気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

第125話 インフルエンザ対策

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 最近、寒い日が続いています。
 そんな中、インフルエンザが流行しつつあるようですね。

 寒気がする、身体がだるい、あちこちの関節が痛い、頭が痛いなどの症状があれば、インフルエンザをひき始めてるかも?

 でも、インフルエンザは決して怖い病気ではありません。
 怖いのは、むしろ、タミフルの副作用?です。

 鍼灸の治療法で、刺絡法(しらくほう)という微量の瀉血を行う方法があります。
 これを行うと、熱も早く下がり、経過が良いです。
 もちろん、病院で処方されている薬と併用してO.Kです。

 しかし、インフルエンザで鍼灸院へ治療に行かれる人は少ないと思います。
 そうなると、患者さんが刺絡法を受けることはできません。

 それで、よい方法があります。
 病院を受信したさい、おそらくインフルエンザだろうというとき(カゼでも同じですが)、通常、インフルエンザの検査だけ行われます。
 このときに、先生にお願いして、血液検査をやっていただいてください。
 もしも、先生が「必要ないよ。」と言われたら、

 「なかなか、日ごろ健康診断も受けられないので、せめて血液検査ぐらい、こんなときに受けておきたいんです。」
とでも言えば、やっていただけるでしょう。

 これは、検査のために20cc採血されることが、瀉血になるので、刺絡法を行うのと同じことになるからです。

 話を刺絡法に戻すと、刺絡法は通常、指の爪の生え際に鍼をして、15~30滴ほどの瀉血を行います。

インフルエンザに感染して、寒気はあるものの、まだ発熱していない時期に刺絡を行うと、間もなく発熱してきます。
 これは悪化したわけではありません。
 インフルエンザに感染して負けていた、病気に対する抵抗力が回復して発熱してくるのです。
 発熱してから、さらに刺絡を行うことで、病気が沈静化に向かいます。
 ですから1~2日が勝負です。

 もう既に発熱している場合、刺絡を行うと、なかなか血が出ません。
 このときは、インフルエンザの活動が盛んな状態だとわかります。
  解熱後に、同じように刺絡を行うと、血の出がよいことで、回復を確認できます。

 漢方薬では“麻黄湯(まおうとう)”が効果的な場合があります。
 O-リングテストで確認してから、服用されるとよいですね。

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  1. 2011/01/23(日) 17:34:10|
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第124話 鍼灸が効かない病気(2)

 このブログへの訪問、ありがとうございます。

 さて、前回はトランス脂肪酸について書きましたが、それだけじゃないんですよ。

 私たちの摂取する食品には、さまざまな化学物質が溢れています。
 もちろん、それらを摂取しようとして取っているわけではないのですが、年間に相当量の食品添加物を摂取してしまっているのです。
 
 その中には、病気との関係が特定されているものもあれば、そうでないものもあり、慢性の炎症性疾患や自己免疫疾患(アレルギー)などをかかえている人は、特に要注意です。
 こんな例があります。

 毎日、明け方になると、ぜんそく発作で苦しむ方がいらっしゃいました。
 この方は、胃腸の調子も悪く、また腰痛をかかえていました。
 鍼灸治療により、胃腸の調子もよくなり、腰痛も改善し、そして健康診断でも血液検査値が全て正常範囲で医師からほめられるほどでした。

 ところが、ぜんそく発作だけはよかったり悪かったりという波はあるものの、あまり改善していないのです。

 前回も書いたように、東洋医学における鍼灸治療は個々の病気を治すのでなく、病人の心身を調和させる治療です。
 ですから、他の症状は改善しているのに、ぜんそく発作にだけ効かないというのは不自然なのです。
 
 そこで、いろいろと調べてみましたら、保存料として使用されている“亜硫酸塩”が、気道粘膜を過敏な状態にして、喘息発作を誘発する危険性が認識されているということがわかりました。
 ひどい人では呼吸困難をきたす例も報告されているそうです。

 “亜硫酸塩”って、名前からして嫌な感じがしませんか?

