首は硬くなり、肘が上がってわきが開き、姿勢が悪くなって肩やくびの筋が緊張してしまいます。
ですから、いくら手や腕の経絡にあるツボを治療し、そのときは肩が楽になっても、同じ動作や作業ですぐに元に戻ってしまうことになるわけです。
パソコン、事務仕事、編み物、楽器の演奏などで肩がこってつらい人は、ときどき手首を回し、ぶらぶらさせて脱力し、手の爪の生えぎわを揉んで手の経絡の流れがよくなるようにされるとよいですね。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/26(木) 16:27:52|
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前回は、血圧を下げるための方法として、爪揉むみ療法を紹介しましたね。
爪揉み療法というのは、自律神経と免疫のつながりを明らかにした新潟大学の安保 徹(あぼ とおる)先生と医師である福田先生によって広められた家庭療法です。
まずもむのは、手の指の爪の生えぎわの角です。あまり厳密な位置にこだわる必要はありません。爪の生えぎわをよくもむと、白血球のうち、顆粒球をへらし、リンパ球をふやして、副交感神経が優位になり、血圧が下がります。
この爪揉み療法を効果的に行うために、これを使うのもお勧めしました。
さて、手の指、足の指の爪の生えぎわには、経絡とよばれる気のルートが始まったり、あるいは終わったりするツボがあります。
経絡には、内蔵の名前が付けられていますが、手足の指先にあるこれらのツボは、経絡によって内蔵に連絡しているのです。
そして、ツボというのは内蔵の名前をもった経絡の上に存在し、経絡を流れる気を調整することができるポイントというわけです。
それでは、手足の指にそれぞれどんな経絡がきているのでしょうか?
手の親指…肺 経(肺に連絡する経絡)
人差し指…大腸経(大腸に連絡する経絡)
中指 …心包経(心臓を包むもう一つの心臓に連絡する経絡)
薬指 …三焦経(消化吸収の代謝系統に連絡する経絡)
小指 …心 経(心臓に連絡する経絡)
小腸経(小腸に連絡する経絡)
足の親指…脾 経(膵臓に連絡する経絡)
肝 経(肝臓に連絡する経絡)
人差し指…胃 経(胃に連絡する経絡)
中指 〃
薬指 …胆 経(胆のうに連絡する経絡)
小指 …膀胱経(膀胱に連絡する経絡)
足の裏 …腎 経(腎臓に連絡する経絡)
これを見てもらうと、手では小指に2つの経絡があり、足では親指に2つの経絡があることがわかりますね。
2つの経絡がきている指は、それだけ重要な役割があるということです。
そこで、今日は、手の指について考えてみますね。
剣道をしたことがある人はわかりますが、竹刀(しない)を握るときに大切なのは左手の小指です。他の指は支えです。
手の小指には、心系と小腸経という経絡が巡っています。とくに、心系は心臓に直接連絡する経絡です。
東洋医学では、心(心臓)を一国の君主に例えています。
心は精神を内に貯蔵しており、もし心のはたらきが停止して、内から精神が去ってしまえば死となるからです。
生命活動の司令塔である心が、心系を通じて手の小指の握力に影響をあたえているのです。
これは余談ですが、どこかの組織では、その組を抜けるときに手の小指を切り落としますね。これは組を抜けた後で刃物を握って刃向かうことがないようにするためです。小指を切り落としてしまえば、心からの司令が行き届かないってことになるわけです。
最初に剣道でお話しましたが、野球でバットを握るにしても、ゴルフでクラブを握るにしても同じです。
小指の握りがしっかりとしていれば、心の司令が行き届き、安定した精神状態で力を発揮することができるというわけです。
ところが、試合などで、いわゆる力む人では、剣道にしろ、野球にしろ、ゴルフにしろ、握るときに手の親指と人差し指に力が入ってしまうのです。
手の親指は肺経、人差し指は大腸経がそれぞれ巡っていますね。
肺と大腸は表裏関係にあって、呼吸に関与しています。
それでは、いま確かめてみましょう。
大きく深呼吸をしてみてください。
それから、今度は左右の手の親指と人差し指に力を入れて握ってください。その状態で深呼吸をしてみてください。
どうですか?最初の深呼吸に比べて、指に力を入れた状態での深呼吸では吸い込みにくくないですか?
このように、力んで親指と人差し指に力が入ってしまうと、呼吸が浅くなり、すぐに息があがってしまいます。
さらにこれが持続すれば、肘や肩の関節の動きも堅くなり、それらの関節を痛めたり、肩こりを強く感じるようになります。
マラソンでも、たまごを握っているような感じで軽く指を曲げる程度で走ると息が続き、成績も上がりますよ。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/24(火) 10:26:11|
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さて、最近は高血圧でお薬を服用されている方が多いですね。
高血圧というのは、血圧が高いという1つの症状です。たまたま測った血圧が高いときには血圧が高いといえますが「高血圧症」とは言い切れません。
高血圧症とは、くり返して測っても血圧が正常より高い場合をいいます。
くり返しの測定で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されるのです。
さて、血圧とは、血管の中を流れる血液が、血管の壁を押し広げる圧力をいいます。
その血圧は心臓の収縮力と血管に送り出される血液の量、それに血管の広さや弾力性によって決まります。
ちょうど、〈電圧=電流×電気抵抗〉というのと同じですね。
心臓は流れ込んでくる血液をそっくり送り出すポンプの役目を果たしています。したがって血管内の血液量が多くなればたくさん送り出すことになり、血圧は上がります。
そして、血圧値は心臓の拍動によって変化します。血液が血管内壁を押し広げる圧力は、心臓が収縮した時は高くなり、心臓の拡張した時は低くなります。収縮した時の血圧が最高になったときを「最高血圧」と言います。拡張によって血圧が最低になった時を「最低血圧」と言います。
交感神経・副交感神経(自律神経)は脈拍数、心臓を収縮する力、血管の収縮をコントロールしています。
ストレスなどで交感神経が興奮すれば、血管が収縮して血圧は上がります。
血液は心臓から動脈、静脈を通 って再び心臓に戻ってきますが、血液の循環は血管(この場合は動脈)の抵抗による影響を受けます。動脈の収縮、動脈硬化によって血管抵抗が増加すれば、血圧は上がるわけです。
東洋医学には本来、血圧という概念はないのですが、血圧のしくみや症状から、東洋医学的にも高血圧を理解することができるのです。
上に記したように、血圧には心臓の収縮力と血管抵抗(弾力性)、そしてその中を流れる血液の量が関係しています。
〈血圧=血流量×血管抵抗〉ですね。
まず東洋医学的にも心のはたらきを第一に考えることができます。そして、第二には肝のはたらきもかかわっています。肝は血液の循環の調節にはたらいているからです。
心は五行では火に属し、炎上する力です。また肝は五行では木に属し、上に向かって伸びる力です。
ですから、心、肝のいずれの場合でもたかぶりによって気が上に突き上げて血圧が上がることになるのです。
でも、なぜ心や肝がたかぶってしまうことになるかと言えば、気を下に引き下げる力を持った腎のはたらきが弱まるからなのです。
腎は五行では水で、水は下に下る性質をもっています。
その腎の下降する力も、腎に蓄えられたスタミナに由来します。
つまり、腎のスタミナによって心や肝は余力をもってはたらくことができるのです。
もし、この腎のスタミナを消耗していくと、心と腎とのバランスがくずれ、心のはたらきはたかぶってしまいます。
年を取るにつれて、血圧は少しずつ上がっていきますが、これは老化によって腎のスタミナを消耗し、それにともなって心がたかぶるからです。
しかし、心臓にはもともと余力があるため、少しずつ血圧が上がっても、比較的無症状のことが多いのです。
もし心に余力のない人であれば、すぐに動悸を感じたり、また心のたかぶりが肺のはたらきに影響して息切れや肩こりを感じるといった症状があらわれます。
