美しさは健康の表現!心と体を磨く東洋医学の話

 真の美しさは、心と体がよい気でみたされているからこそ現れるものなのです。その心と体を磨くための、気にもとづいた東洋医学の知恵を紹介していきます。

第83話 頭寒足熱は健康の指標です

 この部ログへの訪問、ありがとうございます。
 前回は天地人の三才をベースに、「3」という数字の波動を活用して、よい気のリズムに乗ることをお勧めしましたね。
 今回は、天地と人体の関係について話を進めたいと思います。 

 天地の間に存在している私たちは、天と地の気を受けて存在しています。
 ですから、東洋医学では天地の構造と機能が、そのまま人体にも及んでいるとみています。
 これを、天人合一思想と言います。つまり、これは天地宇宙と人体は一体であるというとらえかたです。

 それでは、具体的に、どんなところが天地の気と類似しているのでしょうか?

 天である大宇宙の気は、冷たい気です。これを寒と表現します。
 天はお父さんですから、お父さんは厳しく冷たい存在ということです。でも、最近はそんなことないかもしれないですね。
 
 もしかすると、天空を上がっていくと、太陽に近くなるので、温かくなるイメージがあるかもしれませんが、実際には標高が高いほど気温は低くなりますよね。ですから天は寒です。

 一方、母なる大地の気は温かいですね。これを熱で表現します。
 お母さんは優しく温かい存在ということです。やはり、現代は核家族化の中で、お母さんが天と地の両方の役割をしていて大変なのかもしれませんね。

 さて、人体を天地にわけると、頭は天円く天に応じています。足は地に着いて地に応じています。その境はおへそです。
 それで、頭は冷たく(寒)、足は温かい(熱)となっているのです。
 頭が冷たいというのは、頭の陽気、すなわち熱が下に下がって頭がすっきりしているということを表現しています。

 それで、これを頭寒足熱と言いますが、これは天地の気に応じている人体の健康の指標となっているのです。

 もし、天地の気に応じることができなければ、天である頭が熱く、足が冷えて寒となります。これが頭熱足寒で、いわゆる冷えのぼせです。

 繰り返しになりますが、健康であるということは、天地の気に人の気が応じていることであり、病気になるというのは、天地の気に人の気が応じることができなくなったということなのです。

 でも、天地の気に応じるとか、応じることができないとか言われても、ピンとこないですよね。
 それは、無意識レベル、つまり潜在意識のレベルで対応していることですから、私たちの意識で、どうこうするものではないのです。 
 これを、『老子』は「無為自然」と言ったのです。
 
 無為とは、ただ何もしないというのではありません。私たちの意識レベルでは自然に身を委ね、その中で人の気は絶えず積極的に天地の気に応じてはたらいているのです。
 これを、現代の医学ではホメオスターシスと言っています。

 これで東洋医学と現代の医学がつながりましたね。 
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