気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

第46話 土用のうしのうなぎ

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 さて、梅雨があけ、猛暑日が続いているところもありますね。
 7月20日より土用に入りました。この夏の土用は、8月8日の立秋前までです。
 この土用は、“土用のうし”でうなぎを食べる日として知られていますね。今年の“土用のうし”は、明日、7月30日です。

 じつは、土用というのは夏のこの時期だけではないんです。
 毎年2月4日の立春、5月6日ごろの立夏、8月8日ごろの立秋、11月8日ごろの立冬の前それぞれ18日間を土用と言います。
 このように、暦をみるとわかりますが、土用は各季節の変わり目にあって、腑兪から春、春から夏、夏から秋、秋から腑兪へと季節の移り変わりを支えているわけです。

 それで、風水では土用の時期には、土を掘り返すなどして土を傷つけてはいけないと言っています。
 なぜかというと、五行理論では、土は中央に位置し、すべての物をはぐくみ育てる役割をもっていますが、その土の性質が傷つけられると、土には腐蝕作用があり、あらゆる物が損なわれ、傷つけられるという土の報復を受けるためです。

 この土に相当するのが、人体では脾(膵臓)と胃を中心とした消化器系統です。
 つまり、土用の時期には脾胃のはたらきが旺盛となって栄養を吸収し、人体の組織・器官をはぐくみ育てます。そして、季節の移り変わりに対応できるこころと体をつくっているわけです。

 もし、土用の時期に栄養の偏りや失調があれば、それは土である脾胃を損なうことになり、その報復として体調をくずすことになるわけです。

 それでは、なぜ土用の“うし(丑)”の日でしょうか?
 ね(子)、うし(丑)、とら(寅)…という十二支にも、それぞれ五行の性質があります。
 とら(寅)とう(卯 )は木、み(巳)とうま(午)は火、さる(申)ととり(酉)は金、い(亥)とね(子)は水で、うし(丑)・たつ(辰)・ひつじ(未)・いぬ(戌)は土になります。
 ですから、土用の中の土の性質をもったうし(丑)の日が土の性質がもっとも強くあらわれるということです。

 「それでは、なぜうなぎなの?」
と言われそうですね。
 うなぎを釣って水槽に飼っていた人から聞いたのですが、釣ってきたうなぎはエサをあたえても食べないそうです。それでも、一年ぐらいは死なずに生きているということです。すごい生命力ですよね。
 そんなうなぎにはスタミナがあって、それを食べると、スタミナがつくと考えたのではないでしょうか?
 必ずしも土用のうしでなければいけないということではないですし、うなぎでなければいけないということでもないんです。
 とにかく、バランスよく、なんでも食べることですね。食べるものの偏りは栄養の偏りであり、それは考え方や行動の偏りにも通じます。
 しっかり食べて暑い夏を乗り切りましょう。
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第45話 体力について考えてみましょう

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 さて日常、当たり前のように使っている言葉のなかには、その使い方が誤解されているのではないかと想うものがあります。
 例えば、“体力”という言葉です。
 この“体力”という語の意味を辞書で調べたことはあるでしょうか?

 辞書には、①病気に対する抵抗力、②運動能力とあります。
 「体力がないので、病気がなかなかよくならない。」
という場合は、①の病気に対する抵抗力の意味ですね。

 「体力づくりで毎日走っています。」
というのは、②の運動能力の意味ですよね。
 このように、同じ“体力”という言葉を使いながら、それぞれ違った意味で使い分けていますよね。

 ところが、じっさいには厳密ではないために二つの意味が混同されて使われてしまっていることがあると想います。

 「体力がないから病気がなかなかなおらない。」
というので、病気の治療には「体力をつける」、もしくは「体力を回復させる」ということになるわけですね。
 この場合も、①の病気に対する抵抗力の意味のはずなのですが、これが、
 「体力をつけるためには、運動をしなければいけない。」
というように、ここで②の運動能力の意味に置き換わってしまっているのです。
 もちろん、運動することは良いことです。でも、運動能力と、病気に対する抵抗力とは別ものではないでしょうか?
 プロスポーツ選手は運動能力は高いのですが、その選手が必ずしも病気にかからないというわけではないですよね。

 なぜ、このような誤解がうまれたかというと、それは“体力”の①の病気に対する抵抗力のほんとうの意味が理解されていないからではないでしょうか?

