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さて、東洋医学の思想は気を基礎として天地人の三才思想を根幹にしていることは
、たびたびお話していますね。
天は気、地は形、人は質をそれぞれ表しています。
天は大いなる宇宙であり、宇宙は夜空に見えるように、天の気に応じて私たちは夜には眠りにつきます。そして、睡眠をとることで、天の気は十万されます。これが先天の気です。
次に地は形です。肉体という形あるものを養うのが食物です。母なる大地の恵みとしての食べ物によって形は養われます。これが後天の気です。
それでは、人の“質”とは何を意味しているのでしょうか?
結論から言えば、質を決めているのは清か濁かです。
つまり、清いものは質がよく、濁っているものは質が悪いということです。
それで、人の体では、その質を保つために、大小便によって濁ったものを対外に排泄して、心体の清浄を保っているわけです。これが三焦の気です。
これで、天は先天の気で睡眠、地は後天の気で食事、人は三焦の気で排泄というわけです。
ですから、小便の出が悪いとか、便秘であるというのは、濁ったものを十分に排泄できていないわけですから、心体は濁って汚れていくことになるわけです。
それでは、“清濁”を分離しているところはどこでしょうか?
東洋医学では、それは小腸です。
小腸は胃で消化されたものを、清濁に分離し、濁ったもののうち、固形物は大兆、
水分は膀胱にそれぞれ送って排泄しているとみています。
この小腸における清濁の分離を支えているのは、小腸と表裏関係にある心臓の陽気です。
気には同じ波長同士が引き合うという性質、“同気相引く”という性質があります。
ですから、心の陽気が清いほど、省庁で清いものを引っ張り、清濁が良く分離されるということになるわけです。
反対に、心の陽気が濁っている、つまり怒り、憎しみ、恨み、妬み(ねたみ)、悲しみ、不平不満、愚痴などの精神感情によってもたらされるマイナスの気は、小腸で濁を引き、清濁の分離がうまく行えなくなってしまうのです。
そのため、大兆や膀胱からの濁なるものの排泄がうまくいかず、ますます心体は濁ってしまうことになるわけです。
このようにして、心体の濁った気は、気の流れを滞らせ、そして、同気相引くことによって病気だけでなく、悪い状況を引き寄せてしまうことにもなるのです。
(あの人のせいでこうなった。)
というひとがいますが、
病気というのは、だれのせいでもなく、自らの心がひきよせたということなのです。
心の陽気が清いというのは、素直に喜び、人を愛し、すべてに感謝し、何事も許すことができる心です。
だれにでも、“許せない”ことってありますよね。
私も修行中の身ですから、えらそうなことは言えませんが、許せない出来事があったときは、許せるかどうかが試されているんだなって思います。
無条件で許すことはできなくても、許すことができたら、気の波長は上がり、いまより、清い気になるので、次にはその気が良いことを引き寄せるということになるわけです。
そうすると、心からすべてに感謝できますね。
このようにして、健康であるか病気になるかは、その背後にその病気を引き寄せた、その人の心の質がかかわっているわけです。
現代は、病気の根っこに心の状態が深くかかわっていることが少なくないですね。
病気も、自分の身に起きた出来事も、自分の心によって引き寄せられ、そして心を映し出しているということが理解できると、そこから学ぶことも少なくないと思います。
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- 2008/04/26(土) 23:42:45|
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