これとは違い、ストレスによって血圧が高くなる場合がありますね。
この場合は、肝が大きくかかわっています。
第21話でお話しましたが、肝の支配しているところはくびと頭でしたね。
ですから、肝に問題があって血圧が高くなっている場合には、くび筋が緊張して硬くなっています。さらに頭が重い、頭が痛いなどの症状が現れます。
そして、何と言っても、肝は情緒面に関係しているので、こういう人の場合には、イライラしやすかったり、怒りっぽいことが多いのです。
こういう人では、足の親指の爪の生え際の真ん中にお灸をします。
そして、くび筋の緊張を揉み解します。
それから、手の指の爪の生え際を左右から挟んで押します。いわゆる、爪揉み療法が効果的です。
この爪揉み療法を行うためのものが、
です。
手足の指の爪の生え際からは、経絡とよばれる気の流れるルートが行ったり来たりしています。ここを押さえることで、気の行きすぎを抑え、血圧を調節してくれます。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/20(金) 16:20:21|
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さて、前回は身体の五臓による支配部位の中で腰と腎の関係について紹介しましたね。
腰痛というのは、腎に問題があるということ、つまり腎に貯蔵されるスタミナが低下しているということでしたね。
その腎が弱くなるにつれて、立っているのがしんどくなってきます。
“老化は足から”というのもそれですね。
ときどき、電車の床や、階段などに座り込んでしまっている若い人をみかけますが、腎が弱くて立っていられないのですね。
それを、へたに注意したりすると、腎が弱いために“切れる”という場合がありますから、気をつけてくださいね。
じつは、腎のスタミナがしっかりとしていれば、精神感情が内に収まり、表には出ないんです。
そこで、腎と精神感情の関係について、少しお話しますね。
腎のスタミナにやどる精神は、“志し”と言います。
志しというのは、目標をなしとげようとするための信念で、そこには計画性、創造性、企画力、集中力、忍耐力などを含んでいます。
もし志しがしっかりとしていれば、物事に対して冷静沈着に対処することができ、感情は、その中にきちんと収まっています。志しが弱まれば、ちょっとしたことにも動揺し、すぐに感情的になってしまうわけです。
極端な場合には、いわゆる“切れる”っていうことにもなるわけです。
志しがしっかりとしていて、冷静沈着であるかどうかは背骨をみるとわかります。
背骨の数については前回お話しましたが、頸椎7、胸椎12、腰椎5あり、骨盤の後ろの仙骨・尾骨につながっています。
じつは正常な場合でも、これらの背骨の骨は、まっすぐに一直線に並んでいるのではなく、じつは横から見るとS字状に弯曲しているんです。
頸椎は前に少しカーブし、胸椎は後ろにカーブし、腰椎は再び前にカーブし、仙骨・尾骨は後ろに出る感じになっています。
腎の志しがしっかりとしていれば、ひとつひとつの背骨の骨がきれいに配列し、背骨全体は上述したようなS字状の弯曲をしています。
こういう人では姿勢がよいですね。姿勢のよい人というのは、冷静沈着に物事に対処できるということです。
この冷静沈着の腎のスタミナの気を、急激に壊してしまう場合があります。なんだと思いますか?
それは、“恐怖心”です。
ほんとうに怖い想いをした場合には、腰が抜けて足腰が立たなくなってしまいます。
そして、ひどい場合には、おしっこも漏らしてしまいますね。
ジェットコースターでキャーキャー叫んでいるのは女の人で、じつは、一緒に乗っている男の人は怖くて足が振るっているなんてことがありますね。降りてくる姿を見ると、腰が立たない感じです。(じつは、私も経験あるんです。)
こういった体験のある人には、心と体のつながりがわかってもらえると思います。
こんな極端な場合でなくても持続的な恐怖感、たとえば、
「借金の返済に迫られて、どうにもならない。」
なんていうことでも腎のスタミナが壊れ、腰痛がでたりします。
これを治療するには、腎のスタミナを強化することになるわけです。
腎を強化することでスタミナの回復にともなって恐怖心が治まってきます。
つまり、冷静さが回復するということです。そうすると、どう対処すべきかが見えてきます。
なかには、
「幽霊の正体見たり枯尾花(かれおばな)」
なんてこともあるわけです。
怖い、怖いと想っていると、なんでもないことまで怖く思えてしまうわけですね。
それから、緊張して足が振るってしまう場合もそうですね。
そんなときは、自然と猫背になっていますから、まず第一に背筋をまっすぐにすること、つまり胸を張ることです。姿勢は腎の志しと関係しているということでしたね。
第二に、足を温めることです。腎が弱まると足腰が冷えてきます。足湯をしたり、靴下の重ねばきもよいですね。(ただし、5月6日の立夏の前日までですが)
そして、ツボでは、いつも紹介しているスタミナ灸に加えて、
三陰交がよいですね。
三陰交は、足の内くるぶしから自分の指4本分上がった脛(すね)の骨の後ろのきわのところです。
この三陰交は一年を通じて使えます。
このツボに、ピップエレキバンを貼ってもよいですね。
もし、使用済みの電車の定期乗車券があれば、その磁器の面をこのツボを中心にしてサポーターなどで固定するのも効果的です。
足元が暖まると、気持ちも落ち着きますよね。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/18(水) 13:23:06|
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さて、今回から、具体的な症状についてのお話をしていこうと思います。
「あなたは、くびや肩がこっていませんか?」
「あなたは、腰が痛くないですか?」
(この質問はなんだか、“たけしの本当は怖い家庭の医学”みたいですね。)
東洋医学では、こういった身体のこりや痛みなどの症状であっても、肝(木)・心(火)・脾(土)・肺(金)・腎(水)の五臓を中心に病気の根っこを探していきます。
症状は雑草と同じで、身体の外に現れているところだけ取り除くようにしても、また次から次へと生えて出てくるというわけです。ですから、根っこから取り除こうというのが、東洋医学の基本的な考え方でもあるのです。
そして、病気の根っこが五臓のいずれにあるか、もしくは、前回と前前回にお話した相生関係・相剋関係のいずれで進行しているかを判断し、その判断にもとづいて治療を進めていくことになるわけです。
「それじゃ、くびや肩のこり、腰の痛みはどの五臓と関連があるんですか?」
まず簡単にいうと、頭とくびは肝、肩は肺、背中は心と脾、腰とおしりは腎とそれぞれ関係しているんです。
これで、どこに症状があるかで、それぞれどこの五臓のはたらきに問題があるかがわかりますよね。
ツボは、症状の現れているところだけでなく、問題のある五臓と関連するツボも併せて使うと効果的です。
それでは、少し詳しくお話しますが、その前に、背骨の基本的な数を紹介しますね。
くびの後ろで、肩の付け根に骨の出っ張りがあるのが触れますね。
これが頸椎というくびの骨の7番目です。(くびの骨は人間でもキリンでも7こなんです。)
そして、7番目の頸椎の下から、胸椎とよばれる背骨が12こあります。
さらに、その下に腰椎とよばれる背骨の骨が5こあります。
その下が仙骨で、骨盤の後ろになります。
わき腹のところで触れる腰骨がありますが、この骨は腸骨といい、その骨の一番高いところをズボンのベルトが通りますね。
この高さが背骨では、4番目の腰椎になります。
ここから、背骨の出っ張りを四つあがったところから下で骨盤まで含んだ領域が、いわゆる腰になります。
この腰とおしりのところは、五臓では腎の支配領域になるのです。
東洋医学でいうところの腎は、スタミナを貯蔵し、泌尿生殖器系統のはたらきを含んでいます。
ですから、骨盤の大きい人は、それだけ腎のエネルギーが旺盛だということなんです。
