気の医学講座

日常の出来事、鍼灸・東洋医学の治療など、さまざまな観点で気について取り上げてみたいと思います。

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第144話 本物経絡治療の見分け方

 このブログへの訪問、ありがとうございます。

 前回は、究極の日本鍼灸こそ、“経絡(けいらく)治療”であることを、お伝えしました。

 経絡治療では、脈診によって精気(抵抗力)と邪気(病因)の抗争(力関係)の状況を把握し、これに基づいて治療パターン(証)を診断して治療します。
 未病なら、ツボ治療でも効果があるのですが、邪気の入った発病となると、経絡治療でないと、邪気は取り除けないのです。

 そうなると、ぜひ経絡治療を受けたいと思われることでしょう。

 現在、鍼灸治療を受けておられる場合、脈診をされる鍼灸師かどうかが、その判断のポイントです。

 「それじゃ、脈診をされる先生なら、腕は確かだということでしょうか?」
という質問が出てくると思います。

 脈診は、熟練した鍼灸師にしか判断できません。
 そこで、「脈が整いましたので、これで大丈夫ですよ。」と言われても、患者さんは自分で確認することができません。

 もちろん、病気が軽い場合や、敏感な方の場合は、脈が整うと同時に、症状が軽快したり、身体が軽くなったりする変化を即座に感じます。
 しかしながら、そういうケースばかりではありません。
 治療後1時間してから、あるいは反日してから、もしくは治療の翌朝、目覚めたときに、治療効果を実感することも少なくありません。

 これこそが、鍼灸師が言うところの「脈が整った。」という意味です。

 もし、経絡治療を受けられる場合、一つ、よい方法があります。
 それは、治療の前に、仰向けに寝ている状態で、ご自身のお腹を、よく触っておくことです。
 軽く触ったり、少し押してみたりしながら、お腹全体の張り具合や、肌のツヤを覚えておいてください。
 治療終了後に、お腹が柔らかくなり、肌のツヤがよくなっていれば、その治療は本物で 
 邪気が取れたときには、お腹が柔らかくなるので、これで確認できます。

 そのとき、同時に、気分がとても良くなっていることに気付くと思います。
 
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  1. 2011/10/30(日) 22:31:02|
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第143話 経穴治療と経絡治療

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 前回は、未病は生理機能の失調、発病は精気と邪気の抗争ということについて、お話しました。

 専門書にも、「未病治療」こそ、東洋医学の特徴と言われていますが、じつは、東洋医学の真髄は、「発病治療」にこそあるのです。

 発病治療とは、精気と邪気の抗争に対して、邪気盛んなら邪気を取り除き、精気不足なら精気を補充するというもので、これを“補瀉迎随(ほしゃげいずい)”と言います。

 未病の生理機能の失調は、五臓六腑、気・血・水(津液)の生理機能の失調であり、これを調整するのに、経穴(けいけつ)治療が行われます。
 経穴治療とは、○○の症状には、△△のツボが効くというようなものです。
 
 例えば、不眠の人には、カカトの裏の“失眠(しつみん)”というツボが効きます。
 また、胃の調子が悪く、吐き気がする場合には、“内関(ないかん)”というツボが効きます。

 一方、発病では精気と邪気の抗争は、六経、すなわち経絡で行われています。
 そのため、これを処置する方法は、経絡治療しかありません。
経絡治療は、昭和の初期に、井上恵理(けいり)先生、岡部素道(そどう)先生を中心とする方々によって体系化された治療システムです。

 経絡治療は、経穴治療とは異なり、症状で治療穴が決まるというのでなく、その精気と邪気の抗争の状況に応じて治療のパターンが存在します。

 この治療のパターンを、東洋医学では“証(あかし)”と呼んでいます。

 この証、すなわち治療パターンを脈診によって診断し、治療するので、経絡治療のことを、「脈診流」とも言います。

 鍼(はり)治療というと、本場は中国だと思われている人も多いと思います。
 中国の鍼(はり)治療は、前述した経穴治療です。

 一方、精気と邪気の抗争を調整するのが経絡治療です。
 じつは、これこそが、究極の日本鍼灸なのです。

 次回、この経絡治療について、お話したいと思います。

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  1. 2011/10/25(火) 23:16:03|
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第142話 未病と発病

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、東洋医学では、病気を“未病(みびょう)”と“発病”の二つに分類しています。

 未病とは、一般的には、本格的な病気になる一歩手前の段階というように認識されています。
 自覚症状はあるが、検査しても異常が見つからない場合や、それとは逆に、自覚症状はないが、検査によって異常な数値が認められる場合などが、これにあたると考えられています。

