気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

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第109話 共存・共生の医学へ - 東洋医学・鍼灸

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、あなたは、胃潰瘍の原因菌である“ピロリ菌”をご存知ですか?

 胃の中というのは、非常に強い酸性(胃酸が出ているので)で、細菌などはいないと思われていました。
 そのため、胃潰瘍の原因は、ストレスであると認識されていたのですが、その胃の中から“ピロリ菌”が見つかり、現在ではこれが胃潰瘍をはじめ、胃炎や、ひいては胃ガンの原因だとされるようになっています。

 確かに、胃潰瘍の患者さんで、ピロリ菌を駆除したところ、潰瘍が治ったという事実もあります。

 しかし、高齢者の多くがピロリ菌を保有しているにもかかわらず、それらの人全てが胃潰瘍を発症しているわけではないことも知られています。

 とすれば、本当に胃潰瘍の原因はピロリ菌なのでしょうか?

 私のところへ来られている患者さんで、以前に胃が悪く(慢性胃炎)、そのためピロリ菌の駆除を行ったところ、その後から、逆流性食道炎になり、さらに帯状疱疹になったという方がおられます。
 また、特に胃の症状があったわけではないが、検査でピロリ菌が見つかったので、その駆除を行ったところ、その後から肝機能生涯になったという方や、アトピー性皮膚炎になったという方の話を聞きました。

 このような話を考えると、もしかすると、ピロリ菌と人間の胃は共生関係にあるのもしれないとも言えるのです。

 共生とは、2種類の生物が互いに何らかの関係を持ちながら共存する関係を言います。
 ピロリ菌の病原性ばかりが言われますが、私たちの知らないところで、免疫バランスを保ってくれていたり、胃の消化や肝機能に寄与してくれているのかもしれません。

 ところが、ストレスなどで生体側の条件が変わり、共生関係がくずれたとき、免疫系統に異常をきたし、その結果として胃潰瘍や胃ガンを発症させるのかもしれません。

 病気の起こった場所にいたというだけで、病気の原因菌、つまり犯人にしてしまうというのは乱暴な話ではないでしょうか?

 共生関係を裏切ったのは、もしかすると、人間の側かもしれませんよね。
 
 そうだとしたら、ピロリ菌に謝って許してもらえる生体環境を整えるのが共存の道だと言えます。

 何も症状が出ていないにもかかわらず、駆除するとか、排除するというのは、いかがなものでしょうか?
  

こういう視点で病気をとらえてみると、一見、ピロリ菌を駆除する胃潰瘍の治療は科学的のようですが、必ずしもそうではないということになります。(もちろん、全てを否定するわけではありません。)

 胃潰瘍を引き起こした生体全体にズーム・アウトしてみると、生体の免疫バランスがどうであるかという視点が見えてきます。

 そうです。調和・共存・共生こそ、東洋医学の治療の目指すところなのです。
 鍼灸治療の素晴らしさは、そこにあるのです。

 これって、人間社会にも当てはまるとは思いませんか?
 駆除する、排除するというのではなく、調和・共存・共生こそ大切な生き方ではないでしょうか?

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  1. 2010/07/17(土) 17:54:00|
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第108話 身体の右側に現れる症状

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、前回の話の続きで、今回は、
“身体の右側に現れる症状”について考えてみましょう。

 前回お話したように、東洋医学では、陰陽論から左は陽で右は陰に分類されます。
 この左の陽は肉体であり、右の陰とは精神に通じています。

 ですから、結論的に言いますと、身体の左側に現れる症状は、肉体的ストレスによるのであり、右側の症状は精神的ストレスによるのだと言えます。

 それでは、この精神的ストレスについて、もう少し解説していきましょう。

 東洋医学では、精神的ストレスを受けるところを、肝臓と認識しています。
 その肝臓は右の横隔膜の下に存在しています。

 肝は適度に発散することを好みますが、ストレスを受けて感情があふれると、それを抑えてしまう傾向があります。
 現代医学では、“沈黙の臓器”と呼ばれていますが、
東洋医学的には“我慢の臓器”とも言えます。

 肝は経絡の気の流れがスムーズに行くように助ける働きをしていますが、ストレスによって抑圧された感情が蓄積すると、肝の働きが失調し、経絡の気の流れにも支障をきたすことになります。
 これが、身体の右側に現れる、症状の背後関係です。