「おしりの大きい人は安産タイプ」って言われるのは、それですね。
男性と女性の骨盤を比較すると、女性のほうが大きいですよね。
そこから見ても、女性のほうが腎のエネルギーは強いのです。
それは、もちろん子どもを産むためですが、腎のエネルギーが強いので、女性のほうが長生きするようにできているということでもあるわけです。
つまり、腎に貯蔵されているスタミナは、寿命にも関係しているということです。
この腎に貯蔵されているスタミナが消耗されると、その度合いに応じて腰の張りから、痛みを感じるようになります。
「一晩寝れば、腰の疲れも回復するから大丈夫!」
っていう人は、まだ腎のスタミナがある程度保たれているということです。
夜、疲れているのに眠ろうにも眠れないという人は、腎のスタミナが一定以上保たれていないので、眠る体力がなくなっているということです。
また、睡眠時間を削って仕事や勉強をしている人も、腎のスタミナを消耗していくことになります。
こういう人では、足がほてる、抜け毛が多い、疲れやすい、根気がない、切れやすいなどの症状も現れていることが多いのです。
その場合には、ぜひ、“スタミナ灸”をお勧めいたします。
スタミナ灸については、
第17話で紹介しています。
第17話のところでお話しましたが、このスタミナ灸ができるのは5月6日の立夏の前日まででしたね。
今日は最後に、 その理由についてお話しますね。
腎は五行では水の性質ですから、季節では冬に応じています。
5月6日の立夏から夏になります。夏は五行では火で、五臓では心が旺盛になる季節です。
夏のあいだは、腎のはたらきはバイオリズム的に、正常な範囲内で下がります。
その腎を強化することは“水剋火”の相剋関係で夏の季節に旺盛になる心のはたらきを抑えてしまうことになるわけです。
症状を抑えるという観点で治療できても、季節に応じるバランスとリズムという観点では治療が成り立たないということになるわけです。
このように、5月6日の立夏から72日間の夏の間は、腎のはたらきのレベルが下がります。そのため、腰痛など腎の系統に症状がある場合には、その症状自体のレベルも下がり、腰痛が治まってきます。
ですから、直接、腰などに治療する必要がなくなるのです。
ところが、立夏を過ぎてからの夏の間に、腰痛がひどくなる人がいますね。
これは、五行のバランスとリズムをくずしてしまっているのです。つまり、こじらせているということですね。
こういう人では、肩こりから徹底的に治療する必要があります。
肩は肺と関係していますが、肺のはたらきを良くすることで、腎のはたらきが回復することになります。これは“金生水”の相生関係(
第19話)によるものです。
肩こりのツボは、
第8話で紹介しました。
一つ目は、
合谷(ごうこく)です。
二つ目は
曲池(きょくち)です。
三つ目は、
四涜(しとく)です。
これら手のツボだけでは、肩こりがなかなか楽にならないという人には、これをお勧めします。
肩のこったところにこれを着けると、滞った気や血液の循環が改善し、すっきりとしますよ。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/17(火) 09:06:22|
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前回の五行における相性の良い関係に続いて、今度は相性の悪い関係についてお話しますね。
この五行における相性の悪い関係を、“相克(そうこく)関係”って言います。
相剋関係とは、五行の一つが特定の相手を剋する関係です。
剋するっていうのは、勝つ・抑える・支配するなどのはたらきの意味です。
これは、人と人の間の関係では、相性の悪い関係になります。
それを知って、うまく対処すればよいわけです。
木剋土
木は土に根を張り縛り、養分を取ります
これは、木は土を剋す関係です。
三碧木星・四緑木星生まれの人は、
二黒土星・五黄土星・八白土星生まれの人を抑える関係になります。
土剋水
土は水を塞き止め、澱ませます
これは、土は水を剋す関係です。
二黒土星・五黄土星・八白土星生まれの人は、
一白水星生まれの人を抑える関係です。
水剋火
水は火の勢いを消します
これは、水は火を剋す関係です。
一白水星生まれの人は、
九紫火星生まれの人を抑える関係です。
火剋金
火の熱は金を溶かします
これは、火は金を剋す関係です。
九紫火星生まれの人は、
六白金星・七赤金星生まれの人を抑える関係です。
金剋木
金は刃物となり木を薙ぎ倒します
これは、金は木を剋す関係です。
六白金星・七赤金星生まれの人は、
三碧木星・四緑木星生まれの人を抑える関係です。
この相剋関係は、相性の悪い関係って言いましたが、じつはそうばかりでもないんです。
たとえば、先輩と後輩、部長と部下のように、上下関係で成り立っている人間関係では、この相剋関係のほうがうまくいくのです。もちろん、上に立つ人に、思いやりがあってのことですが。
もし、これが逆相剋で、たとえば部長が六白金星、部下が九紫火星だとすると、火剋金の関係で、部下から突き上げられてしまうことにもなりますね。
そういうときは、一白水星の人を補佐につけるとよいですね。
六白金星と一白水星は相生関係で相性が良く、水星は金星から助けてもらえます。そして、水星は火星を相剋関係で抑えるので、金星の部長は火星からの突き上げを回避することができるわけです。
この五行の相生関係と相剋関係は、このほかにも、いろいろと応用することができます。
それについては、これから順次お話していきますので、ぜひ身近なところで応用しながら覚えていってくださいね。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/16(月) 10:54:42|
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このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
前回、五行と季節と人体の関係についてお話しましたね。
説明はともかく、
木=春=肝・胆、
火=夏=心・小腸、
土=土用=脾・胃、
金=秋=肺・大腸、
水=冬=腎・膀胱
という関係を覚えていただくと、これからのお話がわかりやすいと思います。
さて、木・火・土・金・水の五行はそれぞれ単独に存在しているのではなく、五つの気の相互の協調と調和の関係によってバランスが保たれているのです。
今日は、その相互関係の一つ、“相生関係”についてお話しますね。
相生関係とは五行の一つが、特定の相手を生ずる関係をいいます。生じるとは、育成する・保護する・援助するなどのはたらきを含んでいます。
この相生関係は、人と人の関係では相性の良い関係になるんです。
相性という観点で活用すると、すぐに覚えられますよ。
木生火
木は摩擦すると火が発生します
これは、木は火を生じる関係です。
三碧木星・四緑木星生まれの人は、
九紫火星生まれの人を助ける関係になります。
火生土
火から生じた灰は滞積して土に還ります
これは、火は土を生じる関係です。
九紫火星生まれの人、
二黒土星・五黄土星・八白土星生まれの人を助ける関係です。
土生金
土が滞積した中から金が生じます
これは、土は金を生じる関係です。
二黒土星・五黄土星・八白土星生まれの人は、
六白金星・七赤金星生まれの人を助ける関係です。
金生水
金属は冷える事により表面に水滴を生ずる
これは、金は水を生じる関係です。
六白金星・七赤金星生まれの人は、
一白水星生まれの人を助ける関係です。
水生木
水は木々を育成させます
これは、水は木を生じる関係です。
一白水星生まれの人は、
三碧木星・四緑木星生まれの人を助ける関係です。
ストレスにもいろいろありますが、人間関係のストレスって大きいですよね。
なんとなく気が合うとか、合わないというのは理屈ではなく、生まれるときの気を受けて備わっている体質に由来しているわけです。それを知って、気の流れに合った対応をすれば、うまく人間関係をやっていくことができるわけです。
次回は、相性の悪い関係についてお話しますね。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/13(金) 09:07:32|