 それでは、ここで東洋医学の立場から“体力”の意味について考えてみたいと想います
 東洋医学では、人体は大いなる宇宙より気を受け、大いなる自然の中で、こころと身体は一体であると認識しています。
 その根本的な思想が、“天地人の三才思想”です。

 天は大いなる宇宙であり、理想の先天世界です。ですから、人は宇宙にロマンを求めます。
 地は、母なる大地、地球であり、現実の後天世界です。
 そして、人は天と地のあいだに位置する存在で、人の中に天人地という大宇宙の縮図が存在しています。
 この人の中に存在する天人地の三才を“三焦”と言います。

 そこで、体力について考えてみると、この天地人の三才思想にもとづいて天である先天の体力、地である後天の体力、人である三焦の体力の三つに分けることができると想います。

 先天の体力とは、つまり眠る体力です。
 疲れすぎてて眠れないということがありますよね。これが先天の体力がおちたということです。
 後天の体力とは、つまり食べる体力です。
 病気などで食欲がないというのは、後天の体力がおちたということです。
 そして、三焦の体力とは、つまり排泄する体力です。
 排尿や排便に異常をきたすのは、三焦の体力がおちたということなのです。

 健康であるということは、快眠・快食・快便であると言われますよね。
 この三つがすべて整って体力、つまり病気に対する抵抗力がそなわっていると言えるわけです。つまり、これが体力ということなのです。
運動が病気予防に貢献するとすれば、それは睡眠・食欲・排泄のいずれかに影響し、そのはたらきを助けてくれるということになります。
 適度な運動により、ストレスが解消されてよく眠れるようになったり、食欲がわいておいしく食べられたり、排尿・排便が促されたりするわけです。
このことをよく理解して運動されると、無理な運動にはならないと想います。
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第44話 ほんとうに方位の吉凶の影響はありますか?

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 ところで、もう夏休みにはいっている人もいるのでしょうね。
 この夏、海外旅行に行かれる人もいらっしゃると想います。あなたは、どちらへ行かれるのでしょうか?

 さて、その海外旅行の行き先を決めるときに、あなたはどうやって決めていますか?
 例えば、今年は二黒土星中宮年といって、二黒土星が中心になります。
 そして、北西に三碧木星、西に四緑木星、北東に五黄土星、南に六白金星、北に七赤金星、南星に八白土星、東に九紫火星、南唐に一白水星が回っています。
 この九星気学では、五黄土星が回っている方位、つまり今年は北東は五黄殺と言って、その方位を犯してはいけないとされています。また五黄殺の方位と正反対の方位、つまり今年では南星の方位は暗剣殺と言って、これも犯してはいけないとされています。
 そのほか、自分の産まれた年の星(本命星)が回っている方位(各人によって違います)は本命殺と言い、その正反対の方位は本命敵殺と言って、これもそれぞれ犯してはいけない方位とされています。まだまだ他にもあります。

 「えっ、それじゃ、行ける方位は限られるじゃないですか!」
と思われるでしょうね。
 これが不思議なもので、そんな方位の吉凶なんて気にしなくても、よい気の波動をもっている人は、自然と吉方位に旅行を計画したり、吉方位に移転や出張が入ったりして、さらに運勢があがり、よい気の循環が続くことになるのです。

 ところが、気の循環の悪い人では、知らず知らずに凶方位に旅行や仕事が入ってしまい、さらに悪い気の循環が強化され、運勢が下降することにもなるわけです。
 ここで誤解してはいけないのが、この方位の吉凶が運命を決めてしまうわけではないということです。

 でも、この方位の吉凶は、いったい何に影響しているのでしょうか?
 九星気学では、自分の住んでいるところ、つまり寝泊りするところを中心にして方位を判断します。
 つまり、自分の寝床に地軸があると判断しているのです。
 旅行や引越しなどは、この地軸の位置が変わるということです。
 もし、吉方位に地軸が動けば、地軸はよりしっかりとし、自転がうまく回ることになります。
 反対に凶方位を犯すということは、つまり人体の地軸がぶれて自転がうまくいかなくなるということです。

