気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

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第76話 漢方薬を飲んでいますか?

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 さて、最近はテレビCMなどで、“漢方薬”を目にすることがひじょうに多くなりました。これは10年前では考えられないほどの勢いです。
 それだけ、漢方薬が市民権を得てきたということですね。
 病院で処方される薬の中に、漢方薬が含まれていたり、漢方薬が処方されていたりすることも少なくないですね。

 「漢方薬には副作用がないから安心。」
であるとか、
 「漢方薬は長く飲まないと効果が出ない。」
といったことが言われていますが、ほんとうはどうなんでしょうか?

 私は鍼灸師ですので、薬のことをとやかく言うことはできませんが、東洋医学にもとづいて治療をしている立場で私見を少しだけ書きます。

 そもそも、漢方薬も鍼と同じように、証(あかし)にしたがって治療します。
 証(あかし)というのは、現代医学でいうところの病名のようなもので、この患者さんには、この漢方薬が合うとか、このツボに鍼をするとよいといった治療方法を示す診断名のことです。
 これは漢方でも、新旧でも先生によりますが、その証(あかし)を決めるために脈診を主におこないます。

 その脈診によって患者さんの飲まれている薬を確認していくと、その漢方薬が合っている人、合っていない人さまざまです。
 たとえば、昨日は○○湯という漢方薬が効いたと言っても、今日効くかどうかは別問題。もちろん、合っている薬もあります。
 同じ漢方薬を何年も、何か月も飲んでいるというのは…。

 ご自分の飲まれている漢方薬が自分にあっているかどうかは、脈診ができなくても確認できます。
 それには、Oリングテストをおこなうとよいですよ。
 右手の薬指と親指で輪っかを作ります。そして、家族のだれかに、その輪っかが開くように、左右から引っ張ってもらいます。
 輪っかを作っている人は、輪っかが開かないように力を入れます。
 最初に、その力の入り具合を確認し、その後、左手に飲んでいる漢方薬をもって、もう一度同じように、輪っかが開くように引っ張ってもらいます。
 このとき、輪っかに力が入って開かなければ、その薬は合っています。
 もし、指に力が入らず、輪っかが簡単に開いてしまえば、その薬は合っていないことが確認できます。
 ちなみに、携帯電話やたばこで試してもらうと、簡単に開いてしまうのがわかります。
 ですので、このOリングテストをする場合には、ポケットなどに携帯電話やたばこを入れた状態ではおこなわないでください。
 この方法で、ご自分に合った漢方薬を選んでくださいね。

 それから、もし薬剤師さんで漢方薬を扱っておられる方、漢方薬をこれから勉強したいという方など、もう少し詳しくお知りになりたい方は直接、私のほうへメールでお問い合わせいただければ、多少はお役に立てると思います。
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  1. 2008/01/19(土) 16:16:48|
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第75話 健全な精神は健全な肉体にやどる

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 さて、“健全な精神は健全な肉体にやどる”という言葉があり、これにはいろいろと議論もあるようですが、ここではこれを東洋医学的み考えてみたいと思います。

 東洋医学では腎には精が貯蔵されていると認識しています。
 この精は生命の根源をなすもので、受精卵から一個の人間を作る成長・発育の源でもあります。
 ですから、腎に貯蔵されている精が充実していることで、健全な肉体が作られるのです。

 それでは、この腎に貯蔵されている精は、どうやって充実するのでしょうか?
 父母から受け継いだ精は、出生後は、脾胃によって飲食物を取り入れ消化・吸収し、五臓を養います。いわゆる栄養の補給です。
 五臓が栄養で満たされ充実すると、余った分は、腎に精として貯金され、精として使われます。
 このようにして、わたしたちの肉体は飲食物によって作られているのです。

 むかしの人は、「食べたものが血となり、肉となる。」と言っていましたね。
 ですから、健全な肉体は健全な食べ物によって作られるとも言えるでしょう。

 東洋医学では、腎に貯蔵される精が充実すると、そこには“志”がやどると認識しています。
 志とは、字源的には“之”と同じで、「心に何かをもって進んでいくこと」を表しています。
 その何かとは、そう、“夢”ですね。

 腎に貯蔵される精が充実して健全な肉体が作られるのですから、健全な肉体があって初めて、わたしたちは“夢を見ること”ができるのです。
 これが、“健全な精神は健全な肉体にやどる。”ということになります。