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このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
前回は、人体は大いなる宇宙の気、大いなる自然の気を受け、それらのリズムにしたがって生命をまっとうしていること、そして健康であるということは、大宇宙と一体化し、季節の変化に応じた心と体の状態を保っているということをお話しましたね。
つまり、それは人体のバイオリズムが正常にはたらいているということなんです。
この大宇宙のリズムと小宇宙である人体のバイオリズムを一体としてとらえる考え方が、運気論とよばれる考え方です。
「運気が良い。」とか、「運気が悪い。」
なんて言いますよね。それです。
この運気の考え方は、現在では占いだけになってしまっていますが、中国では千年ほど前に医学において確立されたもので、それより以前からずっとあったものなのです。
この運気の考え方にしたがえば、毎年・毎月・毎日の運気から季節や気候の状況、病気の傾向や治療の方針、それから治療に使うツボまでが違うのは当然のことなんです。
慢性病でお悩みの方では、日によって、あるいは季節によって症状や体調が違うことを感じられると思います。これも運気の影響によるものなんです。
健康な人でも、日によって調子の良いときもあれば、
「なんとなく、気乗りが使内。」
なんていうこともありますよね。これも運気によるものなんです。
そこで、今回は木・火・土・金・水の五行の性質、季節と人体の関係について紹介しますね。
木星の影響は、地球上では上に向かって伸びる“木”となり、「始める」・「生まれる」という性質をあらわします。
その木の気は、季節では春となって現れます。
春というのは、2月4日の立春から約72日間です。春は草木が芽を吹き、すべてのものが発生しようとする季節ですね。
その気に応じていれば、人体では肝臓・胆のうのはたらきが盛んになります。もし、その気に応じることができないと、多く肝臓・胆のうの系統に症状が現れることになるわけです。
火星の影響は、地球上では炎上して熱い“火”となり、「成長」・「発展」という性質をあらわします。
その火の気は、季節では夏となって現れます。
夏というのは、5月6日ごろの立夏から約72日間です。夏は草木をはじめ万物が盛んに伸び栄える季節ですね。
その気に応じていれば、人体では心臓・小腸のはたらきが盛んになります。もし、その気に応じることができないと、多くは心臓・小腸の系統に症状が現れることになるわけです。
土星の影響は、地球上ではすべてのものを受け入れ、また變化させる“土”となり、「変化」・「成熟」という性質をあらわします。
その土の気は、季節では土用となって現れます。
土用というのは、 7月の終わりごろに、“土用のうし”で知られていますね。実際には土用は立春・立夏・立秋・立冬の前それぞれ18日間を言います。つまり、各季節の前にあり、季節の変り目を支配しているわけですね。
その気に応じていれば、人体では脾臓・胃のはたらきが盛んになります。もし、その気に応じることができないと、多く脾臓・胃の系統に症状が現れることになるわけです。
金星の影響は、地球上では切り落とす刃物などの金属、つまり“金”トナリ、「良否を決める(賞罰)」という性質をあらわします。
その金の気は、季節は秋となって現れます。
秋というのは、8月8日ごろの立秋から約72日間を言います。秋は、は葉や花が枯れ落ち、枝だけがのこる季節ですね。
その気に応じていれば、人体では肺・大腸のはたらきが盛んになります。もし、その気に応じることができないと、多く肺・大腸の系統に症状が現れることになるわけです。
水星の影響は、地球上では下に下る“水”となり、「硬い志」・「他者に徳を与える」という性質をあらわします。
その水の気は、季節では冬となって現れます。
冬というのは、11月7日ごろの立冬から約72日間を言います。冬は、は全てのものが潜み隠れる季節ですね。水も凍って石のようになります。
その気に応じていれば、人体では腎臓・膀胱のはたらきが盛んになります。もし、その気に応じることができないと、多く腎臓・膀胱の系統に症状が現れることになるわけです。
さて、これをみると、
「暦で体のバイオリズムが変わるのですか?」
って想われるかもしれないですね。
そうなんです。地球が太陽の周りを公転していますが、太陽から何度の位置に入ったかで暦が定められています。その影響が人体にもおよんでいるんです。
その影響が最も反映されるのが脈です。ですから、私たち東洋医学にもとづいて治療する場合には、脈を診て判断し、鍼灸を施すことになるわけです。
日常生活では、日々の食事が大切です。
“医食同源”って言われますが、季節に合った物を食べることが季節に合った心と体を育てることになるわけです。(食べ物についてのお話も、いずれしたいと思ってます。)
季節感が薄れつつある現代だからこそ、改めて古きに学び、運気を高めていけるとよいですよね。
五行の関係は、次回にお話します。
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/12(木) 09:50:31|
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このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
前回、気の循環を良くするために、まず否定的な口ぐせから治すことをお話しましたね。
すぐには難しいと思いますが、まずは、“気づくことが”大切だと思います。
私も、「あっ!」と、自分が知らず知らずのうちに否定的な言葉を発してしまっていることに気づくことがあります。“気づくこと”で、少しずつ肯定的な言葉に代えていくことができるわけです。
でも、意識を変えようとしても変えられない場合には、やはり腎のスタミナを強化する必要があります。それには、以前に紹介しました“スタミナ灸”がよいですね。
お灸はいつも、
をお勧めしていますね。
そして、“スタミナ灸”ですが、
足のかかとの裏に
失眠というツボがあります。
それから、腰には、
腎兪というツボがあります。
そして、その左右の腎兪の真ん中で、背骨の骨の出っ張りの間に命門というツボがあります。
これら失眠・腎兪・命門の三つのツボへのお灸が“スタミナ灸”ということです。
また、足湯や半身浴も腎のスタミナを強化するのに効果的です。
でも、この“スタミナ灸”は5月6日の立夏の前日までしかできないんですよ。
「えっ!ツボって使える時期と使えない時期があるんですか?」
そうなんです。
人体は大いなる宇宙の気、大いなる自然の気を受け、それらのリズムに随って生命をまっとうしています。つまり、健康であるということは、大宇宙と一体化し、季節の変化に応じた心と体の状態を保っているということなんです。
そういわれても、ピンとこないかもしれないですね。
例えば、18℃という気温を考えてみましょう。
夏の18℃は、とっても涼しいですよね。
それでは、冬の18℃は?
そうです。とっても暖かいですよね。
それだけ、心と体の状態は季節によって違うわけです。
ですから、ツボも季節によってプラスに作用する場合と、マイナスに作用する場合があるわけです。
それを法則的に理解するための理論が“陰陽五行説”という気の理論です。
“陰陽”っていうのは、本来は、日なたと日かげから生まれた考え方ですが、「あの人は陽気だね。」、「あの人は陰気だ。」っていうように日常的にも使われていますよね。
“五行”っていうのは、木・火・土・金・水の五つの気を言います。宇宙にあっては、木星・火星・土星・金星・水星の五惑星であり、それらの惑星が地球に与える気が、それぞれの性質としてそなわっているのです。
これまでに、生まれた年がどの星の気の影響を受けているかで、体質が決まることをお話しましたね。
次回から、この“陰陽五行説”について、わかりやすくお話しますね。
「おもしろそう!」
「難しそう。」
あなたはどちらにかんじましたか?