 「えっ、人体の地軸と自転?」って想われるかもしれないですね。

 人体の地軸は背骨にあり、背骨は腎に支配されていますから、人体の自転がうまくいかなくなるというのは、腎を中心とした気の循環のサイクルが乱れるということです。
 気の循環は腎を中心に午前0時からは陽の経絡を通じて外の肉体組織に向かって流れ出し、それは正午にピークに達します。そして、正午から気は陰の経絡を通じて内にある腎に向かって回収されていきます。

 “地軸がぶれて自転がうまくいかなくなる”と言われても、ピンとこないかもしれないですね。
 でも、海外旅行をしたことのある人はわかると思います。
 そうです。つまり、時差ボケというのがそれなんです。
 海外で距離が遠いほど、地軸が大きくぶれるのでそれだけ大きな影響として時差ボケとなるわけです。
 しかし、地軸がぶれた影響というのは、時差ボケだけではないんです。
 気の循環サイクルが乱れるために、体調に影響し、予期しない病気をまねいたりすることもあるわけです。
 その影響の良し悪しは方位の吉凶とその人の体質の強弱により違います。

 さきほど、地軸は背骨で腎に関連していることをお話しましたね。
 東洋医学の腎は生殖器系統も管理しているので、腎の弱い体質の人では、凶方位の影響により女性では排卵が止まってしまったり、月経の状態に異常をきたしたりして不妊症になったりする人がいます。また男性ではうつ病になったり、腰痛、精子の形成に支障をきたしたりする人もいます。
 このようなことは、海外旅行でなくても、方位が悪ければ国内の旅行や移転でも起こります。ただ、時差ボケのような現れ方ではないために、その影響だというように実感できないだけなのです。

 ここで、もう一度注意しておいていただきたいことは、吉方位をとれば健康を含めて運勢があがり、凶方位をとれば運勢が悪くなるということで運命が決まるわけではないということです。
 方位をとることは、あくまで地軸を整えたり、乱したりということによって気の循環サイクルに影響しているということなのです。ですから、根本的な運命を変えたりするということではないことは理解しておいていただきたいと想います。

 あまり、こだわりすぎると、どこにもでかけられなくなってしまいますからね。
 ようするに、悪い影響を受けても、すぐに修正できる体の状態であればよいわけです。そのためには快眠、快食、快弁であることが大切になるわけです。
 次回は、改めて健康について考えてみたいと思います。
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  1. 2007/07/26(木) 22:58:56|
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第43話 耳のしわは何を示しているのでしょうか?

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 さて、今回は耳のしわについて紹介したいと想います。
 耳を形づくっているところを耳介(じかい)と言います。そして、耳のあなを外耳道と言います。
 耳介をよく見ると外耳道のほうから、耳介の外側に向かって細いしわが見られます。普通は、このしわは、耳介の一番外側まで達することなく、途中でとぎれていますよね。  しかし、中には外耳道の方よりはっきりと耳介の一番外側まで達している立派なしわを持っている人を見かけます。

 このしわのことをELCといいます。ELCは、イアー・ローブ(EL=耳たぶの
こと)クリース(C=しわのこと)の頭文字をとった略語です。

 東洋医学では、耳は腎のつかさどるところとされています。
 年をとってくると、腎に蓄えられているスタミナが消耗され、このしわがはっきりと見られるようになります。

 このELCを持つ人は、年齢が高くなるにつれて増えてきます。しかし同じ年齢で、較べてみるとこのELCを持つ人は、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患にかかっている比率が高いということが、現代医学の中で昔からいわれています。
 これは、循環器内科の先生にはよく知られていることです。
 現代医学的には理由は、全く不明ですが、統計学的には、はっきりと差があるのです。

 これを東洋医学的に考えてみましょう。
 生理的には、腎と心(心臓)は互いに交流し、陰陽のバランスをたもっています。
 ところが、腎が虚弱になると、心(心臓)のたかぶりを制御できなくなります。
 そのため、心のつかさどる血脈が旺盛となって動脈硬化が進み、ついには虚血性心疾患をまねくことになるわけです。
 ですから、その最初の腎の虚弱な状態が、耳のしわとして現れているということです。

