気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

第34話 於血って知っていますか?

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 さて、前回までに、女性に多い冷え症について、いくつかのタイプを紹介しましたね。
 じつは、その冷え症には、もう一つあるんです。
 それを今回お話しますね。

 寒がりで手足の先が冷たく、夏でも冷房を嫌い、冷たい物を食べたり飲んだりすると、お腹を冷やして、すぐに下痢をするのは胃腸のはたらきが弱い人です。
 このような人では、胃のはたらきが弱いために陽の気を十分に作り出すことができず、さらに陽の気が手足の先まで巡らないために冷えるのです。
 ですから、こういうタイプでは、冷たい物はさけることが多いですね。
 ところが、寒がりで冷え症だと言っているのに、案外冷たい物を平気で飲んだり食べたりする人がいますよね。
 中高年の女性で、太目のタイプで厚化粧の人が多いですね。
 こういう人では、血液循環が悪くなって体内に悪い血液が停滞し、内部に熱をもっています。その反面、体表は十文に気や血液が巡らないために寒がり冷えるのです。
 こういうタイプを東洋医学では、“於血”って言っています。
 体の内部には、古くて悪い血が停滞して熱をもっています。その熱によって胃腸が乾燥するので、口が渇きます。それで、冷たい物を飲んだり食べたりするのです。
 また大腸も熱で乾かされ、便秘になります。黒くてうさぎの糞(ふん)のような小さなコロコロとした便が少しずつしか出ないのです。
 そして、もし古くて悪い血が子宮に停滞して蓄積されると、子宮筋腫を形成します。子宮筋腫の人は“於血”の人が多いわけです。
 全身の血液循環が悪く、気の巡りも悪いので、体表は冷え、乾燥し、さめ肌になっ
たり、足には静脈瘤が現れたりします。
 こういう人では、お顔の色も血色が悪く、お化粧ののりも悪いので、厚化粧になるというわけです。
 “於血”であるかどうかは、こういった症状があるかどうかでおおよそ確認できま
すが、もう一つ確かめておくところがあります。
 それは舌ベロです。
 鏡で、ご自分の舌ベロを見てみてください。
 舌の先を上あごに着けると舌の裏側を見ることができます。
 そのとき、舌の裏側に静脈が浮き上がって暗い青色が見えたら“於血”と判断でき
ます。
 この“於血”タイプの冷え症では、温かい物を飲んだり食べたりするというのではだめですね。
 このタイプでは、お通じを改善して便とともに胃腸の熱を排出するようにし、体の内部に停滞している熱が気とともに身体を循環して、手足に巡るようにしなくてはならないのです。
 お通じを良くするには、ヤクルトジョアが結構良いですよ。
 それでもだめな人は、レンコンの皮をむき、摩り下ろして絞った汁を飲むとよいです。

 それから、“於血”の人は慢性的な頭痛、肩こり、腰痛などに悩まされていることが少なくありません。
 ですから、ただ頭痛、肩こり、腰痛といった症状ごとに対処していてもなかなか改善しないのです。

 「それじゃ、どうすればいいんですか?」
 それには、“於血”体質を改善することですね。
 停滞している、古くて悪い血の流れをよくするためには、何と言っても鍼灸と漢方薬が有効です。
 “於血”に効果的な漢方薬は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が代表的です。
 いずれも専門医や専門薬局で処方していただくことをお勧めいたします。

 第5話でもお話しましたが、ここでも家庭でできる対処法として、はと麦をお勧めします。
 薬局へいくと、はと麦を粉末にした物やはと麦茶などが売られています。
 また最近は雑穀米ブームで、その中にも含まれていますね。
 はと麦の食べ方については、
健康・美容・ダイエットにはハトムギ料理が効く!―おかずからデザートまでおいしい28のメニュー 健康・美容・ダイエットにはハトムギ料理が効く!―おかずからデザートまでおいしい28のメニュー
岡田 幸子 (1995/01)
ブックマン社
この商品の詳細を見る
 が参考になります。
 はと麦は、ほかの穀物に比べ、タンパク質を多く含み、アミノ酸のバランスもよく新陳代謝を増進させる効果があります。
 はと麦は漢方の生薬名を「よく苡仁(ヨクイニン)」といい、体の中の水分や血液の代謝を促しますので、解毒させる効果があるんです。
 さらに、胃腸を整え、腎臓の働きを促し、水分代謝をよくするので、尿の出がよくなり、むくみの解消にもなります。
 そして、常食すると血液循環が改善されて肌がなめらかになり、シミ、ソバカス、肌荒れの改善にも効果があるので美容にも最適です。
 “於血”を改善すれば、お顔の血色も良くなり、お化粧ののりも良くなりますよ。
 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 最後に応援の一押しお願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?