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第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
- 2007/04/11(水) 12:11:42|
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このところ、原因と結果の法則について、気の循環からお話しています。
気の循環の良い人では、腎のスタミナが充実していて、原因と結果の間が短いことをお話しましたね。
こういう人では、自分の身に起こる出来事を、自分の思考と行動の結果として受け止めることができます。そのため、良い気の循環により物事に対して肯定的であり、問題に対しても前向きに対処することができるのです。
“気のパワー”って、それだけすごいんですよ。
「それじゃ、気の循環の良い人って、どうやって判断するんですか?」
気の循環の良い人っていうのは、表情が明るく、目に輝きがあるんです。
そして、会話を聞いていると、話す言葉も肯定的で美しいんです。
“美しさ”っていうのは、良い気で満たされていることなんですね。
じつは、どんな出来事にも、それ自体に良いも悪いもないのです。
良いか悪いかの判断をしているのは、それを受け止める自分自身だということです。
例えば、何か新しいことを始めようとしても、ある人は、
「時間がないから、そのための勉強や準備ができない。」
って言います。そして、ある人は、
「忙しい合間のわずかな時間だからこそ、集中して勉強ができ、計画的に準備が進められる。」
って言います。
「忙しくて時間がない。」っていう事実には変わりないのですが、それを肯定的に受け止めるか、否定的に受け止めるかはその人自身の気の状態によるということです。
前にも書きましたが、お灸の香りを「よい香り」と感じるか、「臭い」と感じるかもそうなんです。
「臭い」と言っていた人が、何回かの治療で気の循環が良くなると、
「お灸の香りって、よい香りですね。」
っておっしゃるんですよ。
「それじゃ、気の循環を良くするために心がけることってありますか?」
って思いますよね。
それには、まず否定的な口ぐせを治すことです。
私たちは、気がつかないだけで、じつは無意識レベルで、ひじょうにたくさんのことを処理しています。この無意識レベルのはたらきが、いわゆる潜在意識と言われるもので、腎の気に由来しているのです。
口ぐせも、無意識レベルに現れるもので、その人の腎の気のレベルを反映しているのです。
「疲れる。」、「つまらん。」、「おもしろくない。」、「いやだ。」…っていうような口ぐせはないですか?
腎の気が虚弱で気の循環が悪いために、こういった否定的な言葉が無意識に発せられるのですが、こういった言葉を発することでいっそう気の循環が悪くなり、言葉どおりの状況を作り出してしまうことになるのです。
いま、私の話を読みながら、ある人は
「なるほど、おもしろい。」
と想うでしょう。また、ある人は、
「えっ!ほんとですか?」
って想うかもしれないですね。
それじゃ、確かめてみましょう。
オーリングテストって知っていますか?
オーリングテストは、調べられる人が片手の2本の指(親指と人差指)で輪をつくり、それを調べる人も両手の指を輪にして左右に開こうと引っ張ります。開かれまいと抵抗する指の筋力の変化を読み取ることによって気のレベルを判断することができるのです。
良い気のレベルでは指の輪は開きません。悪い気のレベルでは指に力が入らず、指の輪が開いてしまうのです。
ちなみみ、携帯電話を反対の手に持ってテストしてみてください。指に力が入らず、輪が開いてしまいますよ。それだけ、携帯電話の電磁波は気の波動が悪いということですね。
それでは、まず、協力者に自分の指の輪を開くように引っ張ってもらいます。指に力が入り、輪が開かないことを確認します。
その後、上記の否定的な言葉をどれか10回唱えてみてください。
そして、その否定的な言葉を唱えているときに、再び協力者に自分の指の輪が開くかどうかをやってみてください。
どうなりましたか?
今度は、肯定的な言葉にして同じようにやってみてください。
「できる。」、「楽しい。」、「おもしろい。」、「しあわせ。」、「うれしい。」…って、いろいろありますね。
つまり、肯定的な言葉を使うようになると、気のレベルが上がり、気の循環が良くなります。
言葉の持つ“気のパワー”ってすごいんですよ。
それを教えてくれるのが、
です。
“ありがとう”という言葉の持つ“気のパワー”が最も強いことがわかりますよ。それから、
もお勧めです。
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- 2007/04/10(火) 10:26:25|
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さて、病気には急性症と慢性症がありますよね。
これも、前回のお話から理解できるのです。
急性症というのは、明らかな原因があって急激に発症するものです。つまり、原因と結果の間が短いために、
「寒さの中で作業をしていたら、翌日に熱が出た。」
「重い物を持ち上げようとしたら、ギクッと腰が急に痛くなった。」
というように、原因がはっきりとしています。
これは腎のスタミナが保たれ気の循環の良い人ということです。そのため、病気の原因に対して、旺盛な気の防禦作用がはたらき、その戦争状態(熱や痛みなど)が、急性症となって現れるのです。
一方、慢性症というのは、明らかな原因がみあたらず、徐々に発症するものです。つまり、原因と結果の間が長いために、原因を特定することができないのです。
これは、腎のスタミナが低下しているために、気の循環が悪く、原因に対して抵抗する力が弱いということです。そのため、徐々に進行して原因に対する結果が相当に遅れて慢性症というかたちで現れるわけです。
もちろん、個々の病気によって原因・症状・病気の経過などは違います。あくまで、急性に発症するか、慢性に発症するかの違いがどこにあるかということです。
中には、急性症から慢性症に移行する場合がありますね。これは不適切な治療や年齢の経過に伴って、腎のスタミナを消耗した結果、気の循環が悪くなって慢性化するということです。
さて、治療ですが、急性症では原因がはっきりとしていることが多いので、原因に大暑する方法が治療につながります。そして、腎のスタミナが保たれ手いるので、回復力もあり、気の循環が良いので、いろいろな治療で効果がでやすいタイプと言えます。
ところが慢性症では原因がはっきりとしていないために、治療は対症療法が主体になるわけです。そして多くの場合、慢性症では腎のスタミナが低下しているので、回復力も弱いので、
「いろいろ試したのですが、なかなか効果がでないのです。」
ということが少なくないのです。
こういう人にこそ、東洋医学にもとづいた鍼灸の治療がお勧めです。
もちろん、鍼灸は急性症にも効果的ですが、鍼灸治療の本質は気の循環を調節し、五臓六腑にはたらきかけ、腎のスタミナを回復させます。その結果、自然治癒力が回復して病気の治癒をもたらすものなのです。
その点で、慢性症に鍼灸の治療が効果的だと言えるわけですね。
その慢性症の人では気の循環が悪いので、最初は治療の効果は少しずつです。治療の回数を重ねることで気の循環がよくなり、治療効果もでやすくなります。
でも、「はりは痛いから…。」、「お灸は熱いから…。」
という人もいらっしゃるでしょうね。
そんなことないですよ。伝統的な鍼灸では繊細な技法で痛くないはり治療、熱くないお灸を施し、気を整えます。
このブログでは、これまでいくつかのツボを紹介しています。まずは、家庭でお灸をしていただくとよいですね。お灸については、
第10話でお話しました。
しかし、正確なツボの位置や取り方がわからないという方もいらっしゃると思います。 そこで、ツボについて一般向けに解説されている本を紹介しますね。
この本を参考にしながら、このブログで紹介するツボのお話を活用していただけるとうれしいです。
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- 2007/04/09(月) 09:46:18|
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前回は花粉症ニュースにご紹介いただきました。ありがとうございました。
その花粉症のお話で、原因と結果ということに、少しふれましたね。
今回は、その原因と結果の法則について、気の理論からお話しますね。
さて、“情けは人の為ならず。”っていうことわざがありますが、どんな意味か知っていますか?
