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さて、今日は、アトピー性皮膚炎についてお話したいと思います。アトピー性皮膚炎で悩んでおられる人が少なくないですからね。もし、少しでもお役に立てれば幸いです。
東洋医学では、身体の症状であっても、病気の根本を五臓のいずれかに求めます。
例えば、腰が痛いのは、腎(腎臓)の弱りによるものだとみます。それは、腎は腰にあって腰と密接な関係にあるからです。
それで、アトピーは皮膚に炎症が出るので、東洋医学を少し学んだ人なら、肺の病気と認識するかもしれないですね。肺は皮膚をつかさどる”と言って、肺は皮膚と密接な関係にあるからです。
現代の医学では、このアトピー性皮膚炎はアレルギー性の病気の一つとされています。もちろん、東洋医学には、アレルギーという概念はないのですが、東洋医学の立場から考察すると、アレルギーは“先天の腎気の虚弱によって起こる病気”と認識することができます。
この腎気の虚弱は体内にほてり(内熱)を生じます。このほてりが肺へいけばぜんそく、鼻へいけば鼻炎、皮膚にいけばじんましんやアトピーとなるわけです。
ですので、ぜんそくを薬で抑えたらアトピーが出たり、アトピーを薬で抑えたらぜんそくが出たりするというわけです。
このように肺と皮膚は密接な関係にあるのですが、現象としては肺の実熱という状態です。そして根本は腎の虚弱ということになります。
その腎の気をさらに弱めてしまうと、症状は悪化します。
例えば、夜更かしは腎の気を消耗しますから悪化します。
それから、甘い物の過食も悪化させます。ケーキ・チョコレート・あんの入ったまんじゅうは最悪ですね。
これら甘い物は五行では土の性質で脾に作用しますから、土である脾が旺盛となって腎の気を抑え、腎の気を弱めます。土剋水という相剋の関係です。
牛乳をはじめ、乳製品も、五行の土性の食品ですからやはり先天の腎の気を損傷し弱めます。
さらに、腎の気の弱りで生じた体内のほてり(内熱)が皮膚に上がってきて、かゆみを起こしていますから、たまごのように熱性の強い食品も、体内のほてりを増加させ、症状を悪化させるのです。
ですので、甘い物、乳製品、たまごなどは控えることが大切です。
そのうえで、皮膚炎やかゆみを起こしている身体内のほてり(内熱)を発散するために、お灸をお勧めいたします。
まずは、背中で、左右の肩甲骨に挟まれたあたりの背骨の上で押して痛いところにお灸をします。代表的なところは
身柱ですが、これより下でも押して痛いところがあればお灸します。
それから、
曲池の指一本上に上がったところで、ここも押して痛いところを確認してお灸をします。
ただし、ステロイド外用薬を長期にあたって使用している人では、アトピー性皮膚炎というより、ステロイド皮膚炎になっていますから、上述のように単純ではありません。
それについては次回にお話したいと思います。
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