 しかし、東洋医学が、本来、未病について意味しているところは、現代の理解とは、まったく違います。

 未病とは生理機能の失調による病気の状態であり、発病とは、精気と邪気の抗争が始まったことを意味しています。

 と言われても、何のことやら、さっぱり理解できないと思います。
 そこで、具体的な説明をします。

 寒気(さむけ)という症状がありますね。

 東洋医学では、この寒気(さむけ)を畏寒(いかん)と悪寒(おかん)に分類しています。

 畏寒(いかん)とは、冷えを感じて寒がるが、部屋の温度を高くしたり、厚着をしたり、温かい物を飲食したりすることで、その寒気が治まる場合をいいます。

 一方、悪寒(おかん)とは、いくら厚着をしても、部屋の温度を上げても、寒気が治まらない場合です。

 前者の畏寒(いかん)は、生理的に陽の気を生成する仕組みが弱いために、陽気の不足を生じておきた生理機能の失調です。
 ですから、これは未病です。

 これに対して、後者の悪寒(おかん)は、邪気の症状そのものです。
 身体に邪気が入ったので、邪気を取り除かない限り、その寒気は治まらないのです。
 これが発病ということです。

 確かに陽気の不足という生理機能の失調があって、そこに付け込んで邪気が侵襲して発病したわけですから、未病は病気の一歩手前とも言えます。
 しかしながら、実際には、未病が軽くて、発病が重いというようなことは言えません。

 未病であっても、現代の医学では大変な病名がつくケースもあるのです。
 例えば、関節リウマチなどの膠原病であったり、ガンであったりすることもあるわけです。

 でも、未病であるということは、生理機能の失調が原因ですから、その生理機能が回復するのであれば、病気は驚くほど治癒することもありうるのです。

 例えば、○○温泉に行ったらリウマチが治ったとか、××を食べたらガンが治ったなどという話は数えきれないほど存在します。
 これは決して、嘘ではないのです。

 でも、発病した病気、すなわち邪気が侵襲して精気との抗争が起きている病気は、邪気を取り除かない限り治らないのです。
 精気の弱りに伴って邪気は徐々に進行し、それに従って病気は少しずつ悪化していきます。

 この邪気を取り除く方法が、東洋医学の鍼灸であり、漢方薬なのです。

 今回は、未病と発病の違いを知っていただければと思います。

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  1. 2011/10/19(水) 23:02:07|
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第141話 カゼの予防

 このブログへの訪問、ありがとうございます。
 さて、めっきり秋らしくなり、朝晩は肌寒さを感じるようになってきましたね。
 昼と夜の気温差が大きいので、体長を崩している人もいらっしゃいます。

 そこで、こんな時期だからこそ、何と言ってもカゼの予防が大切です。

 まず気をつけなければいけないのは、お風呂上がりです。
 特に、髪の毛を濡れたままにして、自然乾燥なんてことをしていると、カゼ引きの原因になります。

 これは水分が蒸発するさいに、気化熱として体温が奪われ冷えるからです。
 今までは温かかったのでよかったのですが、これからはできるだけ素早くドライヤーで乾かしましょう。

 それから、寒さの邪気にやられるのは、背中が冷えることも原因します。
 背中に風門(ふうもん)というカゼの邪気の入るツボがあります。
 これは、ちょうど背骨の首の付け根から下へ指3本ほど下がったところ、背骨から指2本横へ行ったところです。

 カゼの引き始めに、背中がぞくぞくっと寒気がして、
 「あ、カゼ引いたかも…」って感じるところです。

 これは以前にも紹介しましたが、気温が下がってきて、なんか背中が寒いと感じる人は、ここにカイロを貼って当てておくと、カゼの予防になります。

 ここで大切なことは、カゼを引き起こす寒さの邪気というのは、“無意識”に影響するということです。
 それだからこそ、ちょっとしたことで、カゼを引いてしまい、
 「後から考えると、あれが原因だったかな?」と思うことになるのです。

 このように、無意識の冷え(寒さ)が邪気になるのですから、意識的な場合は逆に邪気にはなりません。
 邪気にならないどころか、むしろ邪気に対する備えを身体に準備することができるのです。
 例えば、寒風摩擦や冷水摩擦などがそうですね。

 あんなことしたら寒くてカゼひくんじゃないかと思ってしまいますが、そうではないのです。
 ちょうど、それは予防接種によって免疫を作るようなものです。

 サウナの後の水風呂も、同じ効果があります。

 温かいところにいるだけでは、かえってカゼを引くことにもなります。
 意識的に寒さに身をさらすこともカゼの世簿になることを知っておいてください。
 (でも体長の悪いときは、無理しないようにしてください。)

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  1. 2011/10/16(日) 21:51:54|
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