美しさは健康の表現!心と体を磨く東洋医学の話

 真の美しさは、心と体がよい気でみたされているからこそ現れるものなのです。その心と体を磨くための、気にもとづいた東洋医学の知恵を紹介していきます。

第86話 お肉の旬を知っていますか?

 このブログに訪問いただき、ありがとうございます。
 さて、今日5月5日は何の日でしょうか?

 そう、皆さんご存じの子どもの日ですね。

 そして、もう一つ。
 二十四節季のひとつ、立夏です。
 暦のうえでは、今日から夏というわけです。(立夏は年によって一日前後します。)

 でも、じっさいには暦のうえだけではないんですよ。
 私たちの心体は今日の午前0時をさかいに夏の気のめぐりにかわり、心体(しんたい)を支えている五臓(内臓)では、心(心臓)のはたらきが王政となります。

 東洋医学では、肝・心・脾・肺・腎の五臓間の相互扶助と相互抑制によってバランスを保ちながら、それぞれの臓気が季節(四時と土用)に応じて旺盛となり、大気に適応してこそ健康であると認識しています。
 春は肝、夏は心、土用は脾、秋は肺、冬は腎という五臓が主宰するそれぞれの季節の大気に応じ、適応することができなければ、そこから病気が始まるのです。

 ですので、東洋医学では季節に応じた心体(しんたい)にしていくところに、治療の目標があるのです。

 養生の考え方も同じです。その季節に合った食べ物を摂取することが、その季節に応じた気を養います。

 お肉で言えば、肝を養うのは鶏肉、心を養うのは羊肉、脾を養うのは牛肉、肺を養うのは馬肉、腎を養うのは豚肉です。
 これが、お肉の旬なのです。

 いまは夏ですから、心を養う羊肉がよいということになります。
 夏のあいだは羊肉の臭みは少なく、味もよいということでもあります。
 北海道へお出かけの方は、ジンギスカンはお勧めですね。

 「夏のあいだは羊肉だけなのですか?」
という声が聞こえてきそうですので、もう少し説明しましょう。

 肝・心・脾・肺・腎の五臓で、となり同士の関係(相生関係)は相互扶助の関係です。その季節の気を養うのにはたらきます。
 たとえば、夏では、肝を養う鶏肉、脾を養う牛肉は心(心臓)のはたらきを助けてくれますので、よいと言えます。

 一方、一つ間をおいた前と、ひとつ間をおいた後にある関係(相剋関係)は相互抑制の関係です。
 たとえば、夏では、心のひとつ間をおいた前というのは腎であり、腎を養う豚肉、
 そして、ひとつ間をおいた後というのは肺であり、肺を養う馬肉は夏の心のはたらきを抑制します。
 夏の心(心臓)のはたらきを抑制する豚肉と馬肉は臭みも強く、味もおいしくないのです。
 ですから、病気の人では、夏の間は豚肉や馬肉はさけたほうがよいのです。

現代はハウス栽培により、野菜でも果物でも旬というのが感じられなくなりました。しかし、心体(しんたい)は食べ物に備わっている気を受け取り、敏感に反応しています。
 とくに、お肉の気は強力なので、季節に合わないものを摂取していると、病気の元となります。今日では、めたぼりっく症候群が話題になっていますから、お肉の旬についても知っておくのもよいと思います。
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  1. 2008/05/05(月) 18:03:36|
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