 また、最近は糖尿病を持っている人もこのELCを有する率が高いということがわ
かってきました。これも、現代医学的には理由は、全く不明です。
 しかし、これも東洋医学的には理解できます。
 糖尿病は土である脾(膵臓)の病気です。
 五行関係では相剋である腎に対して、土剋水の関係で、やはり腎が虚弱になります。
 その腎の虚弱な状態が耳のしわとして現れていると理解できます。

 さあ、身の回りの人の耳を観察してみましょう。
 このように、ちょっとしたことですが、身体に現れたサインを早めに読み取って、速めの対処ができれば、大事にいたらないですみますよね。
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  1. 2007/07/25(水) 11:44:14|
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第42話 発ガンのしくみを考える

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 さて、ガンをひきよせているのが自らのこころであるとしても、ガン細胞そのものは一体何でしょうか?
  結論から言えば、それは血です。

 昔からよく言いますよね、“食べたものが血となり、肉となる”って。
 食べたものから血がつくられ、その血によって肉体の各組織はつくられているわけです その血がつくられる過程に支障をきたし、悪い血がつくられ、それが特定の臓器にひきよせられて、ガンを形成するというわけです。
 ですから、こころのあり方に問題があれば、すぐに発ガンするということではないのです。

 それでは、食べたものから血をつくるのはどこでしょうか?
 それは小腸です。小腸が血をつくっているのです。
 現代の医学をご存知の方は、“血液は骨髄でつくられる”と言われることでしょうね。
 でも、それは仮説でしかないんです。

 東洋医学では古くから血液は小腸を中心とした消化器系統で食べたものからつくられることを認識していました。
 そして、それを、科学的に確認したのが、千島喜久男博士です。
 千島喜久男博士は「赤血球は小腸で造血されること(小腸造血説)」を1954年に報告しています。(千島学説)
 博士によれば、通常の状況では骨髄において造血している事実はなく、絶食や飢餓状態のときにはじめて骨髄での造血が認められるとしているのです。

 小腸は、東洋医学では心(心臓)と表裏関係にあると認識されています。ですから、小腸は心(心臓)の」はたらきと密接な関係にあるわけです。
 東洋医学では精神は腎と心のバランスのうえに安定が保たれ手いると認識しています。
 ですから、腎が弱まり、心とのバランスがくずれると、精神感情は乱れ、心は不安定になります。
 その影響は心と表裏関係にある小腸に影響して、血の生成に支障をきたすことになるのです。
 その結果、小腸では悪い血がつくられ、それがこころの問題をかかえている臓器にひきよせられてガンとなるわけです。

 このように発ガンのしくみを理解すると、なぜ断食療法がガンをはじめとする慢性病に効果があるのかがわかります。
 つまり、小腸に問題があってガンの元である悪い血をつくってしまうので、食べれば食べるほどガンの元をどんどんつくってガンが大きくなってしまいます。断食することで、そのしくみを絶つことができ、そして栄養の供給が絶たれると、腎のつかさどる骨髄できれいな血を生成することになります。これによって新しい体組織がつくられることになるわけです。
 そして、何と言っても、ガンをひきよせてしまったこころのあり方を認識することで、ガンに立ち向かうことが可能になります。
 鍼灸をはじめとする東洋医学の治療は、ガンそのものを攻撃するというのではなく、発ガンをまねいた腎と心のバランスを回復し、肉体と精神を安定に保つことに貢献することになるのです。
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 ガンでお悩みの方には、東洋医学と千島学説にもとづいたガン治療を実践されておられる岐阜県立多治見病院の外科部長である酒向医師の書かれた『癌を克服するために』をお勧めいたします。
 この本は非売品ですので、一般の書店で購入することはできません。そこで、以下にご注文いただくとよいと想います。
ということで、お申し込みは「じあいネット」へ。
jiai@ji-ai.net
 札幌市西区西野4条10丁目10-10
 電話:011-671-7880 FAX:011-671-7877
 
 この本の概要をご理解いただくため、
以下に「まえがき」の一部を再録させていただきます。

 ***********************

(前略)
私は医師として第一線病院で多くの癌患者さんを治療してきた経験から、
癌に対する私なりの考え方をここに示し、
少しでも癌の真実の姿を皆さんに知ってもらおうと考えています。