 これが使われているものとして、ワイン、ビール、ドライフルーツなどが代表的なもののようです。
 これは酸化防止剤であり、細菌の繁殖を布施部ために必要な保存料で、無添加と書かれているワインでも、亜硫酸塩の使用は許されているというものだそうです。

 それで、さきほどの患者さんに尋ねてみますと、毎晩、ビールとワインを飲んでいるということで、すぐにやめてもらうことにしました。

 鍼灸の治療をしても、漢方薬を飲んだとしても、その晩にワインやビールを飲めば、治療効果を打ち消してしまい、結局、翌朝には、ぜんそく発作が誘発されてしまうことになってしまいます。

 また、この亜硫酸塩は、必ずしも気道の粘膜だけに影響するとは限らず、皮膚湿疹として現れることもあるようです。
 皮膚がかゆいと皮膚科に受診し、塗り薬をもらって塗ってみたものの、かゆみが治まらないという患者さんも、少なからずいらっしゃいます。
 こういった人の中にも、それが原因とは知らず摂取している食品添加物が亜硫酸に限らず存在しているのではないかと想像されます。

 特に、それが嗜好品である場合は必然的に量が多くなりますので要注意です。
 薬が効かない、また鍼灸が効かないという場合は、ちょっと見直してみてください。
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  1. 2011/01/14(金) 20:48:03|
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第123話 鍼灸が効かない病気(1)

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、東洋医学が誕生してから二千年以上が経過し、鍼灸や漢方薬の治療法は、これまでその歴史の洗礼を受けてきました。

 ですから、今更鍼灸が効くのか効かないのかを議論するなんてのは、野暮なことだと思うのは私だけでしょうか?

 「それじゃ、鍼灸は何に効くのですか?」
という声が聞こえてきそうです。

 そういう質問に、私は、
 「鍼灸は何でも治療できますよ。」
と答えます。

 すると、
 「えっ!何でも効くのですか?」
と突っ込まれそうです。

 「いやいや、何でも治療できますが、何にでもは効かないんです。」
と答えます。

 鍼灸や漢方薬の治療は、病気を治すのでなく、その人の心身を調和させる治療ですから、病気が何であれ、治療は可能なのです。
 
 ところが、病気にはさまざまな原因があり、やはり病気の原因をとりのぞかなければ、病気はなおらないわけですから、治らないものがあるのも事実です。
 ましてや、現代では東洋医学が二千年の間に想定していなかった病気ってのがあるわけなんです。

 それでは、本題に入りましょう。

 突然ですが、リノール酸って、ご存知でしょうか?
 栄養学では必須脂肪酸の一つとされ人体においては、その名のとおり必要な栄養素として知られています。
 しかし、現代人の食生活においては、このリノール酸は摂取過剰になっています。
 これが人体で代謝されてできるエイコサノイドという物質は、細胞膜レベルにおいて、炎症を起こしやすい状況を作ってしまいます。

 さらに問題なのが、トランス脂肪酸です。
 マーガリンやショートニングに含まれている油で、植物油を原料にしながら、実は水素を無理やり結合させて人工的に作った油です。

 このトランス脂肪酸は、いまや欧米では心筋梗塞の最も大きな原因とされ、法的な規制が始まっています。
 ところが日本では、まだまだ問題意識が低く、マーガリンが健康に良いと思っている人も少なくない感じです。

 さらに問題は、フライドポテトです。
 これに含まれるトランス脂肪酸の量は、許容量をはるかに超える量を摂取することになってしまうのです。

 日ごろからのリノール酸油の摂取過剰に加え、人工的に作られ人体では代謝できないトランス脂肪酸によって、炎症は一層悪化してしまいます。

 特に、アトピー性皮膚炎をはじめ、アレルギー疾患では、覿面です。
 
 もし、鍼灸治療を受けられてから、その帰りに、ファースト・フードのお店で、フライドポテトを一袋食べたとしたら、
それは鍼灸治療の効果を打ち消すどころか、翌日には悪化した状態になってしまいます。

 昨日、鍼灸の治療を受けたのに、効かないどころか、かえって悪くなったと誤解されかねませんね。

 鍼灸は最初にも書いたように、心身の調和をはかる治療法ですから、心身が対処できない人工的な化学物質には、対応しきれないのは当然なことです。

 有害なものをゼロにすることはできませんが、減らす努力はしていきたいものです。

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  1. 2011/01/13(木) 20:23:06|
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第122話 なぜ精神的病気に鍼灸が効くの?