「情けをかけるのは人の為にならないので、人には情けをかけてはいけない。」
と思っている人もいますね。でも、そうではないですよ。
「情けをかけることは、人の為だけでなく、いずれは自分に返ってくるので、情けをかけることは大切なことですよ。」
そうですね、まさに、“与える心は与えられる”ということですね。
つまり、これが気の循環です。
自分から発したものは、巡り巡って、再び自分に返ってくるというわけです。
太陽は東から昇り、南を回って西に沈み、北を回って再び東から昇りますよね。
季節でいうと、春から夏、夏から秋、秋から冬、冬から再び春が巡ってきますよね。
このように、大いなる宇宙の気、大いなる自然の気は絶え間なく循環を繰り返しているのです。これと同じように、私たちの社会においても、また私たちの身体においても、それぞれ気が循環しています。まさに、人体は小宇宙ですね。
この気の循環によって、良いことであれ、悪いことであれ、過去の自分の行いが現在の自分に返ってくるわけです。これが原因と結果の法則です。
つまり、現在は過去を映し出す鏡であり、未来は現在の結果が作るものということです。
そう考えると、自分の身に今起きていることは、すべて自分の行いの結果ということになるわけです。
もし自分が他人から傷つけられるような言葉を言われるとすれば、気がつかないところで自分も他人に傷つけるような言葉を発しているかもしれないのです。
気の循環の良い人では原因と結果の間が短いので、今の自分に起きた問題に対する原因に気づくことができます。そして、自分の行いを改めることができるわけですから、さらに良い気の循環になり、さらに良い結果を導くことができるわけです。
ところが、気の循環の悪い人では、原因と結果の間が長いために原因を認識することができないのです。そのために、
「なぜ自分はこんな目にあわなきゃいけないんだ」
と自暴自棄になったり、あるいは他人を責めたりして、ますます気の循環が悪くなってしまうことになるのです。
それでは気の循環の良い人と悪い人の差はどこにあるのでしょうか?これについて考えるうえで、運動後の筋肉痛を例にお話しましょう。
みなさんも、急に激しい運動をして、その後に筋肉痛になったことがありますよね。
その筋肉痛になったのは翌日ですか?それとも2・3日後ですか?もしくは1週間ぐらい後でしょうか?
一般的には、運動した翌日に筋肉痛になると、
「若いね。」
と言われ、数日後に出ると、
「それは年だよ。」
と言われたりしますよね。
急に運動したという原因に対して、筋肉痛という結果が現れるわけですが、若い人では原因と結果の間が短く、年齢の高い人では原因と結果の間が長いということです。
これは、何によるのでしょうか?
第12話、
第13話でお話したように、人体の陽気は腎を中心にして循環しているということでしたね。
つまり、一日では午前0時から、一年では冬至から腎に蓄えられている陽気は腎から外に向かって流れ出し、体表に巡ります。そして、一日では正午、一年では夏至から体表を巡っていた陽気は内に入り、腎に回収されて蓄えられるのです。
若い人では腎が充実しているので、この陽気の循環が順調で、原因に対する結果がすぐに現れます。
一方、年齢の高い人では若い人に比べて腎が虚弱で、陽気の循環が悪くなっているために、原因に対する結果が現れるまでに時間がかかるのです。
ここでは、運動後の筋肉痛を例に若い人と年齢の高い人という比較でお話したのですが、あくまで腎のスタミナに由来するということですよ。
若い人でも腎のスタミナが低下していると、原因と結果の間が長くなります。
「一晩や二晩ぐらい徹夜しても平気だよ。」
という人は、じつは体が丈夫なのではなく、腎が虚弱で気の循環が悪く、その結果が現れるのに時間がかかるという人なのです。
物事の見方を代えると、受けとめ方も変わりますね。
よく気がつく人というのは腎が充実して気の循環の良い人、気がきかない人というのは腎が虚弱で気の循環の悪い人ということです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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- 2007/04/08(日) 13:16:21|
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このブログに訪問していただき、ありがとうございます。 そして、前回コメントいただき、ありがとうございました。わかりにくいところなどあったら、コメントに書いていただけたらと思います。
、
さて、前回は、朝目覚めて活動し、夜には眠りにつくという一日のリズムが、太陽の気の影響を受けていることをお話しましたね。
これは、「春はあけぼの…」というように、一日を一年に置き換えて考えることもできます。
午前0時は、12月21日ごろの冬至にあたります。冬至は一年で最も夜の時間の長い日ですね。
東から太陽が昇る午前6時ごろは、3月21日ごろの春分にあたります。春分は昼と夜の時間が同じ日ですね。
太陽が最も高くなる正午は、6月21日ごろの夏至にあたります。夏至は一年で昼の時間が最も長い日ですね。
そして、太陽が西に沈む午後6時ごろは、9月21日ごろの秋分にあたります。春分と同じく昼と夜の時間が同じですね。
一日でいうと、午後6時から午前0時を迎えるまでに腎に蓄えられた陽気が翌日の活動のエネルギーになるということでしたね。
これを一年に置き換えると、秋分から冬至を迎えるまでに蓄えられた腎の陽気が、翌年の活動のエネルギーになるということです。
冬至を過ぎてから、それまでに腎に蓄えられた陽気は少しずつ外に向かって流れ出し、2月4日の立春を迎えて春になると、腎からの陽気は体表に向かっていきます。
ちょうど、その頃から花粉が飛び散るようになるわけですが、体表を流れる陽気が少ないと、この花粉から身体を防禦することができないので、花粉の侵入を許してしまいます。
その花粉の侵入を許してしまうところが目や鼻の粘膜で、そこで花粉と陽気との抗争が、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状として現れるのです。これが花粉症というわけです。
なぜ花粉症をはじめとして、さまざまなアレルギーの病気が急増しているのでしょうか?
もちろん、それにはいくつかの要因が考えられるでしょう。
その一つに、東洋医学の立場からみると、自然のリズムに反した生活スタイルを挙げることができます。
前述したように、秋分から冬至までは腎に陽気が回収され、蓄えられるときです。一日で言えば午後6時から午前0時にあたります。
この時期のあいだは、精神を安定させて静かな時間を過ごすことが大切です。
そして、睡眠をしっかりとることも大切ですね。
ところが、現代では季節のリズムに応じた生活というのは忘れ去られつつあります。
午前0時を過ぎてからでも仕事をしていたり、寝ないでテレビを見ていたり、飲んだり食べたりということが繰り返されているのですから、腎のスタミナは蓄えられるどころか、貯金を使い果たしてしまっているのです。
さらに、貯金のないところから無理をしたらどうなるでしょう?