癌専門医と称する先生方の解説によれば、
癌の診断技術は最新の電子機器の使用により年々向上し、
(略)近い将来に癌は征服される見通しだそうです。

(略)ところが医学統計の上では、日本における癌死亡者数は年々増加しており、
癌専門医の先生方の予想や新聞記事とは誠に奇妙な乖離を示しています。
これは現代医学が癌という病気の真の姿を、
根本的なところで見誤っていることに原因があります。
また、現代医学が人間の体を、機械のように考えていることにも原因があります。

(略)人間は肉体「身」と精神「心」が複雑に入り交じった複合体です。
いくら科学技術が進歩しても肉体面のみの治療では限界があり、
現実に治療成績が上がらないという障壁に現代の癌治療はぶつかっているのです。

(略)
私は治療法が的確ならば、現在では不治とされている末期癌の患者さんでも、
完全治癒を実現できる可能性があると確信しております。
癌の完全治癒を実現するためには、患者さん自身が癌について、
そして癌を病んでいる自分自身について知る必要があります。
私は、癌と告知された患者さんが癌の真実の姿を理解し、
そこから自分自身の状態を的確に理解して、
有効な治療法を実行できるようにと、この文章を書きました。

(略)
第一部では、現代医学の癌に対する病理観と治療法について述べます。
この部分は、現代医学の正統的な立場から書いています。

第二部では、私の考える癌の病理観を述べます。
第三部では、私の考える癌の治療法について述べます。
第二部と第三部は私の私見であり、
現代医学の正統的な立場とは全く見解を異にした立場から書いたものです。
第三部の治療法は、原則として誰もが一人で実行可能な方法論を中心に書いてあります。

 ***********************

…という「まえがき」から始まり、378ページびっしりと情報が詰まっているわけですが、
「もくじ」の中から、大きな流れだけを以下に示してみます。


第1部 現代医学の癌に対する病理観と治療法

 1章 現代医学の病理観
 2章 現代医学の癌に対する病理観 
 3章 癌の原因論
 4章 悪性腫瘍(癌)の診断
 5章 悪性腫瘍(癌)の治療
 6章 悪性腫瘍の治療成績と予後について
 7章 癌の早期発見と予防
 8章 悪性腫瘍の終末像
 9章 微小癌・潜在癌と癌の自然治癒

第2部 私が考える癌の病理観

 1章 医学における科学とは
 2章 仮説だらけの現代自然科学
 3章 迷走する現代生物学
 4章 病気治療には役立ちそうにない現代の東洋医学研究の現実
 5章 量子力学説の世界観と東洋哲学
 6章 東洋医学の真髄に迫る千島学説との出会い
 7章 驚くべき真実を示す千島学説
 8章 黄帝内経の造血理論と千島学説の造血理論の驚くべき一致
 9~12章(略)
 13章 千島腸造血説の詳細
 14章 骨髄造血学説を盲信する現代血液学
 15章 千島学説の感染症に対する考え方
 16章 千島学説の発癌理論
 17章 私自身の癌研究について
 18~20章(略)

第3部 私が考える癌の治療法

 前編 癌の身体的治療法
    ●呼吸法 ●食事法 ●運動療法
    ○気巧 ○ヨーガ ●皮膚刺激法

 後編 癌の精神的治療法
 1章 なぜ癌に精神療法(心の治療)が必要なのか
 2章 ストレスと癌の関係
 3章 癌にかかりやすい性格
 4章 癌を発病しやすい現代日本人の精神構造
 5~15章(略)
 ***********************

  今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
  1. 2007/07/24(火) 23:40:12|
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第41話 ガンとこころのあり方(2)

 このブログへの訪問、いつもありがとうございます。
 さて、前回は乳ガンとこころのあり方についてのかかわりを、東洋医学の立場からお話しました。
 今回は、その乳ガンが肺などへ転移する場合などについて考えてみたいと想います。

 乳ガンは早期に発見し、手術で切除してしまえば、完全に治癒が見込めるということで、乳ガン検診が勧められています。
 しかし、その手術で乳房ごとを大きく切除してしまっても、転移が認められる場合があり、乳房を残してガンを摘出する温存療法でも、再発率には差がないことが指摘されています。