 このブログへの訪問、ありがとうございます。

 さて、近年は精神ストレス社会と言われるごとく、うつ病やパニック障害など精神的な病気が増えています。
 鍼灸治療に来られる患者さんの中にも、そういった症状を抱えている方が少なからずいらっしゃいます。

 「精神的な病気に、鍼灸が効くのですか?」
と思われる人も多いと思います。

 もちろん、難しいものもありますが、中には効果的な場合もあります。

 鍼灸が効くとすると、鍼灸を頭にするの?
 鍼灸は脳に影響する?…と、いろいろな疑問も出てくることでしょう。

 東洋医学は、あくまで五臓六腑(内臓)を調整する治療を行います。
 その結果として、身体のさまざまな症状が改善していきます。

 これを現代医学的に考察してみましょう。

 不眠、うつ病、認知症、パーキンソン病など、いろいろな脳の病気には脳における
神経伝達物質であるセロトニンの減少が影響していることは知られています。

 じつは、このセロトニンは、その95%が小腸で作られているのです。
 そして、全体の90%は小腸内の細胞に存在しており、8%が血小板に取り込まれ、わずか2%が脳で心経伝達物質として働いているのです。

 これは意外と知られてないんですが、この小腸の働きに支障をきたし、セロトニンの生成が阻害されると、それが脳に影響するということになります。

 私たちは、何か精神的なストレスを受けると、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、食欲がなくなったり…と、消化器系統に症状を現すことがよくあります。
 
 これは脳(精神)に受けたストレスが、消化器に影響したと認識されていますが、
 じつは、逆ではないかとおもうのです。

 小腸の粘膜の下や筋肉層内には神経が集まった神経叢があります。
 この小腸の神経叢に、ストレスが影響し、小腸でのセロトニン生成が阻害され、それが脳に影響して脳の神経活動が低下してしまうということです。

 とすれば、東洋医学が五臓六腑を調整する意味も理解できるのではないでしょうか。
 鍼灸は、消化器系統の調整をはかり、ストレスに抵抗できる力をつけていくことで、脳の活動(精神力)を向上させていくことが可能なのです。

 一般に脳は中枢神経と認識されていますが、じつは小腸の神経叢こそが中枢で、脳は抹消なのかもしれませんね。

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  1. 2011/01/07(金) 17:34:52|
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第121話 明けまして、おめでとうございます。

 新年明けまして、おめでとうございます。
 出来る限り、このブログを更新していきますので、本年も、よろしくお願い申し上げます。

 さて、今年のキーワードは、“オリジナリティ”です。
 なぜかと言うと、2月4日からは七赤金星の年になります。
 金星というのは、自転方向が他の惑星とは逆向きで、独自の輝きを放っています。
 この金星のように、独自の輝きを放つことができるかどうかは、オリジナリティにかかっているわけです。

 鍼灸には、絶対的な標準治療というものがありません。
 そのことが、鍼灸師をめざす人にとっては、大変に困ったことではありますが、逆に言えば、オリジナリティを発揮しやすい世界です。

 ここで注意しておかなければならないことは、自己流とオリジナリティとは違うということです。
 このことは、別に鍼灸に限ったことではなく、あらゆる世界に共通しています。

 その違いとは何だと思いますか?

 結論から言うと、それは基本に忠実であるかどうかだと私は考えます。

 基本に忠実に知識や技術を積み上げていった先に、その人の個性が現れてきます。
 それが、オリジナリティです。

 一方、基本に従わず、自分勝手な理屈をつけて行うのが自己流です。

 プロ野球選手のバッティング・フォームをみていますと、そのことがよく理解できるんじゃないでしょうか?
 すごい選手ってのは、個性的ですが、基本は崩していないですよね。

 結局、極意とか、秘伝とか、そんなものはないんです。

 あるとすれば、どれだけ基本に忠実に行えるかってことです。
 私は20年ほど、この鍼灸の道を歩んでいますが、ようやく、そのことを実感できるところにきました。

 とにかく、鍼灸はおもしろいですよ。
 そして、素晴らしいです。

 そのことを、今年は、できるだけ多くの人に伝えていきたいと、改めて心に誓いました。
  今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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  1. 2011/01/06(木) 19:24:15|
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