スポンサーサイト
  1. 2007/05/16(水) 19:31:11|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:980

第33話 体を芯から温めることが大切です

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 そして、応援の一クリック、いつもありがとうございます。
 さて、前回は冷え症のタイプとして、足先から冷えが陰のどの経絡に通ってお腹に入るかを、現れる症状の違いによって紹介しましたね。
 お腹が冷えて痛むときは、痛む場所によって足からどの陰の経絡に冷えが入ったかを判断し、使うツボを使いわけます。
 たとえば、おへその上の肋骨に囲まれたお腹の部分が冷えて傷むときは、脾経に冷えが入ったので地機が効果的です。
 おへその周りが冷えて痛むときは、腎経に冷えが入ったので照海が効果的です。
 そして、下っ腹が冷えて痛むときは、肝経に冷えが入ったので太衝が効果的です。
 前回お話した三陰交と組み合わせて使うとよいですね。
 もし判断がつかないときには、三陰交だけでもよいですよ。
 また、足からの冷え取りには、足の指の爪の生えぎわを指で揉む爪もみ療法も効果的です。 
 それに加えて、やはりお腹の中から温めるのが大切ですね。
 胃は陽の気を作り出すところで身体を温めます。
 ですから、胃のはたらきが弱いと陽の気が不足して寒がり、体表を巡る陽の気が少ないため冷房を嫌うのです。
 さらに手足の先まで巡る陽の気が少ないために、手足の先が冷え、その冷えの陰の気が陰である脾経を通ってお腹に入り消化器系統を冷やします。
 そうなると、お腹が脹り、お腹が痛んで下痢をしたりします。
 ですから、まず胃を冷やさないことです。
 手足の先が冷える人では、冷たい物をひかえるほうがよいので、喫茶店やレストランに入ったときに出される氷水はさけたいですね。
 そして、そこでアイスティやアイスコーヒーなどを注文するのは最悪です。
 胃腸が冷えて寒がり、さらに冷えの陰の気が、足から入っている場合には冷たい物は欲しがらないと思います。
 冷たい物を摂ると下痢してしまったりするからです。
 でも、中には冷え症と言っても冷たい物を摂りたがる人がいますね。 
 これは体表は冷えているので寒がり、冷え症を訴えますが、内部は血液の滞りがあって熱が停滞しているタイプですね。これについては次回にお話しますね。

 それでは、お腹を温めるにはどんなものがよいでしょうか?
 いろいろありますが、特にお勧めはおみそ、とくに赤みそです。
 おみそは消化器を温めますから、毎朝おみそ汁(赤出汁)をいただくことで、胃腸を温め陽の気を作り出すことを助けてくれます。
 さらに冷えの強い人では、おみそ汁(赤出汁)に七味唐辛子をほんの少し入れて飲んでいただくと、より体が温まりますから、冷房対策にもなりますね。
 名古屋ではみそ煮込みうどん、みそかつ、みそおでん、みそ田楽、みそラーメンなど、赤みそを使った料理が有名です。
 みそラーメンは札幌でしたっけ?
 名古屋にお越しのさいは、ぜひ召し上がってくださいね。
 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 そして、応援の一押しお願いします。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/14(月) 15:39:07|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:467

第32話 冷え症のタイプと急なお腹の冷え痛みに対処する秘策

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 そして、みなさんの応援の一クリック、いつもありがとうございます。
 前回は、女性の冷え症について、胃のはたらきが弱い人では陽の気を作り出す力が弱いために寒さに弱く、また手足の先まで陽の気が十分に巡らないので手足の先が冷えるといったことをお話しましたね。
 そこで、こういう人では、足三里へのお灸が胃のはたらきを高め、胃の陽の気を作り出す力をアップしてくれることもお話しましたね。