 もともとガンは乳房という局所に発生したとはいえ、局所的な病気ではないのです。
 前回にお話したように、こころのあり方が大きくかかわっているとすれば、母性性と女性性のシンボルである乳房を切除してしまうことは、さらに大きなショックとしてこころのあり方に大なり小なり影響することになるでしょう。
 そして、根本的な原因であるこころのあり方を解決しないでいれば、結局のところ、ガンを切除したからと言っても、転移をまねくことになるわけです。

 乳ガンをはじめ、ガンの多くが肺に転移すると、生存率がきびしくなります。
 乳ガンをはじめ最初に発生したガンは、そのガンを引き起こすだけのこころの問題を意識的レベル、あるいは無意識的レベルを問わず、かかえているのです。
 それを解決しないまま、そこにガンになったことの“ショック”と、“なぜ自分がガンにならなきゃいけないのか!”という不安、不満、怒り、恐れなどといった感情が入り混じり、生きがいの喪失や自己の存在価値への否定といった想いにかられることになります。そして、このようなマイナスのこころのあり方が肺にガンをひきよせてしまうのです。

 東洋医学では、肺の感情は“憂いと悲しみ”となっています。
 憂いと悲しみとは、そういった生きがいの喪失や自己の存在価値への否定といったマイナスの思考と感情であると認識できます。

 肺の呼吸は生死に直結していますよね。呼吸が止まったら即死です。
 ですから、呼吸というのは生きがいや自己の存在価値というこころのあり方に通じていると思います。
 私はガンが初発部位から転移して肺ガンになるということは、生きがいの喪失や自己の存在価値の否定といったこころの状態が、肺にガンをまねいていると感じられるのです。

 つまり、ただ運が悪かったから、肺にたまたま転移したというようなものではなく、転移には必然性があり、原因と結果の関係でガンをまねいているのだと理解することができるのです。

 乳ガンは肺へ転移する場合のほか、肝臓や骨にも転移します。
 肝臓に転移するのは、肝臓の感情は“怒りとイライラ”ですから、夫婦関係が一番大きな要因となると想いますが、怒りやイライラがつのることが肝臓にガンをひきよせることになるわけです。
 骨に転移するのは、東洋医学では骨は腎のつかさどる組織ですから、腎のもつスタミナと志しとかかわっています。
 腎のもつスタミナは過労や不眠によって体力を消耗し、その結果として志しが弱まります。
 腎にやどる志しが弱まると、将来性や夢が絶たれ、絶望寒といったものにさいなまれ、それがガンをひきよせる?とも考えられます。

 以上はガン医療への問題提起の部分もありますので、率直な五位件やご感想などをおよせいただければ幸いに存じます。 
  今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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  1. 2007/07/22(日) 22:39:55|
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第40話 ガンとこころのあり方(1)

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、前回は東洋医学の心身一如の思想にもとづいて、女性の乳房と母性精・女性性について紹介しましたね。

 入房は肌肉に属し、乳頭のところは胃経が流注しています。
 ですから、入房は五行では土で脾胃の支配領域ということになります。
 土ということは、“母なる大地”ということで、入房には母性性がやどっているということでしたね。。

 東洋医学では内なる五臓に精神がやどっていて、それぞれに感情をもっていることを認識しています。その感情を五志と言います。
 五志とは、肝は怒り、心は喜び、脾は想い、肺は憂い・悲しみ、腎は恐れ・驚きです。
ということで、脾は思い悩む感情ですから、乳房には母性性に対する重い悩みという感
情が発病の要因となるわけです。

 一般に乳ガンは未婚女性の40才代に多いと言われていますが、必ずしもそうでも
ないとも書いてあります。
 未婚女性の場合、考えられるのは子どもがいないことなどから、やはり母性を発揮
できないで人生の終わりに近づいていく中での喪失感や虚無感が関与しているのでは?と思います。

 それから、40~50歳代の女性に多くみられる乳ガンですが、思春期の子どもをかかえる中での母親としての役割に思い悩むケース、子どもが成人になって親元を離れ、母親の役割を失った喪失感や虚無感を埋められないケースなどがかかわっていると言えます。。

 また、乳腺には肝経とよばれる肝臓に所属する経絡の枝が巡っています。
 月経前に乳腺が脹ってくるのは、この肝経のはたらきとかかわりがあります。
 肝は五行では木で、五志では怒り、イライラというストレスとかかわっています。
 ですから、乳房・乳腺には木である肝と土である脾とのバランスが重要となります。