 ようするに、“我慢しすぎた結果”なのです。

 「我慢しすぎ」って言われても、そんなことないんだけど…という人もいるでしょう。
 そうですね、なかには、我慢してるわけじゃなくて、自然と感情を表に出さない正確の人もいるわけです。

 やはり、感情は適度には、笑ったり、泣いたり、怒ったりと外に出すことも大切なことではないでしょうか。
 もちろん、他人に感情をぶつけてしまうのは考えものです。

 右の偏頭痛、首の痛み、肩コリ、五十肩、腰痛、坐骨神経痛、変形性の股関節症や膝関節症など、右側に現れる症状の場合、人や仕事に対する不平や不満など、何がしか自分の中に溜め込んだ感情が背景にあります。

 それに気付かず症状だけを抑えようとしても、再発を繰り返し、いわゆる持病となってしまいます。

 肝臓がんや右の肺がん、右の乳がんなども、同じようなことが言えると思います。
 
 やはり、自分の心の在り方を見直す必要があると思います。

 頑張らない、そして我慢しない生き方、そんな上手な生き方をしたいものですね。

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  1. 2010/07/04(日) 12:39:28|
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第107話 身体の左側に現れる症状

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 今年の梅雨は、シトシト雨ではなく、各地で集中豪雨になっていますね。
 川の雑炊や土砂災害など、くれぐれも、ご用心くださいね。

 さて、早速今日のお話に入りますが、こんな人はいませんか?

 〈私は右ききなのに、いつも左側の肩が凝ったり、左側の腰が痛くなったりするんです。〉

 そこで、今日は、この“身体の左側に現れる症状”について考えてみたいと思います。

 もし、あなたが上記のような症状を感じているとして、
 「どうして右ききなのに、左が悪くなるんだろう?」
って疑問に感じたことはないですか?

 左側の症状って、上記の肩コリや腰痛だけでなく、偏頭痛にしても、首の凝り痛みにしても、また五十肩、腱鞘炎、肋間神経痛、坐骨神経痛、変形性の股関節症や膝関節症など、さまざまな病気でも、とにかく左側に現れるってことは、共通した原因があるんです。

 その共通した原因とは、
 “頑張りすぎによる肉体的ストレス”なんです。

  東洋医学では陰陽論から左は陽、右は陰に分類しています。
 この左の陽とは肉体であり、右の陰とは精神を指しています。
 
 この肉体(左)の生理学ですが、
 左の横隔膜の下には胃があります。
 身体を上下内外に巡る経絡と呼ばれる気のルートは、この胃につながるツボから始まり、十二の経絡を巡航して再び胃に戻り、絶え間なく循環しています。
 
 この胃を中心とした経絡の気の循環の度合いが、その人の肉体的な体力です。
  ですので、体力以上に肉体を酷使した場合は、その人のもともと弱い身体の左側に症状が現れることになるわけです。

  「頑張りすぎですよ。」って言われても、そんなことないんですが…。
という人もいらっしゃいますよね。

 ご自分で、“頑張ってしまう”っていう意識(自覚)がないんです。
 もともと頑張り屋さんですから、それが当たり前なんでしょうね。

 ですから、こういうタイプの人は、身体の左側の症状が現れたときには、思うように頑張れないので、落ち込みが大きいですし、
 また治療して楽になると、すぐに頑張って無理してしまう傾向があります。

 身体の左側の症状を多く持っている人は、その分だけ、
 《頑張らない生き方》こそが大切です。
 
 そのことに気づかないままでは、左側の症状が治らないままに、今度は右側にも同じような症状が出てきます。
 肉体的ストレス、つまり体力以上の頑張り状態が右にも現れてくると、それだけ病気は重くなったということです。

 また頑張りすぎの生き方を続けていると、ガンの発症の引き金にもなりかねません。
 胃ガン、左の乳がん、左の肺ガンなど、やはり左のガンには、そんな傾向があります。

  これを機会に、ご自分の生き方を振かえってみられてはいかがでしょうか?

 次回は、身体の右側の症状について考えてみます。
 

 今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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  1. 2010/07/03(土) 13:59:21|
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