 ところが、女性の冷え症は胃のはたらきが弱いものばかりではないですよね。
 手先は冷えないけど、足先がひじょうに冷たい、足先から膝にかけて冷える、あるいは足から下っ腹や腰にかけて冷えるなど、その程度はいろいろですが、こういった冷え症の人は少なくないですね。
 陰である女性の気は内向的で、陰である五臓に注ぎます。
 このとき注ぐ気は胃で作り出された陽の気で、手足を巡って陽の気は陰の経絡から五臓に注いで充実します。
 ところが足を巡る陽の気が少ないと、足は冷え、そこから冷えた陰の気がそのまま陰の経絡を通って足先から膝(ひざ)の内側、太ももの内側をとおってお腹に入ります。そして、冷えがお腹に入ると、お腹は冷えて痛むのです。
 これは余談ですが、よくお腹が痛くなる子どもがいますね。そういう子では五臓の気が虚弱ですから、精神的ストレスに弱いのです。

 ところで、足先から膝(ひざ)の内側、太ももの内側を通ってお腹に流れる陰の経絡には、脾経・腎経・肝経の三つがあります。つまり、足先の冷えた陰の気は、これら陰の経絡のうちの一つもしくはいくつかに入って症状を現すことになるわけです。
 もし脾経に冷えの陰の気が入ると、脾経は脾臓を中心に消化器系統に連絡していますから、胃腸が冷えて痛み、お腹が鳴ったり、下痢をしたりしますね。この場合、おへそより上のお腹の部分が痛くなります。
 もし腎経に冷えの陰の気が入ると、腎経は腎臓を中心とした泌尿器・生殖器に連絡していますから、足腰が冷えて痛み、小便が近くなったり、下痢をしたりしますね。その場合、おへそを中心とした辺りが痛みます。
 もし肝経に冷えの陰の気が入ると、肝経は下っ腹では子宮に連絡していますから、子宮が冷えて生理(月経)が不調で、ひどい生理痛に悩まされますね。この場合、下っ腹が冷えて痛みます。ひどい場合は腰まで冷えて痛みます。
 そして、もし腎経と肝経に冷えの陰の気が入ると、不妊症にもなるわけですね。
 このように、冷えの陰の気がどの経絡に入ったかで症状の現れ方は違うわけです。
 ですから、東洋医学では、冷え症と言っても、個別に症状を分析し、個々に応じてツボを選ぶわけです。
 分析なんて言うと、
 「難しそう。」
って思うかもしれないですね。
 そこで、冷えの陰の気がどの経絡に入ったかを分析しなくても対処できるツボを紹介しますね。
 これが有名な三陰交です。
 この三陰交というツボは、その名のとおり、“脾経・腎経・肝経の三つの陰の経絡が交わるところ”ということで付けられたツボです。
 ですから、三陰交へのお灸は、一度に脾経・腎経・肝経の三つの陰の経絡を治療することができるわけです。つまり、それだけ女性には影響力の大きいツボということで、別名“女三里”とも言われているのです。
 いつも足先が冷えている人では、定期的にこの三陰交へのお灸を続けるとよいですね。
 しかし、もし急に冷えてお腹が痛くなったときには、お灸なんて自分ではできないですよね。
 今日は最後に、その場合の秘策をお教えしますね。
 新幹線や特急電車に乗る機会があったら、ぜひ乗車券・特急券を駅員さんにお願いして、とっておいてください。
 その切符の裏には自動改札を通るための磁気が付いていますよね。
 この磁気面を痛むお腹の部分に当てていると、お腹の冷え痛みが早く和らぎます。新幹線や特急電車の乗車券・特急券がちょうどよい大きさなんです。
 今日もありがとうございました。
 最後に応援の一押しお願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/11(金) 08:52:07|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:683

第31話 胃のはたらきを高めるツボ

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 さて、前回は男女の気の違いから、陰である女性の気は内向的で五臓に注ぎ、五臓は旺盛である反面、陽である六腑(胃・小腸・大腸・膀胱・三焦・胆のう)のはたらきは弱いので、女性は六腑(胃・小腸・大腸・膀胱・三焦・胆のう)の病気にかかりやすいことをお話しましたね。
 六腑の中でも胃のはたらきが弱いと手足が冷えたり、寒がりで夏でも冷房を嫌うといった冷え症を訴えるということになりますね。