 この肝経は子宮も巡って月経・妊娠と深くかかわっていますので、そこに女性性がやどっているとみることができます。
 ですから、夫婦肝経の中で、女性として認められていないという怒りやイライラ感がつのることによるものと想います。

 ガン宣告を受けると、だれでも
 「なんで私がガンなんかにならなきゃいけないの?」」
という気持ちになるそうです。それは、自分にはガンになる原因がないという気持ちを表しています。
 しかし、たまたまガンになったのでもなく、偶然にガンになったのでもないのです。必ず原因と結果の関係があるはずです。
 とくに、ガンではこころのあり方が大きくかかわっていることを認識することが大切です。
 そのこころのあり方は、一人ひとりによってケースは違うとは想いますが、無意識レベルで処理されていることも多いので、まずは意識レベルできちんと認識することではないでしょうか?
 ガンとこころのあり方がかかわっていることを証明するお話があります。
 以前に電車の中で、となりに座っていた人たちの会話から、こんな話が聞こえてきました。
 「うちの母親は末期ガンで、もう医者からは長くはないと言われて、あきらめてい
たんだけど、それが母親がボケてしまってね。
 そしたら、なんと、ガンが治ってしまったんだよ。」
 「そんなことがあるんだね。」

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  1. 2007/07/21(土) 20:41:05|
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第39話 女性の乳房を考えよう

 いつも、このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、今回は体型の話からですが)女性の胸の豊かさは、母性本能と比例するとよく言われます。
 東洋医学では、心と体は一体であり、別々に切り離して考えることはできないことを、古くから認識していました。これを、“心身一如の思想”と言っています。
 この考え方に立って内面と外面の関係を見ると、胸は精神性に深い関係があり、感情をつかさどる部分なのです。

 それでは、胸と感情に密接なつながりがあるとしたら、乳房そのものはどういう働きがあるのでしょうか?
 東洋医学から見ると、入房は肌肉(きにく)=脂肪組織に属しています。肌肉(きにく)は脾(脾像)のつかさどっている組織です。
 さらに入房の上、乳首(乳頭)のところは胃に所属する胃経という経絡が通っています
。胃も脾とともに食べ物を消化し栄養を吸収するところです。
 その脾胃で吸収した栄養は脾の運搬するはたらきによって肌肉(きにく)に貯蔵されるのです。

 これは余談ですが、女性がダイエットをすると、
 「胸から先にやせていく!」
なんて言いますが、それは入房も肌肉(きにく)の一部で、食べ物を摂生すると、栄養が入房に回らないってことになるわけです。。
。  
 その脾胃は五行では土に属しています。
 東洋の哲学では、“土は万物の母”と言われ、すべてのものをはぐくみ、養い育てます。“母なる大地”というのも同じです。
 つまり、人体では土である脾胃のつかさどる入房に母性性がやどっているということになるわけです。
 一般的な理解では、乳房は子どもを育てる役目をしますから、母性本能に係わりがあることは容易にわかりますよね。
 しかし、これは子どものことを思ってるかどうか、ということとは違うように想います。
 子どもを思いやるにはいろんな思い方があり、理性的に心を鬼にしなければならない局面もあると想います。
 乳房の表す母性本能というのは、動物的でヤミクモな無条件の本能のようなもののようです。ですから、普段は無意識レベルにあって、それを自覚することは少ないのかもしれません。

 もう一つ、入房にはかかわりのある経絡があります。
 それは肝臓に所属する肝経という経絡です。これは、その枝が乳腺に分布しています。
 肝(肝臓)とそれに所属する肝経は、五行では木に属しています。
 これが入房に分布しているのですが、ちょうど土の中に気の根が広がっているのと同じです。
 月経前に肝のはたらきがストレスなどでたかぶると、血の運行が悪くなり、入房が脹ってくることからわかります。
 肝経は子宮にも分布して月経周期にもかかわっていますから、女性特有の体のしくみをつかさどっています。ですから、肝経は女性性にかかわっていると言えます。
 以上をまとめると、今回は、女性の入房は母性精と女性性、土である脾胃と木である肝がつかさどり、両者のバランスが重要になるというわけです。
 次回は、乳ガンについて考えてみたいと想います。
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  1. 2007/07/20(金) 23:39:47|
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第38話 皮膚炎に対処する東洋医学的秘法