 『孟子』には、「志は気の帥(すい)なり。」とあります。
 つまり、志しがあって時間的・空間的な変化を引き起こす気を指導するということです。
 言い換えると、潜在意識によって夢は実現するという、心理学でいうところのマーフィーの法則と相通じているのです。
 マーフィーは、「思考は現実化する。」と言いました。
 東洋医学では、2000年ほど前に書かれた『素問』という医学古典のなかに、「気より形を生じる。」とあります。
 
 健全な肉体にやどる健全な精神とは、物事に対して肯定的で、積極的な気です。
 もし、肉体が疲労困憊していて腎の精が消耗されていると、弱気になり否定的で消極的になり、志しは萎えてしまいます。
 志しが気を導き、その気より形、つまり現実が生まれるのですから、志しを達成する、つまり夢を実現するための道のりに起こる出来事は、たとえ苦難であっても、すべて“わくわく”した出来事として受け止めることができるのです。
 
 しかし、健全な肉体をもてない人では、健全な精神はやどらず、否定的・消極的で夢をもつことができないために、自分の身に起こる出来事に恐れ・驚きやすくなってしまうわけです。

 “夢を見ること”がいかに大切かが、おわかりいただけたでしょうか?
 大きな夢を描いて、ともに“わくわく”した人生を送りましょう。
 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 よかったら乾燥など、コメントを入れていただくとうれしいです。 

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  1. 2008/01/04(金) 21:02:54|
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第74話 あなたの思い込みは何ですか?

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、前回は肝・心・脾・肺・腎の五臓がもっている精神感情について紹介し、そのうち、心と喜びについてお話しましたね。
 今回は脾臓(膵臓)と思い悩むという感情についてお話したいと思います。

 脾は胃とともに、飲食物を消化し、栄養を吸収するはたらきを担っています。
 その脾には“意”という精神がやどっていることを東洋医学では認識しています。
 この“意”とは何でしょうか?
 
 じつは意は、我(が)と同じなんです。
 ですから、脾にやどる意が小さいほど好き嫌いなく、なんでも受け入れ食べることができますが、意が大きくなるほど、つまり我が強くなるほど、好き嫌いが多くなるということなんです。
 食べ物の好き嫌いが多いというのは、結局、我儘(わがまま)ということですよね。

 いま食べ物でお話していますが、これは食べ物だけではないんです。
 食べ物の好き嫌いの多い人というのは、人の好き嫌いもはげしいし、読む本や興味を持つことにも偏りがあるということに通じているのです。
 ですから、食べ物の好き嫌いをなくすことの大切さが、おわかりいただけると思います。
 そして、好き嫌いの嫌いというのは、たいていの場合は食べず嫌いです。
 食べず嫌いというのは、
 「これは、○○にちがいないから、いやだ。」とか、
 「これは、…だからおいしくない。」
などといった“思い込み”によることが多いですね。

 わたしたちはだれでも、何か思いこみといったものを持っていたり、思い込みによって行動したりということがあります。
 しかし、脾にやどる意が大きく、食べ物の好き嫌いの多い人というのは、あまり合理的ではない思い込みを持っていることが少なくないのです。

 たとえば、
 「コンビニ弁当は健康を害するので、食べるべきでない。」とか、
 「食べるものは無農薬、無添加のものでなければならない。」
といった思い込みは、間違いではないのですが、このように“…すべきである。”とか“…でなければならない。”、もしくは“…すべきでない。”といったような思いこみを持っていると、そこから外れたときに悩むことになるわけです。

 上記のような思いこみを持っている人では、何かの会合に出掛けたとき、そこで昼食として出されたお弁当がコンビニ弁当であったりすると、“コンビニ弁当は食べるべきでない。”と思いこんでいるために、それを食べなければならない状況では悩まなくてはいけなくなりますね。
 この悩みは、そのような思いこみを持っていない他の人からすれば、
 「いったい、何を悩んでいるの?」
ということになるわけです。

 ですから、「コンビニ弁当は食べるべきでない。」という思い込みを持っている人は、
 「コンビニ弁当は食べないにこしたことはない。」
というように、思いこみを書き換えると、状況によって食べなければならないときもあるということを受け入れることができるので悩まなくてよいわけです。
 これは一例ですが、このように何か合理的ではない思い込みを持っていることで悩んだり、パニック状態に陥ったりすることがあるわけです。

 そこで質問です。 
 あなたには嫌いな食べ物はありますか?
 それは、食べず嫌いといったたぐいのものですか?
 あなたには、どんな思いこみがあるでしょうか?