 胃は飲食物を受け入れて消化し、そこからエネルギー旺盛な陽の気を作り出すところです。
 そして、経絡とよばれる気のルートは、この胃から始まり、十二の経絡が一本に連なり、胸から手、手から顏、顏から足、足から胸へと絶えず行ったり来たりしながら巡回し、最後は胃に戻って経絡の始まりにつながっています。
 それで、経絡は、『環(たまき)の端(はし)なきが如し』っていわれているのです。
 さて、胃のはたらきが弱くて陽の気を作り出すことが不十分だと、手足が冷えたり寒がりであるばかりではなく、身体を巡っている経絡のはたらきが鈍くなるので身体の動きも鈍くなります。
 このように胃のはたらきが弱い女性では、少食で、食べ過ぎるとお腹がはったり、食後すぐに下痢をしたりします。手足が冷え、寒がりで夏でも冷房を嫌います。
 こういうタイプの冷え症では、足三里へのお灸が効果的です。
 この足三里というツボは、ご存知の人も多いと思います。

 そうです。
 あの松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭部分に出てきますね。
 松尾芭蕉も、この足三里にお灸をしながら旅を続けたわけですが、それは胃のはたらきを整えるとともに身体を巡る経絡の気を高め、エネルギーを充電して全身状態を維持していたのです。
 ですから、この足三里というつぼは、全身調整に効果的というわけです。

 でも、現代は精神ストレス社会であり、このストレスにより胃酸過多状態で胃を悪くしている人が少なくないですね。
 その場合では、足三里へのお灸は胃酸の分泌をさらに多くしますので、控えたほうがよいですね。
 胃がムカムカする、食べてもすぐにお腹がすく、よく口が渇いて冷たい物を飲みたがるなどは胃の熱です。
 この場合は内関へのお灸がよいですね。
 お灸には、
つぼ灸ネオ 126壮 つぼ灸ネオ 126壮
(2003/05/19)
山正
この商品の詳細を見る
をお勧めしています。

 これであれば、だれでも簡単にお灸をすえることができ、心地良い温感がツボに伝わり、安らぎの香りが心に入ります。

 このように、同じ胃が悪いと言っても、症状の状況から病気の状況の違いを判断し、それに応じてツボを使い分けることが大切です。これが東洋医学の特徴でもあるわけです。
 胃の調子の悪い人は一度胃薬をやめて、試してみてはいかがでしょうか?
 今日もありがとうございました。
 最後に応援の一押しお願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/09(水) 16:00:37|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:335

第30話 手の冷たい人は心が温かく、手の温かい人は心が冷たい

 この部ログに訪問いただき、ありがとうございます。
 前回も男女の気の違いについてお話しましたね。
 男性は陽で気は外向的で活動的、そのため陽である六腑も旺盛でよく食べます。
 一方、女性は陰で内向的、そのため陰である五臓が充実し、精神感情が豊かです。
 今回も、さらに男女の気の違いについて理解を深めたいと思います。
 