 いつも、このブログへの訪問、ありがとうございます。
 前回は、東洋医学の立場からアトピー性皮膚炎の病理について紹介しました。
 その中で、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気は、先天の腎の気が虚弱なために起こるということをお話しましたね。

 ところが、こういう場合もあるんです。
 あかちゃんというのは、お母さんのお腹の中から生まれてきて、初めて外界の空気に皮膚がさらされます。
 それまでは、羊水に保護され、肺での呼吸がおこなわれていなかったために、あかちゃんの皮膚はひじょうに未熟な状態です。
 東洋医学では、肺の気は皮膚と密接な関係にあることを認識しています。
あかちゃんの旺盛な陽気は皮膚から発散されます。そのためには、外界の気にしっかりとさらされることが必要なのです。
 つまり、あかちゃんの皮膚は、生まれてから、外界の気にさらされて、少しずつ発達していくわけです。

 ところが、最近は、“あかちゃんがかぜをひいてはいけない”と、厚着をさせているケースが少なくないですね。へたをすると、大人より厚着をさせている場合もあります。

あかちゃんは、もともと陽気が旺盛なので、体温も高く、熱を多く発散しています。
 ところが、厚着をさせることで、熱の発散がうまくいかず、皮膚に熱がこもってしまっている場合があります。
さらに皮膚が弱いために、ミルクの吐きこぼしや、何かに接触した刺激などでも湿疹ができやすいと言えます。
 そうした湿疹も、熱の放散がうまくいかないために治りが悪くなってしまっているのですが、アトピーではないかと親が心配する状況になりますね。

 しかし、こういうタイプの湿疹では幼稚園や小学校に入って薄着で外を走り回って、元気に遊ぶようになると、自然に治ってしまうケースが多くあります。
 これは、皮膚が外気にさらされて丈夫になり、陽気の発散が助けられるためです。

 ところが、かゆがるあかちゃんを心配して、湿疹にステロイドを使ってしまうと、はじめはよいのですが、だんだんに効かなくなり、さらに少しずつ強いステロイドを使い、本当にアトピー性皮膚炎になってしまうケースがあります。
 これは、ステロイドによって皮膚からうまく発散されない熱が体内に封じ込められてしまうのです。その熱が肺へいけば、ぜんそくになります。もし、鼻にいけば、鼻炎になります。

 これはじつは、アトピー性皮膚炎というよりは、ステロイド性皮膚炎といったほうがよいのです。皮膚に塗ったステロイドが炎症を抑え代赭される過程で、今度はそれが炎症を引き起こす引き金になってしまっているのです。
 こうなると、その炎症を抑えるにはステロイドしかありません。こうして、ステロイドを塗り続けて大人になった成人型のアトピー性皮膚炎とよばれるタイプでは、鍼灸でも漢方薬でも、治療は一筋縄ではうまくいかないですね。
 だからと言って、それまで続けていたステロイドを急に止めたりしないでくださいね。
長く使用していると、それだけ急に止めたときのリバウンドと言って、反動が強く現れますので危険です。
 あくまで脱ステロイドに理解のある医師の協力のもと、ステロイドから離脱されることが必要です。
 ステロイドを長く使用していたぶんだけ、先天の腎の気が虚弱になり、体力も落ちていますので、治療は長期戦になります。
 
 ステロイドを塗る代わりに、ワセリンなどを塗ったり、いろいろと保湿剤が使われていますが、最後に東洋医学の立場から一つ、秘法を紹介しましょう。
 皮膚炎を起こしているところに、馬油(バーユ)を塗り、その上からお灸に使うもぐさを薄く敷き詰めます。そして、その上から包帯で巻いて固定します。
 馬は五行理論では金に属し、肺に通じます。ですから、皮膚を助けてくれます。
 もぐさは熱を取り除く作用がありますので、皮膚炎を起こしているところには最適です。
 もちろん、その人のこれまでの経過によって、治療の経過はさまざまです。
 そして、すべてステロイドを否定するわけではありません。
 一時的に、もしくはどうしてもガマンできないときなどには、ステロイドに頼ることもよいと思います。問題は常用することだと思います。
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  1. 2007/07/01(日) 14:24:46|
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