 まずは食べ物の好き嫌いをなくすことが脾にやどる意を小さくすることができます。
 そして、自分の思い込みに気づき、それが合理的でない思い込みであれば、それを書き換えるようにすることができると、今よりずっと楽しく生きられるようになると思います。
 それは同時に我儘(わがまま)と頑固をなくすことでもあるのです。
 おっと、これはわたしのテーマでしたね。(笑い)
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  1. 2008/01/03(木) 22:35:46|
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第73話 喜びと心臓の関係とは?

 新年、明けましておめでとうございます。
 本年も、引き続きこのブログに訪問いただけるとうれしく思います。
 本年は、さらに東洋医学について“気づきと学び”を深めていきたいと考えています。その一端でも、このブログで、お伝えさせていただけたらと思っています。

 さて、東洋医学では精神感情は肝・心・脾・肺・腎の五臓の内にあることを認識しています。
 五臓それぞれの内にある精神感情とは、肝は怒り、心は喜び、脾は思い悩み、肺は憂い・悲しみ、腎は恐れ・驚きです。

 これはどういうことかについて簡単に説明しますと、例えば肝のはたらきが弱まると、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなったりします。また、反対に怒りを過ぎると肝のはたらきを損なうことにもなります。
 同じように、脾のはたらきが弱まると、想い悩んでしまいやすくなります。また思いを過ぎれば脾のはたらきを損なうことにもなります。
 そして、肺のはたらきが弱まると、憂い・悲しみといった悲観的な感情が生まれやすく、また、反対に悲観的な感情は肺のはたらきを損なうことにもなります。
 それから、腎のはたらきが弱いと恐れ・驚きやすく、また、反対に恐れ・驚きを過ぎると、腎のはたらきを損なうことにもなるというわけです。

 このように、ある精神感情は特定の臓器のはたらきと密接な関係にありますから、東洋医学では、その臓器のはたらきを整えていくことで感情をコントロールすることができるのです。

 ここで疑問を持たれた人もいるでしょうね。
 心臓は喜びという感情と密接な関係にあるわけですが、上述した肝・脾・肺・腎の四つの臓器と同じように考えれば、
 「心臓のはたらきが弱まると喜びやすくなる(?)また喜びを過ぎると心臓のはたらきが損なわれる(?)ということになるの?」

 そもそも喜びという感情は良い感情ですよね。
 ですから、そのまま機械的に当てはめるだけだと、ちょっと理解しにくいですね。

 東洋医学を理解するときに大切なことは、必ず個々の臓器のはたらき(生理)と、そして臓器と臓器の相互関係を踏まえて理解することです。

 心臓は東洋医学では君主と位置付けています。
 君主というのは一国の主ですね。
 会社で言えば社長、一家で言えば一家の主ということになりますね。

 一国の君主は国民のために自分が何を与えることができるかが問われ、国民のために尽くし、国民に有形・無形を問わず与える喜びを知っている人と言えます。
 言い換えると、人の喜びお自分の喜びとすることができるということです。
 一家の主人で言えば、家族のために尽くし、喜びを与える存在であり、家族みんなの喜びが自分の喜びとなる人です。
 そして、人体では心臓が人体のすみずみにまで血液を送り、ぬくもりと喜びを与えます

 反対に人から与えられることを望むという、自分の欲望を満たすだけの喜びは一国の君主であれ、一家の主人であれ、そして人体での心臓であれ、その統率力は失われてしまうことになるわけです。

 このようにして、心臓が弱まると、喜びやすくなるというのは、自分の喜びのことだけしか考えなくなるという喜びです。

 まあ、だれでも、
 「あなた、心臓病ですよ。」
と医師に診断されたら、こころに余裕はなくなり、自分のことしか考えられなくなりますよね。逆に言えば、心臓のはたらきが良好であれば、こころにゆとりが持て、他人の喜びを喜びとすることができるわけです。

 心臓はこの世界で言えば、太陽と同じ存在です。
 太陽は見返りを求めることなく、だれにでもわけ隔てなく明るさとぬくもりを与え続けてくれる存在ですね。
 
 社会的に長のつく立場の人も、太陽と同じでなければならないと思います。
目下の人に、ただ給料を与えるだけでなく、働く喜びと生きがい、そして夢を与えることができたら、どんなにすばらしいことでしょうか。
 自分の欲望を満たすだけの喜びの感情をもっている長のつく人は、心臓病に注意してくださいね。
 これが、「喜びを過ぎると心を損なう」ということです。
 今年は、より多くの人と、ともに学ぶ喜び、自己実現の喜びを分かち合いたいと思います。
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  1. 2008/01/02(水) 13:23:12|
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