 「手が冷たい人は心が温かい。手が温かい人は心が冷たい。」
って言いますよね。
 結論から言うと、これも男女の気の違いから理解できるんです。
 男性の気は外向的で陽の経絡を通じて手足の先まで気が巡っているので手足は温かいのです。でも、そのぶん、内部にある五臓の気が不足して精神、いわゆる心(こころ)の気の動きが二食いのです。
 この心(こころ)の動きが鈍いことを「心が冷たい」って表現したんですね。
 つまり、男は気がきかない、鈍感ってことです。
 一方、女性は陰で、気が内向し五臓に注ぐので五臓が充実し、精神感情が豊かです。
 そのため、細やかな心遣いができるのです。これを「心が温かい」って言うわけです。
 その反面、女性は陽である外表面の気が少なく、手足末端には陽の気が不足しがちです。そのため、女性は手足の先が冷えます。また女性には冷え症や寒がりの人が多いわけですね
 でも、近年は女性も男性と同じようにはたらくようになっていますので、その点で男性と同じように気が陽である外表面に向かって活動的になっています。
 となると、女性でも気がきかない人が多くなってる?かもしれないですね。
 また、「冷え症は女性の病気」って言いますが、じつは男性でも冷え症の人がいるんです。
 これも男性としての陽である気が動かず、陰に向かい精神感情が激しいために手足の先まで気が巡らないのです。
 こういう人では陽である六腑のはたらきが弱いので、便秘がちになりやすいですね。
 女性に便秘が多いのも、そういうことなんです。
 ですから、便秘知らずの女性は気が外向的で六腑のはたらきが旺盛ですから、さっぱりした正確ってことになりますね。
 本来、女性は陰で五臓のはたらきが旺盛である反面、陽である六腑(胃・小腸・大腸・膀胱・三焦・胆のう)のはたらきが弱いのです。
 ですから、たとえば胆のう炎や胆石などの胆のうの病気や膀胱炎などの膀胱の病気は女性に多いのです。
 その六腑の中でも胃は食べ物を受け入れ消化し、陽の気を作り出す大切なところです。
 この胃を冷やすと陽の気を作るはたらきが悪くなり、体が冷えてしまいます。
 男性は陽の気が旺盛ですから多少冷たい物を摂っても大丈夫ですが、女性は胃の陽気が男性より弱いので、冷たい物は控えめにしたほうがよいわけです。
 これからの季節、冷房の中でアイスコーヒーを飲むなんていうのは最悪ですね。
 冷え症の人にかぎって、そういうことしてませんか?コーヒーそのものが体を冷やす性質がありますから、アイスで飲むのは影響が強いのです。
 今年の夏は猛暑になると思います。
 外は暑く、部屋の中は冷房で寒く、熱と寒の陰陽の差が大きいので体調管理に気を付けてくださいね。
 今日もありがとうございました。
 最後に応援の一押しお願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/08(火) 14:15:39|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:437

第29話 なぜ女性はおしゃべり?

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 前回は、東洋医学では男女の気の違いについて、男性は陽、女性は陰であることをお話しましたね。
 東洋医学では、このように、陰と陽の二つの気の性質によってすべてのものを分類し、その両者の相互関係が理解できるようになっています。
 それで、男女については、陽である男性は太陽の影響下、陰である女性は月の影響下にあるということでしたね。

 男性は気が外向的で活動的です。ですから、“外で働く”ことに適しています。外で活動し、気は体表から外に発散されます。
 一方、女性は気が内向し、内部が充実します。ですから、家にあって内を守るのに適しているわけです。
 というような話は、現代ではそぐわない話ですね。
 でも、気の考え方からは大切なことなんです。

 あなたのお父さん、もしくはご主人は家に帰ってくると、
 「めし」、「ふろ」、「寝る」
ではないですか?
 男性の気は外向的で、労働によって気をそとに発散します。つまり、エネルギーを消耗するということです。
 エネルギーを消耗すると、しゃべるのがおっくうになり、口数が減ります。そして、お腹が減りますから、男性はよく食べます。
 食べた物は胃に入り、消化され、小腸で栄養は吸収され、不要な物のうち、子経分は大腸に、水分は三焦を経て膀胱に送られます。また胆のうは小腸に胆汁を送って消化・吸収にかかわっています。
 これら、胃・小腸・大腸・三焦・膀胱・胆のうの六つを合わせて“六腑”と言います。
 これに対して肝・心・脾・肺・腎の五つを“五臓”と言います。東洋医学では、これら五臓の内には、精神がやどっているとみています。
 そして、陰陽の理論からいうと、五臓は陰で、六腑は陽となります。
 男性は陽ですから、同じ陽である六腑のはたらきが旺盛です。ですから、よく食べるのです。質より量っていうところですね。
 六腑は食べ物を消化し、栄養を吸収すると、次へ次へと中にある物を送り、その中を空にします。男性は六腑と同じで頭の中は空ですから、単純なんです。
 一方、陰である女性は月の影響下にあり、気は内向し陰の経絡から五臓に気が注がれ、五臓が充実します。
 ですから、陰である女性は、陰である五臓と同じで内に精神感情を秘めているのです。同じ年齢だと、男性よりも女性のほうが精神年齢が高いって言われますよね。
 ですから、同じ食べることでも、女性の場合は、味付けの良し悪しとか、お皿の柄がよいとか、盛り付けがきれいだとか、一緒に食べる相手との関係とかを大切にして感情が満たされるのです。つまり、量より質なんですね。