その結果が、後日に借金の返済にせまられるということになるのです。
つまり、2月4日の立春以降の春を迎えてからの体調不良、かぜ、うつ傾向、花粉症、じんましん、アトピー性皮膚炎…というわけです。
症状はあくまで結果です。結果には必ず原因があります。この原因と結果の法則が気の循環によるものなのです。そのことは、次回にお話しますね。
「いま辛い花粉症の原因が、冬至までの不養生だって言っても、時間は取り戻せないよ。」
「とにかく、くしゃみ、鼻水、目のかゆみが辛いんだから…。」
とおっしゃる方も、いらっしゃることでしょう。
そこで、最後に花粉症対策のツボを紹介しますね。
ツボにはお灸が効果的です。
まず、手首から少し上がったところの
列缺、次に
合谷がよいですね。
そして、肘の外側のしわの角に
曲池というツボがあります。この曲池というツボの指一本上のあたりに押して痛いところがあります。便宜上、これを上曲池と言います。
これらのツボは必ず押して痛いところに取ります。
さらに
大椎を加えるとより効果的です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/06(金) 17:03:41|
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前回は腎がスタミナを蓄えていて、それによって髪の毛が養われていることをお話しましたね。その腎のスタミナを回復するには睡眠が大切だということもお話しました。
「そうは言っても、疲れすぎていると、眠ろうにも眠れないんです。」
とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです。眠るには体が疲れていれば眠れるというものでもないんです。
ぐっすりと眠れるのは、“眠る体力”があるからなのです。
じつは、その“眠る体力”に腎のスタミナがかかわっているのです。
そして、その腎のスタミナは、お肌のつやと美しさにもかかわっているのです。
そこで、今回は睡眠についてお話したいと思います。
一般的に、私たちが朝目覚めて活動し、夜には眠りにつくというバイオリズムは、太陽の気の影響を受けています。やはり、私たちの生命は宇宙自然と切り離すことはできないんですね。
地球を中心にすると、太陽は東から昇り、正午には南の位置で最も高くなり、そして西に沈みます。西に沈んだ太陽は午前0時には真北を回って再び東から昇ります。
人体を流れる陽気も、このリズムに一致して動いているのです。
陽気は腎に蓄えられています。午前0時に、太陽がちょうど地球の真北を回って東に向かい始めると、腎に蓄えられた陽気が腎から少しずつ放出されて外にむかって出てきます。
そして、東から太陽が昇り、東の空が明るくなるのと同じように、体表に向かう陽気が旺盛になって目から陽気が出てきて目覚めます。
さらに、正午で太陽が最も高い位置になるまで陽気は体表に多くなるので、午前中は、スポーツや営業での外まわりなど、身体活動に適しているのです。
正午を回って太陽が下り始めると、陽気は今度は内に向かって入り始めます。体表の陽気が少しずつ少なくなって、体内に旺盛になるので、午後は読書や学習、デスクワークなどの精神活動が適していますね。
さらに、太陽が西に沈んで空が暗くなるのと同じように、夕方からはいっそう体表の陽気は少なくなり、体内に入った陽気は腎に回収されて、蓄えられます。これが午後6時から午前0時までです。
このようにして、腎に陽気が蓄えられて腎が充実する=スタミナの回復ですから、回復力が旺盛になり疲れがとれるというわけです。そして、この午後6時から午前0時を迎えるまでに腎に蓄えられた陽気が翌日の活動のエネルギーになるのです。
ですから、朝の目覚めが悪いのは、前日の午後6時以降に仕事や運動、あるいは飲み会などで騒いでエネルギーを消耗しているからなのです。
「一晩ぐらい寝なくても大丈夫。」
「眠くならないから、徹夜しても平気だ。」
という人がいますが、これは体が丈夫なのではなく、“眠る体力”が弱いのです。
腎が充実してスタミナのある人では、“眠る体力”があって、ちゃんと眠くなるのです。
それから、病気になったときには、まず早く寝ますよね。午後6時から、午前0時までの間に眠りにつくことが腎の気を高め、回復力を旺盛にすることができるわけです。
また、“お肌の美容のためには、午前0時を越さないうちに就寝しましょう。”
なんてよく効きますよね。
これも、午前0時までに眠ると腎に陽気が蓄えられるので、その蓄えられた陽気が翌日に体表を巡ってお肌のつやとなって現れるということなんです。
ですから、午前0時を回ってから眠りについても、もう地球の裏側では太陽が東に向かって昇り始めているわけですから、陽気は補充されないままになるので、翌日のお肌はつやがなく、お化粧ののりも悪いのです。
以上お話しましたように、“眠る体力”を取り戻すには、まず午前0時までに就寝する習慣に変えることです。
特に11月の立冬から1月にかけての冬の間は午前0時までの就寝がとっても大切です。
そして、“眠る体力”を回復するためのツボは前回紹介しましたね。
それでは最後に、ぐっすり眠るための秘策をお教えしましょう。
その秘策とは、まくらを北向きにして寝ます。(秘策というほどのこともないですね。)
北の方角は、水星の影響が強くあらわれるので、腎の気を助けてくれるのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/05(木) 17:41:20|
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それでは、今度は髪の毛について考えてみましょう。
“髮の毛は女の命”ともいい、髪の毛の美しさはお顔の美しさとともに重要ですね。
その髪の毛は、東洋医学では、腎によって養われているとみています。
東洋医学でいう腎は、生命力の源でスタミナ(精力)を蓄えているところです。腎臓を中心とした泌尿生殖器は、その一部になります。
現代の医学でいうところの内分泌系、免疫系統も、この腎に含まれますね。
第9話のところで心(心臓)には神があることをお話しました。そして、この腎には精があります。
つまり、腎のもっている精と心のもっている神で“精神
という言葉になるわけです。これについては後日に改めてお話したいと思っています。
さて、腎の体質をもっているのが水星生まれの人です。
水星というのは、一白水星生まれの人です。
水星生まれの人は、太めの金星生まれの人と、やせ型の木星生まれの人との間にあって、火星生まれの人と同じく標準的な体質です。つまり、水星生まれの人も標準体重を目安にダイエットされるとよいですね。
一白水星生まれは、昭和2年、11年、20年、29年、38年、47年、56年、平成2年、11年です。
これは2月4日から、翌年2月3日までですから、元旦から2月3日までの生まれの人では、前年の星になりますから注意してくださいね。
この腎にあるスタミナ(精力)は、髪の毛を栄養し、髪の毛に
、つやと潤いをあたえています。そのため、髪の毛が多くてつやがあり、一本一本
が太くて硬い人は、腎のもっているスタミナ(精力)が旺盛だということになるわけです
つまり、スタミナ(精力)が旺盛ですから、こういう人ではストレスに強いと言えますね。
反対に髪の毛が少なく、一本一本が細くて柔らかい人ではスタミナ(精力)がないために、ストレスに弱いので、仕事を押し付けたりしないでくださいね。
水星生まれの腎の体質の人では、髪の毛の状態に体質がよく現れています。
もちろん、他の体質の人でも、髪の毛の状態は腎のはたらきを表しているので、一つの目安になりますね。
もし精神的、肉体的ストレスや不摂生が続いて、この腎のはたらきが弱まり、腎にあるスタミナ(精力)が消耗されると、髪の毛にはつやがなくなり、抜け毛が多くなったり、あるいは、白髪が多くなります。
こういうときは、腎の系統に症状が現れています。
「足がほてって眠れない。」、「寝ても疲れがとれない。」、「疲れやすい。」、「腰が痛い。」、「歯がうく。」、「根気がない、何をやっても長続きしない。」、「記憶力が悪い。」などです。思い当たる症状はありませんか?
こんな症状があるときは、腎のはたらきを強化しなくてはなりません。
腎のはたらきを高め、スタミナ(精力)を回復するには、まず睡眠が大切です。
睡眠については次回にお話しますね。
それで、眠れない人には、お灸をお勧めします。
お灸はいつも、
をお勧めしていますね。
足のかかとの裏に
失眠というツボがあります。
それから、腰には、
腎兪というツボがあります。
そして、左右の腎兪の真ん中で、背骨の骨の出っ張りの間に命門というツボがあります。
これらのツボは腎のはたらきを高めるのに効果的ですので、“スタミナ灸”というわけです。
お灸を続けて眠れるようになると、髪の毛にはつやが出てきますよ。それで、スタミナが回復してきたことがわかりますね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/04(水) 17:45:45|
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前回は、お顔の美しさには“こころ”のもち方がかかわっていることについてお話しました。つまり、美しさは“こころ”のゆとりから生まれてくるものということでしたね。
その“こころ”のゆとりには、まず第一に健康であること、そして第二に精神が充実し気持ちが喜びや幸せに満ち溢れていることが必要だということもお話しましたね。
このように、東洋医学では“こころ”と身体を一体としてとらえています。そのため、心身一如の医学と言っているのです。
そして、東洋医学を代表する鍼灸の治療は、気の不調和を整えることで、心身の両面にはたらきかけることができるので、ストレス時代に最適な治療法と言えますね。
その鍼灸についてお知りになりたい方は、
がお勧めです。
また、このブログでも鍼灸の治療について少しずつ紹介していきたいと思っています。
そこで、まずは家庭でできる方法として、このブログではツボを紹介しながらお灸をお勧めしています。
お灸というと、「熱い!」、「跡が残る」という悪いイメージが強く、それだけで敬遠してしまう人がいます。
しかし、お灸にはいろいろな方法があります。この
であれば、だれでも簡単にお灸をすえることができ、心地良い温感がツボに伝わり、安らぎの香りが心に入ります。
お灸に使われるもぐさの原料は、ヨモギです。
お灸は温感がツボに伝わるだけでなく、その香りが鼻から心にはいり精神を落ち着かせてくれるのです。つまり、古代のアロマテラピーというわけです。
患者さんにお灸をしていると、なかには
「臭いですね。」
と言われる人がいらっしゃいます。
でも、何回か治療をして気の流れがよくなってくると、
「よい香りですね。」
と言われるようになります。
つまり、心の神、つまり“こころ”にゆとりがないと、お灸の香りが臭く感じるものなのです。
そして、そのときは温感も鈍くなっていますので、ほとんどお灸の温感をかんじないで終わってしまいます。
これも気の状態を知る目安になりますね。
さて、そこで今日は心の神、つまり“こころ”に安らぎをもたらすツボを紹介しますね。
手のひらを上に向けたとき、手首の内側のところに小さな骨の出っ張りがありますね。
その骨のすぐ手前に
神門 というツボがあります。
不安感があって、すぐに動悸がしたり、また精神的に落ち込んでいるとき、不安で眠れないときなどにお灸をすると効果的です。
もし、だれかにお灸をしてもらえるのであれば、背中のところにある
身柱 にもお灸をすえると、さらに効果的です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/03(火) 23:37:57|
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突然ですが、お顔の美しさって、何によると思いますか?