 陰で内向する女性の気は、五臓を充実し、五臓が充実すると腎の気が満たされ排卵が起こります。排卵が起こると、いっそう気は内向するので、内部にエネルギーが蓄積されて基礎体温が上がります。
 男性は労働で気を発散しますが、女性は内部に蓄積されたエネルギーを発散するためにどうすると思いますか?
 それが、おしゃべりなのです。
 女性は陰ですからおしとやかでなければならない、でも内向し蓄積したエネルギーを発散するためにおしゃべりというわけです。
 ですから、
 「うちの主人は、話かけてもロクに返事もしてくれないわ。」
と悩む必要はありませんよ。
 男女を同じ基準で考えるから対立してしまいます。陰と陽という相反する性質を持っているからこそ、お互いに引き合い、そして調和することができるのです。
 次回も、さらに、男女の違いについて話を進めていきます。
  今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 最後に応援お願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/04(金) 19:20:43|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:401

第28話 がに股と内股の違いは男女の気の違い

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 歩くときには、足の親指の付け根の裏のところに重心を移して、しっかりと地面を踏みしめて歩いてくださいね。そうすると、疲れにくいですよ。
 ちなみに、足の外側のほうに重心を移して歩いてみてください。膝や腰に負担がかかり、とても疲れやすい感じがします。
というように、普段何気ないことでも、大切なことってあるんですね。
 そこで、足に意識をおいてみると、何か他に気が付くことがないでしょうか?

 「そういえば、がに股の人と内股の人がいます。」
 そうですね。
 たいてい、男の人のつま先は外側に少し開いていますが、反対に女の人のつま先は少し内側に向いていますよね。
 これは何に由来するかというと、男女の気の違いです。

 男女の気の違いについて、東洋医学では、男は陽、女は陰と言っていますが、これは男性は陽である太陽の影響下にあり、女性は陰である月の影響下にあるということです。
 女性が月の影響下にあることは、第5話でもお話しました。
 それで、太陽の影響下について考えてみると、 日かげと日なたの植物とでは、日なたのほうが葉や枝が硬く大きいですよね。
 それと同じように、太陽の影響下にあり、陽である男の肉体は、女性に比べて皮膚が硬く、筋骨が大きく発達しているわけです。
 それから、陽である男性の気は、外向的で活動的であり、陰である女性の気は内向的で静かです。
 「あれ!女性は静か?」
って思われた人もいますよね。男性よりも女性のほうがおしゃべりで騒がしい人が少なくないですからね。
 この理由については次回にお話しますね。

 それで、なぜ足のつま先が男は外に開いていて、女は内に向いているのかでしたね。
 足の経絡では、陽の性質をもつ経絡(陽経)は外側を巡っています。そして、陰の性質をもつ経絡(陰経)は、足の内側を巡っています。
 男性は陽の性質で外向的ですから、気が陽の性質をもつ経絡のほうに向かい、つまり陽の経絡に引っ張られてつま先が外側に開くのです。
 一方、女性では、陰で内向的ですから、足の内側にある陰の性質をもつ経絡に気が向かってつま先が内側に引っ張られるので、内股になるわけです。

 「それじゃ、男性で内股の人、女性でがに股の人ってどうなるの?」
 当然、本来の男女の気の性質と方向性が逆になっています。
 女性は精神感情が豊かでそれを内に秘めています。
 内に秘めておくことができるのは陰の経絡によって気が内に向かい、内を充実させているからです。
 ところが、がに股になっている女性では、気が外にむかっていますから、精神感情を内に秘めておけないで、外に放出してしまうということになるのです。(怖いですね。)
 一方、男性は気が陽の経絡によって外に向かい、適度に発散される(内に残らない)ので、性格的にもさっぱりしているのですが、これが内股の男性では気が内に向かって貯められますので、ウジウジしてしまうことになるわけです。
 ですから、男性で内股、女性でがに股の人はおつき合いしないほうがよいですね。(余計なおせっかいですが)
 ということで、異性を選ぶときには、顔だけでなく、つま先もよく観察してみるのがよいですね。参考になれば幸いです。
  今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 最後に応援お願いしますね。
 ここをクリック→人気blogランキングへ
 ありがとうございました。

 このブログを最初からお読みになりたい方は、
第1話 太る体質、やせる体質は何に由来するのでしょうか?
  1. 2007/05/03(木) 15:39:41|
  2. 鍼灸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:333
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。