じつは、お顔は“こころ”の窓なんです。
それでは、“こころ”はどこにあると思いますか?
「脳ですか?」
「ノーです。」
東洋医学では、心(心臓)に神があると言っています。
東洋医学でいう心(心臓)は、もちろん循環器系でもありますが、精神心経系をも含んでいます。つまり、心は“こころ”の臓器ということですね。
さらに、心(心臓)のはたらきが止まってしまうと、=死ですから、この心(心臓)のはたらきを、東洋医学では一国の君主に例えているんです。
つまり、人体の中枢とみているわけですね。
その“こころ”の状態は、その窓であるお顏に、表情としてあらわれます。
国が国としてまとまり、栄えて活気に満ち溢れていれば、君主の“こころ”にゆとりが生まれてきます。それと同じように、人体でもよい気に満ち溢れていれば、君主である心(心臓)にもゆとりがあらわれてくるものなのです。そうなれば、お顔は喜びにあふれ、素敵な笑顔を見せてくれるのです
つまり、美しさは“こころ”のゆとりから生まれてくるものなのですね。
その“こころ”のゆとりには、まず第一に健康であること、そして第二に精神が充実し気持ちが喜びや幸せに満ち溢れていることが必要です。
さて、火星生まれの人では、この心(心臓)の体質をもっています。
ですから、火星生まれの心の体質の人では、お顔に表情がよくあらわれやすいのです。
火星生まれの心の体質の人って、デリケートで正直なのですね。
火星生まれの心の体質は木星生まれのやせ体質と土星生まれの太目の体質の中間にあって、標準的な体形の体質です。、ですから、標準体重を目安にダイエットされるとよいですね。
火星生まれは九紫火星です。
九紫火星生まれは、昭和3年、12年、21年、30年、39年、48年、57年平成3年、12年です。
最初に、心(心臓)は、身体を一国に例えて君主と言いましたね
君主ですから、心(心臓)は身体のすべてを統轄しているわけです。ですから、心(心臓)は身体の内外からの刺激に反応し、体内の」状況を把握しているのです。
もし、身体のどこかに不調和、つまり病気があると、心(心臓)の“こころ”に大なり小なり影響します。
「顔色がすぐれないみたいだけど、どこか具合でも悪いの?」
と親しい人には、声をかけることがありますよね。
顔色が悪いときは、“こころ”にゆとりがなく、表情は暗くなります。
このように、東洋医学は“こころ”と身体を一体としてとらえています。
健康な心身があって、はじめてお顏は美しさを表現してくれるのですね。
そう、女性なら、だれでも美しくなりたいと想うものですよね。
それも心(心臓)の“こころ”のゆとりから生まれてくるものなんです。
もし“こころ”に余裕がなくなると、お化粧をする元気もなくなってしまいますよね。
そこで、気分が塞ぎこんでいるときにこそ、鏡の前でお化粧をしてみることをお勧めします。そうすると、心(心臓)のはたらきに元気が生まれてきますよ。
つまり、お顔のほうから心(心臓)の“こころ”に喜びをあたえることができるわけです。
そして、何より“こころ”のもち方ですから、自分で自分のことを好きになることが心(心臓)にとってはおおきな喜びになるのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/02(月) 21:56:55|
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前回は、呼吸が“つながり”をもたらす気のツールであることをお話しましたね。
今日は、その肺のはたらきに支障をきたした場合と、その対処法についてお話しますね
さて、第6話では、肺と皮膚の関係をゴム風船に例えてお話しました。
ゴム風船の中が肺で、ゴムは皮膚に相当します。肺の中がよい気で充満すると、風船が膨らむように、皮膚には張りとつやが現れてくるのです。
そうすると、皮膚の表面を覆っている気の層も充実してくるわけです。
ところが、肺のはたらきが弱まると、ゴム風船がしぼんだように、皮膚も張りとつやをうしないます。
このとき呼吸は浅く短くなっています。本人の自覚症状は、「肩がこってつらい。」、「なんとなく気分がすぐれない。」、「息苦しい」などです。
肺のはたらきは体内の汚れた気を吐き出し、天空の良い気を取りいれることです。良い気を取りいれることで、天空の大気とつながり、“生きること”に対して前向きになることができるわけです。
“息すること”というのは、まさに“生きすること”につながっているのですね。
肺のはたらきが弱まると、“生きること”に対して後ろ向きになってしまいます。
「なんで自分だけがこんな想いをしなきゃいけないの。」、「もういやだ。」、「何をやってもうまくいかない。」など、マイナス思考が強まります。
そうなると、お顔の表情も暗くなってしまいますね。
そこで、肺のはたらきを助けて美しさを取り戻すためには、気分転換が大切です。
山に登ったり、旅行で景色のよいところへ行くと、思わず深呼吸をして気分がよいですよね。また趣味で充実した時間を過ごしているときにも、呼吸はゆったりとして気持ちが満たされていますよね。
このように、日々の仕事や生活に追われるだけの息のつまる時間から、自分を解放することは肺の呼吸の気を助けてくれることにつながるわけです。
また、肩がこるのは肺のはたらきが弱いからです。
肩がこってつらい人では、肩こりを解消することで肺のはたらきが回復します。
そこで、肩こりに効果的なツボを三つ紹介します。
一つ目は、合谷(ごうこく)
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20gokoku%20li%204%20hegu%20.htmlです。
二つ目は曲池(きょくち)
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20kyokuchi%20li11%20quchi%20.htmlです。
三つ目は四涜(しとく)
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20shitoku%20te9%20sidu%20%20.htmlです。
いずれも親指の先でぎゅーっぎゅーっと押さえると肩の緊張が緩和してきます。
そして、肺のはたらきを高めるツボとしては
列缺(れっけつ)
http://www8.plala.or.jp/k-sumire/tsubo%20rekketsu%20lu7%20lieque%20.htmlです。ここを押さえて痛みがあれば、そこにお灸をすると肺の気が通りやすくなります。
もちろん、頑固な慢性の肩こりでは、鍼灸の治療を受けられることをお勧めします。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 2007/04/01(日) 20:49:12|
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